2017年08月09日

日本人

今日も朝からお客様と面談で約2時間。今回は日本にある個人名義の不動産をNZの会社名義にして日本の国内財産でなくするという方法の検討である。

 

これには例えばNZで家族信託を設立して設立者、受託者、受益者を同一にすれば可能である。またはNZで株式会社を設立する方法もある。これはそのご家族の状況による。

 

こうすると日本に存在する土地でありながら所有者はNZ在住の会社なので国外財産となる。現行の相続税法でいけば国外財産は親子ともに10年以上国外に居住して居住認定5案件を満たせば相続税は発生しない。

 

更にNZの場合であれば永住権取得後5年経過すればNZの市民権申請が可能である。つまり10年待たなくても5年で日本国籍を離脱すれば親の財産を子供に無税で譲渡出来るのだ。

 

この方法は見掛けはとても簡単だが実際には手続き的に相当手間がかかるので実際に実行出来る家庭は少ないだろうが現時点ですべて合法的にやろうとすれば実現可能な方法である。

 

ただここで難点となるのが国籍離脱という心理的抵抗である。日本人として生まれて日本が好きなのに日本人を止めてしまうのか?そう考えるのが第一歩であろう。

 

しかしここでちょっと視点を変えてみて欲しい。あなたが好きなのは日本という土地と人々なのか、それとも日本政府なのか?

 

例えば明治時代に南米に移住した日本人は日系人と呼ばれながらも気持ちは日本人である。昔小泉首相が南米を訪問した時も日系人による熱烈歓迎があった。

 

彼等は南米政府の法律に従って納税して生活をしているが気持ちは日本人である。日本語を話し日本の歴史を理解し子供に日本語を教えるその生活は、生活する場所を他国に移しても心は日本人である。

 

そして日本国籍を離脱しても例えばNZの場合は日本とVISAウェーバーという協定があり毎回日本に入国する度に3ヶ月の上陸滞在許可が出る。

 

この仕組で一年のうち日本に最長6ヶ月滞在することが出来る。つまり日本国籍を離脱しても日本で生活をすることは可能なのだ。

 

では日本国籍を持つ意味は?健康保険?年金?けどこれから日本は少子高齢化になるので健康保険の個人負担率はこれから更に増加する。年金はこれから払った金額より受け取る金額が少ないという現実がある。

 

それではNZの健康保険は?老齢年金は?そう考えれば日本国民として日本政府を愛する必要があるのか?彼等日本政府はあなたの個人資産を国家資産に移そうとしているだけでありあなたの家族と個人資産を守ろうという発想はまったく無いのだ。

 

日本国籍を離脱しても日本人の気持ちは変わらない。そしてNZで普段生活をしていても何時でも日本に行けて長期滞在できる。もっと言えば日本でワークビザを取得すれば一年の滞在許可が出るし毎年延長出来る。

 

そう考えれば日本人の心を持ち日本を愛しながらも日本政府の仕組みにゃ乗らないぞって事もあり得る発想である。



tom_eastwind at 21:42│Comments(0)諸行無常のビジネス日誌 

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