2017年08月07日

選択8月号

今日は今朝から何じゃこりゃって忙しさだ。何せ約10件の案件が同時進行しててどれも常にチェックが必要で、まるで盆と正月が一緒に来たのかって感じの月曜日の朝である。

 

先週からいろんなネタがぐつぐつしていたのだが、それが週末に一気に集中して大豆が煮えたぎる鍋から飛び出したり小豆が真っ赤なフライパンから飛び跳ねたりって感じの月曜日だ。

 

朝から臨戦態勢で来るメールや報告を端っこから片付けて返信作って対応指示してたらもう終業時間の午後3時である。

 

この時間に帰宅しないと夕方のラッシュに巻き込まれて車の中で1時間待機って事になるので午後3時にはとっととオフィスを出て歩いて1分の駐車場から車を出して僕と同じように早く帰ろうとする人々の車の群れに入ってノースショアへ向かう。

 

それにしてもオークランドの混雑は日に日にひどくなる。そりゃ東南アジア、ベトナムやタイから来た人からすれば「どこが交通渋滞?」って感じるだろうが、20年前の景色を知っている者からすればこれは間違いなく交通渋滞である。

 

人々はクラクションを鳴らすようになり黄色信号でツッコミ交差点で立ち往生する車が出てくるのを観てこれが交通渋滞以外の何物であるか?

 

そんな事言ったら東京の1960年代の神風タクシーとか首都高速が駐車場になった時代を知っている人からすれば「なめんなよ」だろうが、それでも僕らはオークランドの古い過去と比較するからどうしても「混んでる・・」と感じるのだ。

 

自宅に帰ったら仕事が終わりってわけがあるわけない。ここから今度は考える仕事だ。今日一日の対応を送付済みメールを読み返しつつ明日何が起こるかを予想して対応策を練っておく。

 

朝方はポジティブ、つまり積極的肯定的な発想が出来るが、午後遅くにオフィスにいるとどうしてもネガティブ、つまり消極的かつ否定的な発想になるのは人の世の常である。

 

だから一日の仕事の順序建ては大事である。準備さえしっかりしていれば後はその場で対応出来る。料理の世界でも仕込みさえしっかりしていればお昼に一気にお客が入っても対応出来るのと同様である。

 

午後は早めに自宅に戻りまずは風呂に入って副交感神経を動かして今日の反省と明日の対応をゆっくり考える。そしてテーマごとに文章でまとめて「明日すること」ってメールにして自分に送る。これで即応体制の一日は終わる。

 

ここから先は情報収集である。夜はネットやテレビや雑誌等で知識をつける時間だ。

 

今日は月初で日本から月間情報誌「選択8月号」が届いたので自宅で広げて読む。広げると言ってもA4サイズなのでお風呂に入りながらも読める。

 

・サウジアラビアのカタール侵攻はあるのか?

・カナダの不動産バブルの崩壊近し。

・トランプと旧ソ連の「黒い絆」

等など面白いネタが詰まっている。

 

「選択」が良いのは広告収入に頼らず読者の購読料で成立しているから、書きたい本音が書ける事である。また記者は本業の場所では言いたいことも言えず書きたい事も書けないけど「選択」では広告主に気を遣う記事内容制限が少ないので非常にのびのびと舞台裏を描いてくれるので勉強になる。

 

日本だと週刊新潮とか週刊現代とか文春とかが勢いあるけど、それでも暴露ネタを「選択」のレベルに上げてしまうと読者が読まないし読めないし面白くない。

 

週刊雑誌の読者が欲しいのはその場で読んで自分の頭ですぐ理解出来て他人を蹴落として笑えるネタ、例えば政治家の不倫とか金持ちの家庭裏事情とかである。

 

僕の仕事の進め方は世界の大きな視点から入って段々現場に向けて小さくマイクロスコープで「じゃあこれはどうなる?」と考える方法だ。最初に「こうあれば良いな」という期待を持たないので偏向した考えにならないから客観的に判断出来る。

 

サウジのカタールが日本に与える影響よりも中国が鴨緑江に配置している人民解放軍が何時行動を起こすのか、そちらの方に意識が集中する。

 

露のプーチンが欧米でがちゃがちゃやってても日本に直接の大きな影響はない。北方領土は既に政治問題でありそこに住む人もそこに住んでいた人にもすでに過去の話である。

 

戦争に負ける直前、日本は満州から兵隊が真っ先に撤退して民間人が残されて生き地獄を舐めて来た。弘兼憲史の「人間交差点」でもある老人が元兵隊に対して自分の怒りをぶつける場面がある。

 

戦後の北方領土は旧ソ連にとって日本の漁船からテレビやお菓子や現金を受取り日本の漁船に北方のカニや魚介物を獲らせる大事なビジネスの場所でもあった。当時の網走あたりにはレポ船と呼ばれる漁師がレポ御殿を建ててた。

 

そんな昭和の話を思い出しつつ日本の記事を読んでいると昼間の即応体制の脳みそが少しずつ緩和状態になり文章が頭に入ってきてそれが納まるべき場所に納まる。

 

カナダの不動産バブルを読みながらオークランドの現在の不動産価格が高すぎるのも今後考える必要がある。これが100万ドル?なんて物件は確実に値が下がる。オークランドも今年は不動産価格が下がるだろう。但し80万ドル以下の物件であればこれは地元のファーストホームバイヤーという買い手がいる。

 

中国の動きはあいも変わらず読めないが北朝鮮を火種として事件が起きれば極東アジアの地図は一気に変わるしその後の変化はまさに不可逆的に進むだろう、もう元に戻ることはない。

 

日の沈んだオークランドの自宅で本を読み知識を吸収して今後の地球全体の動き、日本の動き、それに影響される南太平洋の小島ニュージーランドの動きを考える。



tom_eastwind at 03:43│Comments(0)諸行無常のビジネス日誌 

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