2018年02月15日

バカの使う英語

日本の記事を読んだりニュースを観たりしていると、とにかく略式英語が多い。

 

スマートフォンがスマホになったりスケートボードがスケボーになったりするのはまだ日常生活の範囲内としても、ビジネスマンが平気で「コミットメント」とか何とかカタカナ英語を並べてそれでまるで自分が偉くなったように話すのを聴いているとこっちの耳が痛くなってくる。

 

英語でなければうまく表現出来ない場合はまだしも、昔からきちんとした日本語があるのにカタカナ英語にしてしまい、こっちが聴いてると何を言っているか分からないから聴き直す。

 

すると相手はまるで鬼の首を取ったように嬉しそうにまるで「何だそんな事も知らないのか、おれは知ってるぞ」って顔をするのだが、こっちは原語である英語の意味で考えるから相手が何を意味しているのか悩んでしまう。

 

本来のCommitmentは様々な意味がある。関わる、約束する、誓う、枠、業界によっても使い方が異なる。

 

なのにご本人は自分の業界だけで使われている、それも和製英語であると理解せずに単純に「イケてる」と思って他人と差別化するために使っているのだろうが、実にアフォーである。この場合のアフォーはカタカナ英語ではなく阿呆を日本語的に俗語化したものである。

 

英語を公用語にする日本企業もあるしそれはそれで悪いと思わない。但し英語を学び使うなら原語の本来の意味を理解していないと英語を母国語とする連中からみたらみっともないだけである。

 

むしろ正しい適切な日本語をまず学びこれからは自動翻訳も進むわけで適切な言葉を日本語が話せない人々に伝える際には通訳を使えば良いだけだ。

 

それに発音が痛い。例えばりんごを英語で言うと「アップル」と思い浮かべるだろうが、実際の発音問題としてはカタカナでは書きづらいが「えっぽー」が近い。「あ」と「え」の間の発音と語尾のLEがその前に来る音によって変化する。

 

僕が未だ持って正確な発音ができない単語に”Fern”がある。他にも沢山ある。山ほどある。だから僕は発音の難しい単語の場合は他の発音しやすい言葉に使い分けることにしている。

 

更に同じ英語であっても英国語とキーウィ英語は微妙に違うし米語とも発音が異なる。

 

オーストラリア人が米国に旅行に行った時に「何時来たんだい?」と聴かれて「死に来たんだ」と返す冗句はよく使われる。

“I came here today” をオージー英語で発音すると “I came here to die”になる。

 

昔松田聖子が米国で英語で歌を歌った時、それを聴いた米国人が拍手しながら「君の日本語は素敵だよね、何だか英語のようだよ」と言われた話がある。

 

このように英語と言っても様々な使い方や発音があるわけで、分からずに乱用して他人より偉いもんねと思うのは止めた方が良い。むしろ日本語しか出来なくても「粗にして野だが卑ではない」姿勢で堂々といるほうが余程かっこよい。



tom_eastwind at 12:54│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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