2018年04月28日
BNZクレジットカード
ニュージーランドには大きな銀行が3つある。ANZ、WestPac、BNZである。
ただ大きいと言っても所詮人口450万人の国でありオークランドも150万人の街である。北半球の日本のような規模がない。
その為に僕が一番困るのがクレジットカードである。例えば日本のホテルを予約する時に会社用VISAクレジットカード番号を伝えるのだけど、これが通らない事が時々ある。
VISAカードで前払いするのだからいいだろうと思いつつも現実にカードが使えないので個人的に使っているAmexの番号を提示するのだが、そういう時は大体において日本とNZの銀行の関係である。
例えばVISAと言えども実際にはこちらが予約をしている日本の会社の取引先銀行で決済をするわけで日本の銀行がNZのBNZと提携していない場合、日本の銀行は受け取りを拒否する。つまりビザカードといえど決済が出来ないのである。
日本の銀行からすればそんな南半球の田舎の銀行で発行されたカードなど怖くて決済出来ない。別にそんなとこと取引しなくても北半球だけでやってけるもんね、となる。
ところがNZのBNZは自分たちが大銀行と思っているから堂々とVISAカードの宣伝をする。世界どこでも使えます!みたいなものだ。だから実は自分たちの発行しているビザカードが北半球で使えない場所があるなんて信じられない。
当然だ、銀行の担当者は北半球に行ったことさえないから顧客から「使えなかった」と言われても「お前の使い方が悪い」で終わりである。
しかし現実は表面のVISAカードではなく発行している銀行同士の契約問題である。だから日本でもBNZビザカードが普通に使えるちっちゃな商店もあれば大きなRestaurantなのに使えないこともあるとなる。
ましてや最初から銀行がそのシステムに「海外発行のカードは利用不可」と設定されている場合があるが、これもお店の人には分からない話であるから何故使えないのか分からない。
こういうのは日本国内で日頃カードを使っている人からすれば「うっそ〜、ビザでしょ?使えないのは残高不足じゃないの?」と白い目で観られる。
日本人がいかにドメスティックかと言うべきかニュージーランドが如何に田舎と言うべきか、両方だなこりゃ。