2018年03月13日

霞が関サイクロン

昨日の午後はオークランドにサイクロンがやって来て気温が16度まで下がり「うわ、冬だぞ」と思いつつフリースのジッパーを上げて自宅に帰ったのだけど、自宅もすごい冷え込んでて夕食後はとっととベッドに入って仕事。

 

日本だと16度と言っても普通だろうけど夏場のオークランドで16度はさすがにきつい。贅沢言うな、夏場でも20度前後、冬場でも10度前後、東京の気温に比べたら話にならんくらい緩い!と思うだろうが20年もオークランドに住んでいると16度はきついのだ。

 

特に昨日の午後遅くから土砂降りの雨と強い風がオークランドを襲い自宅の屋根をバンバンを雨が叩いてた。

 

しかしそんなのは今の日本の東京の霞が関からすればぬるま湯のようなものだろう。

 

森友問題、本来は新聞が騒いだ小ネタにしか過ぎなかったのに財務省の連続した杜撰な対応で大変な騒ぎになってしまった。

 

誰がリークしたかは大事ではなく天下の財務省がこんな書類の偽造をやるなんて公文書偽造だとわかっているだろうし財務省の外の人間だって普通に法律を知っていれば「やるはずはない。費用対効果があまりに合わない」と判断していた。

 

ところが外の常識は中の職員には通用しなかったようだ。

 

今回の事件ではすでに自殺者が出ておりこれから特捜部が立件を視野に入れて逮捕者が出るだろう。

 

思えば財務省は大蔵省と呼ばれていた時代に大不祥事を起こして大蔵省を分割されて金融庁が作られた。大蔵省自身は財務省と名前を変えてそれから7年くらいは何も出来なかった。

 

2001年から2006年まで総理を務めた小泉首相の時代は官邸主導であり財務省は完全に死んだふりをするしかなかった。

 

けれどその後自民党が1年単位で首相交代、実務を取り仕切る財務省が次第に勢いを付けて来てその後民主党が政権を取った時は思い切り民主党を振り回して勢いを取り返した。

 

そのままきちんと仕事をしてれば良かったのに篭池とか安倍首相の奥さんとかがわいわいやって、付き合う必要ないのに彼らに付き合うように忖度して、ここまでならまだしも、どうせ書類書き換えやるなら全部口裏合わせろやって話なのに、特捜部に出した書類と国会に提出した書類の內容が違うなどとバカな事をやってしまった。担当者は一体何をやっているのだ?

 

ならば早期に警察のトップに話して原本書類の入れ替えをこそってやれば良かったのにそれもしてない。

 

ここまで財務省の対応がチグハグなのも情けない限りである。

 

この事件の一番の要点は安倍首相が1年前に番記者に語ったように「国有地売却なんて首相案件じゃない」である。

 

まさにその通り。年間表向きの予算で90兆円、特別会計を入れれば100兆円は軽く越している日本政府の予算を執行している親玉が、たかだか10億円程度の案件に対応するか?考えれば分かることだ。

 

そして勘違い妻が何をやるにしても財務省がいちいち相手にする必要はない。

 

なのに今回は、

1・勘違い妻を忖度した役人がいて、

2・決裁文書にいちいち政治家や勘違い妻の名前を記入した役人がいて、

3・問題になると決裁文書を改ざんした役人がいて、

4・更に特捜部に提出する書類を本当の原本にした役人がいて、

5・議員に渡した書類と辻褄が合わなくなり、

遂に霞が関サイクロンを完成させたというわけだ。

 

ただ今回の案件、これで麻生財務省や安倍首相の首を取ると言う話にはならないだろう。あくまで財務省の中だけで片付けるべきだ。

 

だってどう考えても森友問題とは麻生財務省の首を取る問題とは思えない。財務省内部の自爆なのだから。財務省役人の任命責任って言うなら民間企業の職員が事件を起こす度にその企業の社長は辞任するのかって話である。

 

ただ折角の機会だからこれを針小棒大にして大蔵省を解体した時のように今の財務省から国税庁を切り離してはどうだろうか。

 

国税庁は財務省職員の天下り先になっているから、まず組織を切り離す。次に国税庁を国民の年金を徴収する各種年金事業財団と合併させる。

 

年金財団等と言っても国民にとっては名前を変えた税金である。そして年金を払わない時に取り立てる方法としては税務署が本職である。

 

歳入庁という仕組みはまだ日本にはないがNZではIRD(Inland Revenue Department) 、米国ではIRS (Inland Revenue Service)と言う名前で財務省とは切り離されて独立した調査権を持って活動をしている。

 

大蔵省ノーパンしゃぶしゃぶ事件ではその代価として金融庁を切り離した。今回の森友書類改造事件では国税庁を切り離せばよい。



tom_eastwind at 07:58│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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