2018年01月23日

橋下徹氏が名誉毀損で訴える相手

橋下徹氏は現役政治家を辞めても喧嘩人である事は止めないようだ。今回の記事でも大阪時代の名誉毀損に関して自称ジャーナリストを告訴するとのこと。

 

http://blogos.com/article/272548/

 

今回の自称ジャーナリストは橋下徹氏の出自に関して個人情報を暴露したりするが、それは公人としての彼の活動とは何の関係もない。誰も出自は選べないからだ。

 

本人の責任でないことを本人の責任のように書くのなら人の痛みを知らず良心を持たないサイコパスであり安倍首相が昔地元で政治家として何やって来たかを記事にする方が余程公益であるのに書かないからジャーナリストではない。

 

彼の出自が事実であるという点と、それは個人情報であり公益に当たらない、自称ジャーナリストが自分の記事売りたさに商業目的で情報暴露すれば、これは明確な名誉毀損である。

 

橋下氏の喧嘩上手は観ていて良く分かる。喧嘩に一番大事なのは周囲の状況を読み自分の立ち位置を理解して、この喧嘩で負けたら最大の被害はどれだけかを理解することだ。

 

喧嘩に慣れてない人は何故か「正義は勝つ!」と思い込む。けどそれは映画の見すぎである。そして自分の正義は誰も同じ、世界共通であると思い込む。けれど事実はこの世では「勝ったものが正義」であり「自分の正義」は自分だけの狭い世界の価値観でしかない。他にも十人十色の正義があるのだ。

 

そのことに早く気づき喧嘩の作法が分かればあまり負けることはないし被害も少なくて済む。その意味で今の日本は喧嘩下手なのが多い。運動会とか、幼児教育不足なのか?

 

今回の橋下徹氏が問題としているのは名誉毀損で、これも多くの日本人がネット社会で大きく勘違いしているのだが、名誉毀損とはその容が事実かどうかは問わず本人の名誉を情報公開することで毀損した場合に適用される「犯罪」である。

 

ところがこれがまた困ったことに普通の日本人は事実を言うことは罪ではないと言う。けれど事実って何だ?裁判所で判決の出た話か?

 

個人の名誉は事実かどうかではなく公表するかどうかが争点である。

 

そしてこれにネットが発達して誰でも書き込めるようになると日本の刑法や民放も理解しないまま平気で他人の情報をネットで上げて裁判で訴えられている。

 

特に公益と言う分野においては例えば政治家は税金で国民のために働く公僕であるから彼らが何か不正をすれば告訴または告発と言う手段が取れるし場合によっては新聞で記事になる。

 

けれど50過ぎた病身の芸能人が病弱の妻を介護しつつ自分も弱っているのにその個人情報を暴露して記事ネタにするのは、明らかに名誉毀損である。その前にそういう雑誌を買う人も同罪と言って良いのではないか。

 

インターネットが馬鹿発見器であるのはネットに流れる情報を観れば一目瞭然である。まさに玉石混交、20年前なら団地の掲示板程度で済んでた話が現在は一気に世界中を駆け巡るのだ。

 

21世紀にインターネットを使うなら、まずは各国の法律と文化、次に少なくとも正しい日本語の読解力、そして最後に人に対する優しさがなければ貴方の生活に悪影響を与えることは間違いない。

 

言い方を変えれば、耳をヘッドフォンで塞ぎ目を携帯の画面に集中し前を見ずに自転車で歩道をビュンビュン飛ばして行けば事故るのは当然と言うことだ。

 

それから名誉毀損とはちょっとネタが違うけど、5年前と違い今の日本警察は明確にネット対策班を強化して優秀なハッカーを警察が雇う時代になった。昔のような刑事の足と勘で思い込み捜査は誤認逮捕を繰り返し警察はその反省からネット対策を一気に強化した。自分がネットカフェから発信したら正体が分からないなんてもう過去の遺物である。

 

貴方が日本中どこにいようとネットで「小学校爆破します」と書き込めば警察は必ずあなたの所在地を掴み上げる、それも短時間で。Nシステム、連動する防犯カメラ、顔認識ソフト、普通の人が逃げ切れられる時代ではない。

 

だからこんな時代こそ意見があれば堂々と論陣を張って相手とやりあえば良い。相手の名誉毀損で足を引っ張るのではなく対談でも論戦でもよい、きちんとネットに成熟した社会を作るべきだ。そうすれば警察もいきなり国家権力を使用することはない。

 

その意味では「一般市民に告ぐ。法律を知りネットリテラシーを持て」である。



tom_eastwind at 19:50│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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