2018年01月14日

氷水(こおりみず)

うちの奥さんが日本に滞在する度に必ず文句を言うのがレストランや喫茶店で出される氷入りの水である。

 

中國や香港では基本的に冷たい水は出さない。これは漢方では体を冷やすのは万病の元と言われているからだ。

 

なので日本に行く度に冬の北海道のラーメン屋でも氷入りの水が出て来て「すみません、氷なしの水を下さい」と言う話になる。

 

最近の日本インバウンドで多くの中国人が日本を訪問して景色や人々や文化を楽しんでいるが、氷水だけは彼らが受け入れることはないだろう。いくら日本文化とは言え自分の健康を害するようなものを飲むわけにはいかないからだ。

 

オークランドではガタイのよい連中が真冬でも半袖で街を歩いているが彼らは常に運動して筋肉があり熱を発している。中国人は自宅の中でもヒーターではなく厚着をして体を芯から温める。

 

しかし日本人の場合は焼きたての焼き鳥を食って思いっきり冷えたビールを飲んで、中国人からしたら「おいおい、お前は自殺願望か?」となるのだ。

 

実際に日本人の体温は50年前の36.8度に比べて下がっている。最近では35度なんてのもあるくらいで、そりゃ病気になるでしょって体温である。

 

体温が下がる原因はいくつもある。例えば運動不足、塩分の取らなさ過ぎ、ストレス、夏のクーラーなどがあるが、冷たいものを食べたり飲んだりするのは直接的な体温下げの原因であるのは間違いない。

 

体温が1度下がれば新陳代謝が12%、免疫力が30%低下して病気になりやすくなるわけで約2度下がった現在では免疫力が60%下がるわけで、そりゃ病気にもなる。

 

かくいう僕も日本で生活をしていた頃はガンガン氷水を飲んでいたわけでその意味では立派な戦犯であるが最近は奥さんの厳しい指導で随分と冷たいものを飲まないようになった。

 

だからと言ってパーティの場の雰囲気を壊すわけにはいかないから最低限の礼儀は守るけど、冷えた白ワインよりは常温の赤ワインとか、日本酒なら少し温めるとかである。ビールは最近全く飲んでないが次はドイツ人のように室温で飲んでみるかな。

 

勿論糖質制限もあるので糖分摂取は考えるが温度管理は別物であるので、これはこれで考える。

 

考えてみれば人間の身体の中には内臓があり臓器は常温で活動しており普通に生活すれば現在であれば100年くらいは利用可能である。

 

その臓器に癌とか病気が出てくるのが運動不足とかストレスとかが原因の冷え性で新陳代謝が下がり免疫機能が弱まった結果として異常細胞である癌を発症するなら少なくとも氷水を飲まないのは実行しやすい1つの生き残り手段である。

 

何だかいくつになっても奥さんに教えてもらって生きてるな、よく飽きもせずに色々教えてくれるな、感謝の毎日である。

 

日本の氷水文化は右に倣えの賜物であるが、これもどこかのメディアが取り上げて「氷水、からだに悪いんだってよ」ってやればそこから一気にレストランや喫茶店で「お水は氷お使いになりますかー?」と変わっていくような気がする。



tom_eastwind at 20:39│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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