2018年08月11日

肉吸い







大阪には「肉吸い」と言う食いもんがある。なんばの方で関西芸人に人気だそうだ。

 

肉うどんの麺抜きという、う〜ん、主客転倒な話であるが一度食べてみようと10年程前に家族で訪問した事がある。

 

如何にも下町の食いもんやであるが、無事に注文を終えて店を観ると相席当然って仕組みである。僕らは朝ごはん代わりに早く行ったので座れたけどうどんを食い始める頃は外に15人くらいの行列が出来てた。

 

「肉吸い」はまさに「二日酔い」とか「昨日食いすぎた」と言う人々に最高だ。

 

美味しい出汁と薄切り牛肉と半熟卵が混ざって、こりゃもう飲み物と言っても良いくらいだ。

 

他にも洋服などを売っている商店街があり一軒あたりは狭いのだが商品が山程積まれてて活気がある。

 

ただ驚いたのは店によっては「うちは小売はしてません」と言う札がかかっていることだ。なるほど同じ商店街で小売も出来る店と卸売しかやらない店が並んだいるのだ。なるほど繊維の街だな。

 

江戸時代からの歴史で繊維を扱いその後は東洋のマンチェスターと呼ばれた大阪は1900年代初頭は「大大阪」とも呼ばれたが戦後東京が新幹線、本社移転など様々な方法で東京を経済の中心地とした。

 

中國からの観光客は関西地区を回るのが好きなようだ。品のある東京よりも少し庶民的な大阪は街の空気に自分と近いものを感じるのだろう。

 

大阪は自分たちが普通と思っている場所が中国人にとっては観光地になっている。このままインバウンドが増加してくれれば有り難い。そうすれば大阪のホテルに泊まるときに差別的扱いが減るだろうから。 

tom_eastwind at 14:33│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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