2017年09月06日

博多

香港の中華レストランは実に良かった。お客様が予約してくれたレストランなのだがうちの奥さんもよく知ってるお店でサービスも手早く料理も独創性があり、いかにも昔からの香港レストランである。

 

お客様と最近の香港事情や今後の金融事情など話しながら食事を楽しむ。特に最近の日本の金融事情が如何に異常なのか、合理性がないのか、社会主義化しているのかと意見が合う。

 

翌日は香港から福岡へ移動。ドラゴン航空はキャセイ航空の子会社であり元々は中国大陸向けに飛ばしていたが今は香港から日本への直行便も飛ばしており約3時間で福岡に到着。映画一本観るのに丁度良い時間である。戦前はこの距離を日本帝国海軍が飛んでたんだなと感に浸る。

 

福岡空港ってのは本当に便利な場所であり国際空港から街の中心地である博多駅まで地下鉄で10分、ビジネス街である天神まで20分もかからず。感覚で言えば品川駅から恵比寿の距離感である。

 

ホテルにチェックインして中洲にある夏はオコゼを食わせてくれるお店を訪問。食べログではないがこの店の食い物は旨い。昭和の時代からやってるがバブルに弾けず地道に美味しいものをお客様に提供して現在もちっちゃな店だが毎日美味しいものを出してくれる。

 

メニューはあるけど、どちらかと言えば店主が「今日はこれが良いですよ」と言われるものを頼むのが一番良い。何せ食べログではないが何でも旨いけど、やはり旬のものが旨い。

 

店主が「お、以前も来てくれましたよね」と声をかけてくれて、今日はオコゼが良いですよって言われてお願いするとしばらくして料理人が目の前に網に入ったピンピン跳ねて生きてるオコゼを持って来てぐいっと持ち上げて「これです!」と、まるで香港式である。

 

オコゼは旨い。ふぐは高級料理であるがオコゼの刺し身は柔らかいふぐのようででありとにかく柔らかくて油っぽくなく淡青な味がスッキリとしてポン酢に付けなくてそのまま食っても旨い。

 

オコゼは鯛刺し身よりも間違いなく旨い。けどこれは料理人の腕によるのでこういうお店でないと美味しいものは食えない。博多にはこういうざっけないけど旨い店が多いのでうれしい。

 

今日の福岡は雨が降ったりやんだりの天気だが美味しいものを楽しめる福岡は良いのだ。



tom_eastwind at 14:58│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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