2018年06月06日

健康保険2025問題

ここ二日ほどまた寒くなってきた。とは言っても朝が7度で昼が17度くらいなので、どうこう言うなって寒さであるが。

 

そんなところでますます寒い記事を観た。

 

「国民皆保険を守るために健保組合の2015年度年額47.5千円を2025年度には年額を65.7万円に増やさなければやっていけません。」

 

健康保険組合連合会の悲鳴だ。すでに健康保険組合を解散するところも出ている状態は相当に厳しいが、いずれにしても日本社会で生きている以上健康保険を支払う義務は国民にある。

 

つまりこれは名前を変えた税金である。日本から来た人がニュージーランドの税率を観て「平均で15%、高額所得者の場合は33%って、高いな〜NZの所得税」と言うがNZの税金は所得税ではない。

 

NZの税金はPAYEと呼ばれてこの中に医療、年金、失業手当等すべてが含まれているのだ。それで平均15%なら日本より安いではないか。

 

日本が世界に誇る国民皆保険と言っても、現実的に退役労働世代が激増しているからこの制度をこのまま継続するのであれば既存健保加入者の負担は増える。

 

自分ひとりが一生懸命働いて稼いでも保険料が毎年上昇するのでは可処分所得は増えない。だから当然消費にも結びつかない。

 

それどころか世間ではまたも価格下落が起こっておりスーパーでは野菜など商品の値段は変えずに量を減らすから実質的な値上げだ。

 

「一人ひとりが健康に気をつけましょう。」究極的には死ぬまで病気にならないのが一番だが現実的には運動しない、喫煙癖、等で健康を害した人々が健康保険を使うのだ。



tom_eastwind at 07:26│Comments(0)

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