2017年08月30日

Jアラート

んー、北朝鮮がまたもこの緊張期に日本を飛び越すミサイル発射した。米国相手にグアムに撃ち込むのはちと怖いが日本相手なら何発でも撃てるって勘定だろう。

 

北朝鮮の気持ちは分かるが、今この時期の発射はまさに「やばい!」である。

 

何故なら今は僕の推測ではトランプが世界の警察官を降りるための戦争を中東やアジアでやりたがっているし特に北朝鮮相手にはその背後に中国がいるから米国の本気度を伝えるために北朝鮮のトップ挿げ替えとかクーデターは十分に有り得る。

 

もしかすれば米国と中国が裏で繋がって、米国が仕掛けたように見せかけて実は中国も裏で手伝ってたなんて事も十分に起こりうる。

 

そんなの19世紀後半から20世紀半ばの中東ではサイクス・ピコ協定、アラビアのロレンス、米国の石油資源確保の中ではまさに誰も信用できない世紀の騙し合いと殺し合いの時代だったのだ。

 

そして第一次湾岸戦争でイラクがクエートに攻め込んだのもその直前に米国がフセインに対して「うちは中東に介入しないよ」と言われていざクエートに攻め込んでみたら米国が思い切り戦争仕掛けてきてぼこぼこにされたわけだ。

 

だから中東で起こった事が21世紀の北東アジアで起こらない保証など何もない。

 

今はソウル市民という人質がいるから米国もそう簡単に動かないと言ってるが、じゃあ第二次世界大戦直後の朝鮮戦争は何故発生して多くのソウル市民が犠牲になったのか?

 

あれは米国が出てこないと思った北朝鮮が仕掛けたわけだが、じゃあ一体誰がそう言ったのだ?状況的に考えられるのは中国とロシアであるが彼等だって大戦当時は仲間だった米国なのだから米国から何らかの情報があったのだと思える。

 

戦後の米国も一枚岩ではなかった。マッカーサーの足元でもGHQは完全に二つに分かれて暗闘を繰り返していた。その中の誰かが朝鮮戦争を仕掛けてマッカーサーを追い落としたとしても何の不思議もない。

 

そのような事を考える連中にとって北東アジアの黄色人種が死のうと関係無い。ベトナム戦争時代の米軍の言葉にこんなのがある。「死んだグックは良いグック」。グックとは当時のベトナム人に対する俗語である。

 

米国が正面から仕掛けてその反動で北朝鮮が陸軍勢力でソウルに殴り込めばこれはまずいだろうが北朝鮮が独自の判断で38度線を越えて攻撃を始めれば米軍にとって戦争を仕掛ける理由になる。

 

第二次世界大戦当時に国民の戦争反対を押し切って日米戦争を起こしたかった米国大統領はパールハーバーを起こすことでその機会を掴んだ。

 

それは911テロでも同様であり米国にとって必要なのは大義名分である。その為に自分以外の他人が死ぬことは常に「想定内」なのである。

 

そんな状況で米中、米韓、それぞれ思惑が舞う中で意外と落とし所なのが日本にミサイルを撃ち込む事である。

 

それも東京等の都会ではなく適度な田舎、例えば日本海側の新潟とか福井あたり、または北海道の田舎街に一発撃ち込む。

 

これなら弱腰で事を荒立てない日本政府が全面戦争を仕掛けることもないし米国も動かないよ。そう中国に言われて北朝鮮がメンツのために一発撃ち込む。

 

するとその瞬間に鴨緑江に控えていた人民解放軍が平壌に向かって一気に攻撃を仕掛けて世界平和のために金正恩を打ち取る。

 

そして金正恩の席に座るのが金正男の子供である。だからこそ昨日も子供を保護している団体からメッセージが発せられている。

 

この状態、客観的に観れば相当に危険なのだが、日本では「Jアラートが発動されましたー」とか、梅雨明け宣言じゃないだろって感じである。

 

日本は現状では北朝鮮が撃ち込んだミサイルを迎撃するしか出来ない。後は米国に任せるしかない。しかしミサイルを迎撃出来ない場合は死に損である。

 

今回の騒動で少なくとも米国本土にミサイルが飛び込んでくることはなく中国領土にも落ちてこない。被害予想はソウル市民か日本国民である。

 

歴史的に世界中のあちこちで何百回となく繰り返されて来た事である。世の中はいつも平和な脳みそ連中から潰されていく、そういう風に出来ているものである。



tom_eastwind at 15:04│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔