2018年05月10日

いたみ

伊丹空港に到着するたびに思い出す歌がある。松田聖子の「スイートメモリーズ」だ。

 

“懐かしい〜、いたみだわ〜”

 

羽田から大阪に移動するのは以前は新幹線だったけど今は飛行機にしている。東京のどこから大阪のどこに移動するのかで微妙な選択肢なのだが、今では東京の恵比寿から大阪駅前と固定されているので、これなら飛行機の方が時間的に便利であるので最近はずっと飛行機を利用してる。

 

ところが以前利用し始めた時はちっちゃな飛行機だったのがここ数年で大型機が導入されて、たった1時間の旅なのにご飯が出たりして満席便が続出で、やはり羽田と伊丹の便利さが再認識されたと言うべきだろう。

 

国際線においては羽田から成田に移し北関東国際空港にして都内からの移動が思い切り不便になった。大阪では伊丹空港が騒音でうるさいからと海の上に沈みかけの空港作って大阪中心地からの移動が思いっきり不便になった。

 

どちらの空港も政治利権でありカネ目当てであり空港利用者の利便性など全く視野に入っていなかったのだ。その結果利用者は思い切り不便をかぶることになった。

 

伊丹空港は本来関空が出来た時点で廃止される予定だったのに、今までダニのようにたかってた連中が、たかる相手がいなくなったら困るってんで継続。そしていざ継続してみると市内から20分で移動出来て、福岡→伊丹→羽田と戦前からの便利な路線が復活した。

 

福岡→伊丹など最初はプロペラ小型機だったのが、需要が拡大してジェット機になり伊丹→羽田はジェット機を1時間に1機飛ばすようになり、すっかり国内需要を取り込んでドル箱路線になった。

 

そして今回約半年ぶりに伊丹空港に到着すると、あ、建物が全面改装されている。以前のブログをお読みの方はご存知かと思うが伊丹空港って昭和のままのターミナルで、御飯食べるとこも雑誌売ってるとこもすべて昭和であった。

 

それが今回到着すると、あ、びっくり、全面綺麗に新しくなっている。わお、である。つまり大阪では伊丹空港を再認識して、これを有効活用しようぜって発想に変わったわけで、だから設備投資して平成様式に作り直したのだ。

 

これは良いことである。利用者視点で考えてサービスを提供する、ごく当たり前の事が実行されたのだ。これなら伊丹空港、これから福岡→伊丹→羽田で利用したいと思う、こういう行政をやってくれれば良い、そんなうれしい気持ちになった。



tom_eastwind at 15:50│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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