2018年03月22日

アラカン山脈

今日はかなり頭に来た話でブログを書くが、ほんとに日本の優秀な大学を出た社会人がビジネスという戦争するのに戦略企画の段階で物事を考え抜いてない。

 

なあなあで何となく始りこうなったらこうなると言う順序立てもないまま「やれば出来るだろ!」と精神論ばかり大声でどなり細かい点を詰めてないから途中で何度も企画の根本を変更をする。

 

その度に本来目的を忘れてとにかく目の前を通り過ぎるための手段が目的化する。結果として本来目的とは違ったものになって失敗してしまう。それから全員が誰かに責任を押し付け合う。

 

こんな簡単な事がわからないし出来ないのは明治以降の日本の学校教育にある。日本の学校教育は極端に言えば戦場の兵士や工場の歯車を作る仕組みであり自分でものを考える事を徹底的に否定する教育である。

 

だから答のある場面では皆が「そこに到達する道」を考えることが出来るが答のない場面では皆がどちらに行けば良いか分からず右往左往することになり本来目的を忘れて目先の細かいことにばかり意識が行って失敗する。典型的な利口バカである。

 

生きるとは明日の世界が分からない中で自分の頭で今自分が置かれた場所を確認して、今日をどう生きて明日に向けてどう準備するかを考えることだ。

 

そういう、生き残る訓練を徹底的に奪いぬくのが日本の学校教育である。だから学校で優秀なのは役所や大会社での立ち回りが上手でも一人で生きて行くことは出来ない。

 

そして、そういう小利口な連中が出世して社会の上部に行き部下に無意味でバカな命令を押し付けてご本人は昭南島の料亭で芸者とどんちゃん騒ぎ。

 

一度でもいいから、雨季のアラカン山脈を歩いてみろ、そしたら現実が分かるから。

 



tom_eastwind at 11:33│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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