諸行無常のビジネス日誌

2018年09月22日

栄養剤

魯山人の言うことはいちいち納得出来ることばかりである。

 

***

カロリーとか栄養価とか、そんなもん子供と病人が気を付けていればいいだけで自立して生活する大人なら何を何時どれだけ食べたいか、自分で分かるはずだ。

 

ところが子供時代から集団生活に慣らされているから昼食時間になったから空腹かどうかに関係なく食う。若くして社会に出て新入社員として昼食を会社仲間と食べに行く時も「何食べるか?」と聴かれて「あ、何でもいいです」だったらそこに座って空気でも吸っておけである。

 

「じゃあ俺はこれを」というと「では私もそれを頂きます、あ、すみません、お姉さん注文!」。

 

人間には元々生存本能があり食事もその中に入っている。だから空腹になれば自然と食べたい食材が見えてくる。だから素直にそのまま食べれば良い。学校給食と会社組織の二重の縛りで正しい食べ物が自分で分からなくなっているのだ。

 

また当時は料理研究家とかフードコーディネーターと自称する人々もいて困ったものであった。あんなもん資格が不要であるから料理が出来る人が思いついてテレビやラジオに出演して一顰一笑してその日の銭を稼ぐ。

 

迷惑なのは視聴者である。テレビ様やラジオ様に言われたように調理するが、そんなもん本来自分の体の食べたいもんではないのにすぐにメディアに影響されて調理して夕食のおかずにしてしまう。

 

料理を教えるのに、すぐ塩何グラム砂糖何グラムとか言うが、だったらその後に刻みネギ少々とか塩コショウは自分のお好みでなんか言うな。

 

テレビに出た料理、学校集団教育、サラリーマン集団生活、とにかく今の世の中は自分の食事に関する生存本能をすり潰されている。

***

 

どれも正論である。

 

腹が減ったから食う。食べたいものは自然と頭に浮かぶ。出来れば料理は食材の素のままで食べるほうが良い。美食などと称して刺し身にごちゃごちゃと手をかけるのは不味くしているだけだ・

 

魯山人だからこそ料理の原点から現在の料理のあり方にまで論点整理して読者に強烈なパンチを打ち込んでくるのだ。

 

打ち込む相手は当時の財閥の自称美食家とかで「今の季節はどこそこのからすみが美味い」と言うが、では自宅によく切れる包丁や鰹節を薄く切る鉋を持っているのかと。

 

これからの時代、個性を持たないと流されるだけだ。まずは食べ物からでも自分が何時何を食べたいのか、それくらい分かるようにすれば健康が保たれる。栄養剤飲むよりよほど良い。



tom_eastwind at 21:40|PermalinkComments(0)

2018年09月21日

オオサカナオミ2





何だかここ数日で米国でウイリアムズ選手を破ったナオミの日本メディアでの扱いが全変化である。

 

テニスに興味を持たない人々がナオミが日本人として登録しているのに片言の日本語しか出来ないから「おいおい、日本語きちんと勉強してから日本人登録しろよ」等とすさまじいバッシング。

 

それが今ではすっかり日本人のヒーロー扱いであるが、それでもインタビューに答えるナオミにインタビューアーは「只今の返事は日本語でした」とコメントを付ける。

 

おいおい、日本国籍を所持していても日本語が出来ない子供なんて山程いる。けれど彼らは自分の育った国の言葉はきれいに話せる、ナオミのように。

 

それに対して「今のは日本語でした」って失礼な話ではないか。

 

日本以外の外国で子供生活をすると、母親との話はまだしもひらがなや漢字が書けない子供は多い。ましてやある程度親から日本語教育を受けていても地名が「今こうりんにいる」と言われると親はオタオタである。

 

そこで落ち着いて

「そこは品川の隣だよね」

「そう」

「分かった、迎えに行くよ」

こうりんとは高輪のことであった。これ本当にあった事実。

 

とにかく国籍と民族をごっちゃにしている人が多いからナオミ出現当時はバッシング、今は可愛らしい日本語下手なヒロインとなっているが、ナオミからすれば良い迷惑であろう。



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2018年09月20日

警察官襲撃




日本がいよいよやばいことになっている。警察官が襲撃対象になっているのだ。

 

殺す方からすれば相手は誰でも良い、拳銃を持ってさえいれば。

 

以前も書いたことであるが若者が自分の将来が何もないと分かった時、彼らに残された道は「自棄のやん八」であり、娑婆で苦労してどうせ将来がないなら派手なことやって捕まって無料ベッドに毎日三食付の生活の方がよほど「安定した未来」である。

 

ネットで集まり女性を誘拐殺人してカネを奪うなども起こっている。誘拐する方からすれば誰でも良いのだから始末に負えない。

 

社会の二極化とはこういう事である。ほんの一部の資産家がいて残り8割以上はどんなにあがいてもその社会では自分の未来がない。ならば一発勝負!となる。

 

自分がパートタイムで働いている高級レストランに上品な家族が来た。子供の顔をじっと見つめて失礼のないように周辺情報を聴く。例えば子供の通っている塾と就業時間。この間は徹底的に「良いウエイター」に徹する。そして事件が起こる。

 

それでも今までは無差別殺人だったが、いよいよ焦点を絞り込んだ攻撃に入ってる。日本がすべて平和であると言う神話の崩壊する時である。



tom_eastwind at 00:53|PermalinkComments(0)

2018年09月19日

1893女性の参政権



今日はニュージーランドで女性の参政権導入125周年記念だ。当時のNZは様々な社会制度を北半球より早く効率的に導入していた。

 

その中でも女性の参政権導入は世界で最初と言われている。

 

当時の西洋社会では、女性は料理洗濯子育てが出来れば十分、政治のことなど女が知らなくてよい、だから選挙権も不要、こういう考え方が男性の中で主流を占めていた。

 

それに対して英国に生まれ子供の頃にクライストチャーチに移住して来た女性活動家ケート・シェパードが「ふざけんな!そんな事考えてんのは男だけだ!」と立ち上がった。

 

多くの仲間を集め3万人の署名を集めて議会に提出した。しかし決議をする議会は男性ばかり、それも「女は政治に首を突っ込むな」派閥である。

 

それが何故法律として成案したのか?

 

ここから先は真偽の程は定かではない裏話だが、議会開会日の朝、それぞれの自宅から愛する旦那を送り出す奥さん達がそっと耳元で「この法案通さないと今日の夕飯抜きだからね」とか「今日からベッドは別になるからね」とか脅かしたそうだ。これもケートの知恵である。

 

そして議会が開かれる。議員はまさか女性がそんな裏工作をしていると思ってもいないから自分だけは女性の参政権導入に賛成しよう、どうせ俺一人が賛成しても反対派が多いし法案は通らない、そして俺は家に帰って温かい夕食を食べることが出来る、そう判断したのだろう。

 

ところが蓋を開けてみると誰もが賛成、あれよあれよと言う間に法案が成立してしまった。これには議会の男性議員が一番びっくりしただろう。

 

まあそういうことでNZは当時「実験国家」と呼ばれるほど様々な社会改革を行ってきたが、裏にはケートのような女性がいたという事だ。

 

ちなみにケートの写真は今も国民に向けて大公開されている。どこで?10ドル札の肖像として映る女性としてだ。

 



tom_eastwind at 23:34|PermalinkComments(0)

2018年09月18日

仕事さえ出来れば



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年ぶりに痛風を再発した。

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週間位じっとしていれば良いのだが僕の場合はキーボードを叩くのが大事な仕事なので叩かないわけにはいかず、それがそのまま痛みとなって体全体に拡散する。

 

薬を飲みつつ今回は前回と同様長期戦になるぞと考え、出来るだけ自宅で仕事をする。何せ外に出れば両手両足動かす必要があるから痛み倍増、今は体力温存である。それと自宅にはジム用の自転車があるのでこれをこいで足腰を鍛えている。

 

それにしてもニュージーランドでは三大疾患の一つであり英語ではGAUTと呼ばれるが多くの場合足に発症するようで僕のように手首に発症するのは少ないとのこと。

 

まあ何でも良い、仕事さえ出来れば。



tom_eastwind at 23:31|PermalinkComments(0)

2018年09月17日

百貨店が百貨店に戻る




日経ビジネスで三越伊勢丹ホールディングス社長が全社的な改革を行うなかで、存在価値のない店は閉店する、松山のような好立地は中途半端な商品入れ替えではなくカフェやレストランなどで人々が一休み出来る場所を提供し同時に洋服ではなく地元名産物を集めての売り場にするなど大胆な発想で行動している。

 

その中で三越日本橋本店や伊勢丹新宿本店は改装に合わせて「中間価格帯は捨てる」とやった。

 

これが今回のホールディングスの判断である。今までのように中流を対象にしたハンドバッグや服はもう売れない。それはメルカリやゾゾタウンに確実に流れている。つまり中間価格帯は消滅したのだ。

 

ならば中途半端なPB商品などではなく世界で一流と呼ばれるブランドを誘致して、来店客が寛げるソファや椅子を増やし、更に店員が自分の売り場だけに固定するのではなく、来店客が店に入りあちこち見て回り店を出るまで接待する。

 

そう、それこそ本来の百貨店である。お金持ちだけを相手に高級なサービスを提供して顧客が思いもつかないような商品を提案して顧客は消費満足、店舗は利益確保が出来る。

 

元々僕は九州の田舎の生まれで東京の三越や伊勢丹なんて足を踏み込む機会もなかった。ただ江戸時代からの歴史として彼らは「高級な顧客を対象に高級なサービスを提供する」事で成長して来た。だから外商という言葉が存在する。スーパーマーケットに外商はいない。

 

今ちょうどイトーヨーカ堂とダイエーの短編小説を読んでいるが、その中にあるお客の本音が出ている。

 

「安いし、ほんとはここで買いたいんだけど人様にお渡しするものがイトーヨーカ堂ではまずいよね。ここで三越の紙袋、売ってくれないかしらねー。」

 

そう、百貨店は夢や希望や誇りの象徴なのだ。だからスーパーやメルカリと競争するのではなく元々の上客に戻る、それによってブランド価値が維持される。

 

僕は東京人ではないので三越や伊勢丹が東京人にとってどれだけのブランドなのか、歴史本や業界本また東京人が話すことを聴いて判断するしかないが、やはり相当なものだと思う。



tom_eastwind at 23:13|PermalinkComments(0)

2018年09月16日

観光客気分移民




以前から何度も書いてきた事だが、日本のような恵まれた国からニュージーランドに移住するとなれば要するに清水の舞台から飛び下りる覚悟が必要である。

 

なのに隣の芝生が青く見える人々はNZの良い面だけを観てNZに飛び降りる。

 

けど来てみると物価は高いし給料は安いし家賃払ったら貯金も出来ない。かと言って家を買う資金もない。

 

安いスーパーに行くが日本の食料品と比べて「豚肉は臭いし魚は不新鮮」と日本人主婦が固まり日本語で文句を並べ合う。

 

泥棒が多いと文句を言うが、ならば警察官を増員して税金を上げても良いのか?費用対効果を考えれば個人で保険に入っておけば良いだけである。

 

何かと言えば「日本はこうなのにー」と比較論ばかりする、しかしそこにNZの社会主義や国民性を学ぼうとする姿勢は全くない。

 

そして偉そうに「私はNZの教育、医療、仕事に疑問を感じて日本に帰国することにしました」とのたくる。

 

要するに事前の調査が甘く移住がどういう事なのかを真面目に考えず「きゃー!ここの自然は最高!」なんてやるから移住して日常生活に入ると様々な不満が出てくる。

 

可愛そうなのは子供だ。親の都合で連れて来られやっと現地に馴染んだと思えば日本に帰国。

 

移住とは本来自分の幸せではなく2世である子供のために行う行動だ。

 

戦前のハワイに移住した日本人一世はとうきび畑で朝から晩まで休みもなく働き、言葉も満足に通じず食べ物にも住むところにも納得してひたすら子育てをして、少ない賃金を貯金して子供の学費に充てた。そして子どもたちは立派に成長した。

 

今ホノルル空港が「ダニエル・イノウエ空港」と呼ばれているのは良く知られているが彼は日系二世部隊の一員として米国のために戦争に行った。

 

欧州戦線の激戦で最も多くの勲章を得たのは日系二世部隊である。とにかく死傷率が高く、ある時などはドイツ軍に包囲されたテキサス部隊を救出するために突撃、無事にテキサス部隊を包囲から抜け出させて米軍陣地に戻した。

 

その勇気を称えようと司令官が「日系二世部隊全員集合」とやった。ところが実際に集まったのは十数人。司令官が「私は休暇を許可していないぞ」というと部隊長は「これが現在動ける全ての人数です。残りは戦死または野戦病院行きです」と言い、司令官は返す言葉がなかった。

 

ダニエル・イノウエは最後の戦闘で片腕を吹き飛ばされながらも反撃した。

 

戦後ダニエル・イノウエは持ち前の賢さで弁護士になりその後ハワイ選出上院議員になる。日系二世という立場で両親の祖国である日本とも議員交流を行う。

 

米国上院議員として最も長く務め大統領が死んだ場合の序列3位にもなった。彼は両親が日本人でありながら米国に忠誠を誓い戦争で片腕を吹っ飛ばされ命を賭けて証明した。

 

ハワイが日本人の人気観光地になったのも彼の裏方での活躍がある。日本から観光客が来ればハワイが潤う。空港に到着した日本人をアロハダンスで満足させる品質を提供して地元に雇用を生み、温暖な気候が多くのハワイファンを生んだ。

 

その彼の死後、米国への功績を知る米国議会やハワイ州が「よっしゃ、ホノルル空港の名前をダニエル・イノウエ空港にしよう」と決めた。

 

まさに移民二世である。しかしその両親は船の片道切符で日本からハワイに渡り死ぬほど働いた人々である。豚肉が臭いとか魚が美味しくないとか、ましてや仕事に不満を言うこともなくとにかく朝から晩まで働いた。そしてその子どもたちは立派に成長した。

 

移住とは隣の芝生が青いからと観光客気分で来るものではない。



tom_eastwind at 21:47|PermalinkComments(0)

2018年09月15日

キーウィビルドの構造的失敗




労働党が主導する不動産対策の目玉の一つであるキーウィビルドがやばいことになっている。

 

担当大臣自らヘルメットに安全ジャケットを着て現場に入り建設予定住宅の視察をしている。当然取り巻きも多くテレビカメラも同行している。

 

そこで住宅の設計図や完成予想図などを担当大臣自らうれしそうにテレビの前で公表している。「キーウィビルドは政府の補助と銀行の貸付により成立する素晴らしいプランである!」

 

ところがそこで現場担当者があることに気づいた。住宅のうちいくつかは39.2平方メートルしかない。銀行は40平方メートルからしか融資をしない。

 

担当者がおずおずと大臣に報告するとテレビの前ではにこっと笑って「いや、小さな問題だよ、設計図を書き換えればいいのだから」と言うがすでに現場で区画割りをしていたり配電設備を作っていると直しようがない「派手なしくじり」である。

 

だったら住宅減らせば?と言うが基本的にこのビジネスモデルは最初の設計図に基づいて建設してなんぼであり減らしてしまえば最初から赤字ビジネスである。

 

一体誰がどこでこのようなミスを犯したのか?これから誰かが労働党によって裏側で血祭りに上げられるだろうが、いかにも労働党がやりそうな「ちっちゃな問題」である。



tom_eastwind at 19:20|PermalinkComments(0)

2018年09月14日

馬券を買わずに競馬を観る




面白い言い回しだな、いろんな場面で使えるが要するに高みの見物である。

 

例えば今東京のマンションは戸建てよりも価格上昇率が高くなっており赤堤の68smのマンションで約6,000万円。

 

1smあたり100万円に近づいてるし港区や中央区では更に高額だろう。さあ今無理して長期ローン組んで買うか?将来の金利上昇も含めて銀行の言いなりになるのはどうか。スルガ銀行のシェアハウス融資が好例である。

 

但し投資対象として現金で買うというなら話は別であろう。中国のカネも流れ込んでおりまさに百花繚乱、貴方は泡?と思うが、とにかくこういう時こそ「馬券を買わずに競馬を観る」で、都内で安い賃貸マンションで生活する方が無難である。

 

ちなみにオークランドの最近のマンション不動産価格は1smあたり1万ドル(約80万円)である。

 

但し共有設備や内装などは日本が圧倒的に良いわけで、単純に価格の比較は出来ない。フェラーリとカローラが同じ値段では洒落にならない。やはり今のオークランドは価格調整時期だと思う。



tom_eastwind at 19:13|PermalinkComments(0)

2018年09月13日

一様性と多様性




大坂なおみが日本のネットやテレビを賑わしてる。しかしニュージーランドのニュースでは負けた方のウィリアムズ選手だけを取り上げている。

 

テニスは元々が白人の楽しむ世界であった。そこにパワーテニスの黒人女性選手が台頭して来た。そして彼女は何かあればすぐに「差別だ!」と騒ぎ、テニスが白人だけの世界でないのを主張して米国系黒人として一定の地位を収めた。

 

ところがそこに大阪生まれの米国籍を持つ大阪なおみが出てきた。

 

ちょっと待て。差別と言うなら大坂なおみの方がウィリアムズ選手より下ではないか、だったらウイリアムズの得意とした「差別」はもう通用しない。

 

そして今回のゲームでウイリアムズはなおみに負けた。さてこれはどう表現すべきだろうか。

 

これは黒人の一人がやんちゃで入ってきたテニス業界で「まあ一人くらいなら」と思ってたところに、見かけはほぼ黒人だけど国籍日本だよってのが来てウィリアムズ選手を破る。

 

その後のインタビューとかの対応も実に良くて、逆にテニス業界はなおみをどう評価していいかわからない。だから今回は一時保留と言うことで最初はどこの番組も彼女を取り上げなかった。

 

けれどこれからテニス業界では彼女に対する評価が急激に高まるだろう。それが多極化になるからだ。そして多極化はテニス人口を増やす。根っこを握っている白人からすればその方が白人だけでプレーするよりよほど儲かる。

 

それにしても日本はひどい。なおみ選手が勝って皆が言うことが、「あいつ日本語下手だなー」である。

 

要するに日本選手として登録するなら日本語学べ、俺達と同じような日本語を話せば仲間に入れてやるよ、そうでなければ日本人として認めないよって差別である。

 

おいこら、お前らどれだけ立派な日本語喋ってんだ?所詮は「ら抜き言葉」のネット単語で崩した日本語しか話してないのにそれが主流と思い込んでる。

 

世界は多様性を認め、今回の件で米国は彼女に「米国籍にすれば?」と働きかけているのに肝心の日本ではなおみ選手に対して一様性を要求している。

 

日本が世界の中で成長出来ない理由の一つに英語の壁がある。その英語を学び多様化をしようとしない日本。日本人の基準に一様性を要求する日本。

 

今回のなおみ選手の件では日本のニュースと英語のニュースを同時に観ながら、多様性を受け入れる文化と一様性を要求する、何だか全く違う視点から20歳の女の子を観ているのが良く分かった。



tom_eastwind at 15:42|PermalinkComments(0)

2018年09月12日

ワイン



今ニュージーランドではワイナリーの売買が盛んである。フランスや米国や中国からM&Aをかけてくるのだが、その理由の一つに地球の温暖化がある。

 

ワイン作りには一定の気候が必要だが、これが地球全体の温暖化で生産地が次第に南極側と北極側に移動しているのだ。つまりNZがワイン作りに今よりも最適な気候になっていくのだ。

 

ワインに使うぶどう畑は一度収穫すると大体30年は保つ。だから今のうちにフランスや米国に比べればゼロが一つ少ない価格で買えるワイナリーを買収して自社ブランドで売ろうというのが彼らの考えである。

 

ワイン作りには畑と醸造所が別々に存在する。両方共自社で保有する大手もあれば畑のみ所有して良いぶどうを作り醸造は地元の醸造専門会社に依頼することもある。

 

飲む方からすれば美味しければ良いわけで舞台裏を知る必要はないが、北半球のワインのプロからすればワイナリーの買収と言っても何をどこまで買うのかが大事だ。

 

そこで出てくるのがワインブローカーである。彼らは個人的な付き合いで狭いワイン業界で名を売りM&Aビジネスを成功させると狭い業界内でワインを飲みつつ「おい、あいつがあそこを売ったんだってよ」とかになる。

 

とにかくこの業界は狭い。皆が個人的に繋がっている。だから売るにしても買うにしても「よし、あいつに頼もう」となる。

 

このワインブローカーが何をどこまで買うのか法的問題も含めて外国人である買い手側によく分かるように説明する。ここがずれると将来必ず大問題になる。つまり相手に分かる論理と倫理で説明して相手が納得して初めてビジネスは成立する。

 

だがここがなかなか上手くいかない。特にビジネスモデルが違うアジアからの客に説明するのは難しい。

 

もちろんブローカーは売り手側にも気を使う。今年の収穫まではうちでやりたいとか畑は売るけど畑で働くスタッフは継続雇用を願うとか、細かい事を言えば畑は全部売るけど一区画は貸して欲しい、自分の好きなワインを作りたいからとか。

 

ワイナリーのM&Aでは単純に土地の所有者と売買契約をしても権利は移動しない。外国企業はNZの政府機関OIOOversea Investment Office)つまり投資委員会の認可を得る必要があり、これが事細かい。この時点で多くの中国企業は敗退する。

 

更に取水権がある。ワインを作るには大量の水が必要であるが、その権利が契約に含まれていなければ「おじゃん」である。

 

ところが中国から来たバイヤーは札束で相手を引っ叩くだけでNZ現地の事情を一切知ろうとしないから失敗する。

 

そこで出てくるのがバイヤーズエージェントである。つまり買い手側交渉人だ。

 

売り手であるブローカーは売り主のために1ドルでも高く売ろうとする。

 

買い手はビジネスなので1ドルでも安く買おうとするが現地事情が分からないから相手の価格が適切なのか、こちらが必要とする設備は含まれているかどうか、買い手側の「通訳」が必要となるのだ。

 

ワイナリーは何を買うかで同じ場所でも数億円単位で異なることがある。趣味でやっているオーナーが引退するからってなら2億円くらいだが上を観ればきりがない。そして買えば必ず利益が出るわけでもない。

 

それでもNZでワイナリー経営がこれだけ盛んなのは、やはりワインが持つ独特の香りだからなのだろう。



tom_eastwind at 15:37|PermalinkComments(0)

2018年09月11日

タイムマシンにお願い

ドクター・フーと言う英国の連続TV番組がある。すごく楽しくてタイムマシンであちこち時空移動する話だが、やはり英国作品らしく、どこか暗い。年中曇り空の人々の発想であろうか。

 

作品自体は実に良く出来ており時代設定、役者配役、脚本が生かされている。

 

ただ面白いのは時空移動した先は常に白人社会と言う点だ。

 

制作予算の問題か制作側の政策か分からないが、多分彼らはアジア人よりトカゲ人の方が好きなのだろう。

 

タイムマシンは古くから語られてきた技術である。ただその前提となる発想が時は後ろから前に流れておらず縦のキャンディ棒にぐるぐる巻かれた時の渦巻きであると言う考え方だ。

 

この時点で殆どの日本人は「あり得ん」と思うし、そう思う気持ちもよく分かる。しかし現実なのだ。そうでなければ世界で頻繁に起こる超常現象の説明などつかない。

 

日本でもそのうちタイムマシンが出来るだろう。すると彼らが時空移住する先は江戸時代だったりするだろう。

 

日本が豊かで平和だった時代でのんびり過ごしたい、そう思う人は多いだろう。

彼らが町人になって物売りをするがその資本は平成時代に稼いだものである。

 

平成に稼いだカネを江戸で遣う。これは面白い。

 

江戸末期の写真を観れば平成の同級生だったなんて笑い話も出てくるかも入れない。



tom_eastwind at 20:08|PermalinkComments(0)

2018年09月10日

山椒魚2

あ、そうだ、肝心の事を書き忘れていた。

 

昭和34年の話であるが北大路魯山人が松江の知り合いを訪ねた時、偶然山椒魚が3匹いた。

 

早速食べようと言う話になったがその時一緒にいあわせた勉強熱心な寿司屋久兵衛が「ぜひ私に包丁を持たせて下さい」と言う。

 

最初は四足の魚なのでがたがたふるえていたがそのうち意を決して山椒魚の頭に一発食らわせて料理をすると、山椒の芳香が客間まで広がり、それは何とも風情のある趣をそえた。

 

そう、ここに出てくる寿司屋久兵衛が現在日本でも最高級と言われる銀座久兵衛である。



tom_eastwind at 20:04|PermalinkComments(0)

2018年09月09日

山椒魚




今日も北大路魯山人の話だが、明治から昭和中期にかけては食事が随分自由だったようだ。弁当持参もあれば職場近くの蕎麦やうどんで間に合わせる。

 

その中でも北大路魯山人のような人は常に美食を求めた。昭和中期に大阪から中国地方に行った時に知り合いが山椒魚を獲ったという。四足のゲテモノであるが魯山人はとにかく何でも食わないと納得しない。

 

実際に自分で包丁を握って山椒魚の腹を割くとそこから山椒の香りが家中に広がり実に香味である。それから鍋に出来るように捌くのだが、ここは魯山人の得意技、下手な料理人には真似が出来ない。

 

その後山椒魚を煮て鍋にするのだが、これも時間がかかる。美味しいところを狙ったらお客の来る昼前から調理を開始するが美食家と言うのは調理を観たい。

 

だから昼前に来てもらって調理を観てもらい実際に食事するのは午後遅くとなる。

 

つまり彼らにとって美食であれば何時から何時までがお昼ご飯と言う発想がない。

 

いつも言うことだが昼12時になったから昼飯を食うというのは人間の摂理に合っていない。

 

職場によっては、例えば大工場などでは皆均一の動きをする必要があるから食事時間を合わせる必要が業務的にある。

 

しかしそうでない場所、つまり集団行動を必要としないや仕事場でも「12時だからお昼を食べる」と言うのはあまりに奴隷臭い。

 

12時だからといってお腹が空くのはもう脅迫意識ではないか。腹が減っていなければ12時だからと言って無理に食う必要はない。腹が減ってなければ食わない。腹が減っていれば1130分に食事を開始する。

 

昼食難民と言うのも食事時間を自由化すれば随分と収まるのではないか。



tom_eastwind at 22:34|PermalinkComments(0)

2018年09月08日




オークランドに桜が咲く時期になった。少しづつ気温も上がってきて今日は15度だ。

 

桜には色んな名前の種類があるとの事だが僕は桜を眺める時に「君の名は?」と聴くことはないし聴いても意味はない。

 

何故なら名前が何であれその美しさが素晴らしいわけで名前が素晴らしいわけじゃない。それは「ロミオとジュリエット」でも語られている。

 

桜は美しいから美しいのだ。

 

1900年代初頭日本から輸出された桜はニュージーランドに広がった。その美的感覚を共有出来る人々は桜の花の下で人種に関係なく花見を楽しむ。そこに集まる人は誰もが幸せだ。

 

僕はずいぶん古い家族旅行の記事で日本人が東北のお城の桜を楽しみ酒と料理で花見を楽しむ姿を書いた。

 

うちの子供達は屋台で焼きイカやおでんを食べながら「お父さん、日本って面白い習慣があるね」それは日本人にとってはごく普通な景色でも外国人であるうちの子供から観れば新鮮な出来事だったのだろう。

 

オークランドも間もなくコーンウォール公園で花見が始まる。ここ数年でやっと定着した花見であるが、これは誰もが幸せになり皆が持ち寄りのパーティなので、キーウィにとってもアジア人にとっても新しい文化の一つとして根付くだろう。

 

桜は美しい。桜の下で酒を飲み飯を食い、仲間がその意識を高める。

 

桜を送った日本からすれば十分にニュージーランドに平和貢献しているだろう。



tom_eastwind at 22:01|PermalinkComments(0)

2018年09月07日

いつかは正社員




日本の若者に将来の夢を聴くアンケートを行ったところ、「いつかは正社員になりたいです」。

 

これには全く呆れると言うか、日本の学校教育大丈夫かと不安を持ってしまう。

 

僕も実際に日本でこの言葉を聴いたことがある。その時はてっきり彼が同じ職場で長く働いているのに正社員ではなかったからだ。

 

彼としては誰よりも仕事をしているし僕が実際に現場で彼の動きを観ていてもそれは事実である。なのに非正規社員?日本の雇用って一体どうなってるんだ。

 

そこにこのアンケート結果である。「いつかは正社員になりたいです」

 

けどさ、所詮は企業と言う大きな網の中の仕事だし正社員になれば更に会社からの要求はきつくなる。

 

正社員の地位は安泰。給料も福利厚生も良い。真面目に働いていれば定年まで首になることはない。そういう良い面だけを観て正社員になりたいというのだろうが、正社員になるという事はその会社内だけで通用する常識を押し付けられ上司の命令は絶対でそれが定年まで続くという事だ。

 

そんな場所が若者にとっての「将来の夢」とは、あまりに寂しい話ではないだろうか。



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2018年09月06日

キーウィセーバー




ニュージーランドでは通常の年齢になれば誰でも受け取れる年金とは別に若い頃から働いて老後の生活資金にしようと言う目的でNZ政府が設立したキーウィセーバーという年金がある。

 

設立当初から政府による拠出金、労働者と雇用者が資金を出し合う仕組みなどを作ってきたがその目的は老後の資金であるし初期投資で政府が多額の資金補填をしているから途中引き出しとか中途解約は出来ない。

 

ところがそんなのをいきなり吹っ飛ばすような今日のテレビ報道。ある白人の母親が自分の息子(地元大手スーパーで働いている)を彼の兄が住むイタリアへ旅行に行かせるためにキーウィセーバーを解約すると言い出したのだ。

 

どこまで馬鹿か分からんが最初にキーウィセーバーを契約した時点で条件は理解していたはずだ。また旅行に行かせるなら家族内で費用の対応を考えるべきだろう。

 

この母親は小奇麗な格好でインタビューに答えていたが、とにかく「私の息子のカネを返せ!」だけである。「あなたは契約した時に理解してSignしましたよね」と同席する息子に聴くと息子は軽い精神障害がありあまり分からずにSignしたとのこと。

 

確かに軽い精神障害はあるもののスーパーでの仕事はきちんとこなしており給料をもらい一人でイタリアに行くだけの判断能力もある。

 

なのに母親が異常なまでにキーウィセーバーに対してとにかく「私の息子はイタリアに行きたい。だからキーウィセーバーを解約する、何が悪いのだ!」である。

 

何せ全く理屈が通らない。

「息子のキーウィセーバーで預けたカネを返せ」

「いやそれは契約時点で老齢になるまで解約出来ない旨十分説明しましたよ」

「そんなの関係ない。息子の金は息子に返す、ただそれだけだ」

「そこまで言うならキーウィセーバー解約ではなく一時貸付とか」

「私は誰の同情も不要だ。」

 

ここまで来るともう意味不明である。要するに自分の思った事だけ主張する。それ以外の現実や事実は無視する。

 

米国の古い小話にこんなのがある。

 

身なりの良い中年女性が銀行に来て支店長室で大声で怒っている。

「私は小切手帳に小切手がたくさんあるのよ、どうして使えないの!?」

「奥様、小切手帳がありましても銀行に残高がなければ使えないのです」



tom_eastwind at 14:29|PermalinkComments(0)

2018年09月05日

使えない英語





日本では戦後GHQの指導にもより教育に英語が加わった。米国としては日本を英語の通じる国にしたいと思い文部省に命令した。

 

文部省としては面白くないし、けど正面からNOとは言えない。そこで思いついたのが「使えない英語」

 

「京の五条のOn the Bridge, 長い刀の弁慶がCome here comer と手を叩く」等と訳の分からん日本語英語を教えて読み書きでは「ここでB動詞がこう変化してな」と、実際の英語現場では殆ど意識されていない事に焦点を絞り英語を試験の点数にすることで実用化を防ぐ。

 

発音や聞き取りに至っては更にひどく、全く通用しない英語にしてしまった。

 

この「使えない英語」政策の目的の第一は日本人が米国人と自由に会話できるようになると今まで日本政府がやってたぼろが出る。ぼろがばれると反政府運動になる。そりゃまずい、であろう。

 

戦後もある程度日本が豊かになるまで海外旅行は禁止だった。だってそうだろう、ついこの前まで戦争してた人々の家にはプールがありBBQを楽しめる。そんなもん観たら戦時中の「欲しがりません勝つまでは!」という掛け声が如何に虚しかったかがわかる。

 

米国から入ってくる映画はどれも格好よい。カサブランカなど戦争やってる最中に作ったのかって、戦争相手である日本人からすればがっかりである。

 

それも英語をまともに聴き取れないから「字幕」で対応するしかない。ただこの頃の翻訳は文学レベルが高かった。

「昨日は何してたの?」

「そんな昔のことは覚えちゃいねえよ」

「明日は何するの?」

「そんな先のこと、思いもつかないぜ」

これは格好良い。ただし映画を観る方はあくまでも字幕頼り。

 

今の日本の英語教育現場ではどのように指導しているのだろうか。



tom_eastwind at 23:05|PermalinkComments(0)

2018年09月04日

ランドバンキング視察






最近労働党政権になってますます住宅政策が喫緊の課題として毎日のようにニュースで取り上げられている。国民党も取り上げていたが労働者の仲間と言う看板を掲げている以上「より力強く」主張する必要があるのだろう。

 

そんな中で顧客同行でイーストタマキで開発中のランドバンキング視察をする。ステージ1が完工、売りつくして現在はステージ2の販売にかかっている。ステージ2もすでに半分くらい売りつくしている。まさに昭和の日本だ。

 

この方はすでにこの案件に投資をしているので去年の現場から現在の完工した住宅をみると「え?こんなに良かった?」とうれしい疑問。

 

販売価格から考えれば高品質だと言える。何せ50万ドルから購入出来る新築住宅だ。狭いながら庭もありコンパクトにまとまっている。

 

これも国民党政府が土地を格安で提供するというビジネスモデルがあったこそだ。

 

これから労働党が住宅供給と言う誰の腹も傷まない政策を進めていく。けどやってることは国民党と同じだからこの国の政権交代は前政権の引き継ぎで中道が国家を率いていく。全く何時の時代も変わらんな、この国は。



tom_eastwind at 22:01|PermalinkComments(0)

2018年09月03日

NAURU





南太平洋諸国の首脳会談がナウルで開かれている。共通言語は英語。目的はイスラム圏から小舟でやって来た難民対応である。

 

欧州では難民受け入れに様々な議論がある。豪州は基本的に難民を受け入れず周辺国にカネを払って引き取ってもらっている。今回の会議では今後どのように対応するかである。

 

移民政策は本来産業促進や貿易促進の為であり困っている人を助ける人権センターではない。ここを勘違いしている人が多いけど、移民政策の基本は国家の繁栄である。

 

ところが世界には「可哀想な人を助けよう」という発想があり、何だか難民は全部受け入れろとかやってるけど、それは違うだろう。

 

今、目先で水を求めて食料を求める難民に水や食料を与えるのは人道的にありだ。けれど彼らを自国民として受け入れて永住権発給?これはまた違うレベルの話だ。

 

それでもニュージーランドは毎年一定数の難民をアフリカから受け入れている。これは受け入れ側がしっかりしていて同じ民族が同じ言葉で受け入れてオークランド社会に根付かせる作業をしている。つまりキーウィ文化を教えているのだ。

 

だから彼らは自民族としてのわがままは言わずオークランドの社会生活に馴染む。これがいきなり数百人も入ってきたら必ず自己主張が出てくる。

 

ナウルでは難民対策をどうするか、ジェシンダ首相もウィンストン副首相も豪首相と共に頭を抱えている。

 

難民を取り敢えず近くの島国に入れて収容所だろうが飲むものと食えるものを与えつつ、さあこれからどうするか?

 

欧州に比べればまだ楽な方だ、陸続きでない島が一杯あるのだから。

 

ナウル、当面は食料と水を与えてその後は欧州の動きに追随するしかないだろな。



tom_eastwind at 21:32|PermalinkComments(0)

2018年09月02日

ダイアモンド




デビアス社の戦略に引っかった世界中の女性はダイアモンドが素晴らしくて価値があると思いこんで男性からの求婚を受ける際にはダイアモンドの結婚指輪に何ヶ月分の給料をつぎ込むかって基準で判断した。

 

これが金であれば換金性があるがダイアモンドは市場が小さく更に買った時より必ず安く売られる。

 

なのに何故人々はダイアモンドを信じるのか?それがデビアス社の1930年代からの広告戦略であるしあの頃は見事に当たった。

 

しかしもっと綺麗に光る石(屈折率)は同様の原石でたくさんあるし安く手に入る。そしてダイアモンドにはどうしても「血のダイアモンド」の印象がある。自分が買ったダイアモンドがアフリカで不法労働者を使い彼らの血を流させてしまうことに何の疑問も感じないのだろうか。

 

ディカプリオが主人公のアフリカが舞台の映画でもダイアモンドが主題だったが、今あなた達が身に付けているダイアモンドには血の歴史が流れていることはご存知だろうか。

 

つまりダイアモンドには金ほどの市場交換価値はない。更にダイアモンドよりも光る石はある。そして貴方が今身に付けているダイアモンドは、もしかしたら誰かの血を吸っているのかもしれない。

 

そろそろダイアモンド信仰を止めて冷静に「宝飾品とはどうあるべきか?」を考えた方が良いのではないか。



tom_eastwind at 21:09|PermalinkComments(0)

2018年09月01日

痛風




いたた!右手首の激痛は痛風だった。

 

もうとにかく右手でティッシュペーパー一枚取るのも大作業。ほんと、痛風の痛みは毎回脳みそにストレートパンチを食らってるようなもので下手な動きは出来ない。

 

激痛の理由を知るためにかかりつけのお医者さんに聴くと「あ、こりゃ痛風だな」ニュージーランドでは三大疾患に入ってるほど人気な病気である。原因が分かったので対症療法を考える。

 

んー、ビールやワインはあまり飲まんし甲殻類も特別好きというわけではない。なので格別な療法はないな。じゃ何で痛風にかかったのか。

 

ま、原因が分かっただけでいいや、あ、そう、痛風ね。うちの会社は東風だけど、別にあんまり関係ないよね。痛い風か東の風かなんて、風にはどうでもよい話である。

 

問題は僕の方で、仕事柄キーボード入力と言う仕事があるので毎日パソコンを開きメールを読み返信となるが、この作業がとにかく痛い。一文字入力するたびに脳に激痛が走るけど返信しないわけにはいかない。

 

痛風は2週間程度で症状が収まるとの事だが、それは「じっとしていれば」が前提である。僕のように痛風でキーボード叩いてたら症状が収まるまでに一ヶ月くらいかかる。

 

とにかく右手が何も支えにならない。左手で何かしてて、つい右手にバランスを移すとOUT。だもんで当面は右手がないものと思って行動するしかない。



tom_eastwind at 20:46|PermalinkComments(0)

2018年08月31日

中華文明




近い将来中国人観光ツアーがロサンゼルスに入国する前の機内で添乗員から常にこんな注意をされることがあるだろう。

 

「ここは米国です。殆どの人は中国語を話せません。多くの人は海辺では半裸で歩いています。けれどそれは文明が発達してないわけではありません、彼らは彼らなりの文明を持っているのです。なので相手が中国語を話さないからと言って馬鹿にしないで下さい」

 

1700年代に西欧で産業革命が起こるまで世界のGDPの三分の2は中國とインドだった。多くの発明は紀元前の中国から始まり中國から世界に広がった。

 

例えば火薬、羅針盤、紙と活版印刷は中国の発明である。火薬が発明されたからこそ銃や大砲が作られた。羅針盤があるからこそ大海に乗りだせた。紙が出来るまで西洋では羊皮紙やパピルスに頼ってたわけだから文化の大変貌である。

 

特に西洋がローマ帝国が崩壊して中央政府や中央国家がないまま泥で作った家や貧しい生活を送っていた時代、中国は西洋から観れば東洋の巨人であった。

 

シルクロードは誰もが知っている言葉だが、それは中国の文明が西洋に送られた事を意味する。絹、茶、陶器、西洋では小国が戦争ばかりしている時に東洋から余裕のようにこういう商品が送られて来て、受け取る方からすれば「中国はすごい!」であったし、これはその後14世紀まで続いた。

 

その後中国は西洋との取引を次第に止めるようになったが(このあたりをまともに書くと日本の幕末史より長くなるので割愛)それでも1800年代まではまだ「強い国」と思われてた。

 

そこに英国がアヘンを持ち込み挙げ句の果てに戦争を仕掛けると、実は中国が張子の虎とわかりそこに明朝の弱体化を観た列強各国は北京に大使館を置き中国と対等の交渉をするようになった。

 

中国からすればえらい迷惑である。今まで鎖国して寝てたのが、ある日突然白人が勝手にドアを開けてやって来てアヘンを売り戦争を仕掛ける。

 

おまけにキリスト教の布教の自由と言う名の下に田舎の街に教会を作りキリスト教徒でなければ薬は売らんとかとにかく徹底的に教会の美名の下に農村支配を図ったのだ。

 

本当に一方的な話だ。挙句の果てに義和団の乱が起こり遂に清朝はその後長年の歴史を閉じる。

 

世界史から観ればなんてことない話だが当事者である中国からすれば世界最大の文明国でありながら後発国であり文化や文明を教えた国から勝手に攻め込まれた「ふざけた話」でありメンツを大事にする中国としては「何時かは取り返す!」と考えた。

 

その先発が小平である。日本の新幹線に乗り松下電器を訪問してその文明の高さに感激して「まずはここらから学ぼう」としてその後中国内に経済特区を作った。

 

しかし小平からすれば経済特区は夢の実現のための一つでしかない。彼が目指したのは世界の王者である中国を取り戻すことである。

 

すべての国が中国に朝貢をして中国は彼らに返礼をする、そういう世界を取り戻したい、それが小平の夢であり今の習近平に引き継がれている。

 

つまり彼らは失われた財産の取り返しだけでなく、長い歴史の中で中国が失った「世界一」と言うメンツを追いかけているのだ。

 

中国人のメンツのうるささは本当に半端ではない。日本人だってメンツがと思うだろうが彼らの社会に入っていけば、喧嘩の際にお互いの名を名乗り怒鳴り合い最後には人数集めて殺すまでいく。

 

数年前まで僕は中国に対する懐疑派だったが、習近平が倒されても次に出てくる人物が中国世界イチというメンツを持っている以上、誰が出てきてもねずみたたき、国是は変わらない。

 

12億人を相手にいちいち一匹づつネズミたたきやってもきりがない、高校生の喧嘩じゃないんだし相手が欲しいのはメンツは取り返す、これだけなんだから形の上で返せばよい。

 

そして早いうちに中国海洋支配権を抑えることが出来る日本主導の「東洋の真珠」があるうちに日本にとって平等な取引が出来るように、攻防両方で構えた対応をすべきだろう。でないと時間だけ経てば中国に不平等に飲み込まれるだけだ。

 

しかしまあここまで「面子」にこだわるのは「Bee Bip High School」的である。山田くんが言ってた、あいつとは友達になっておこうって。



tom_eastwind at 20:28|PermalinkComments(0)

2018年08月30日

右手首に激痛

 



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週間ほど前から体調が良くなく、いや理由は分かってて真夜中までの仕事とここ数ヶ月プールにも通っておらず、段々めしが喉を通らなくなる。仕事→運動不足→食事→体力減少、筋肉劣化である。

 

こういう時はよたよたと会社に行くより朝から自宅で仕事をするほうが良い。

だもんでここ3週間は自宅勤務を入れてた。

 

ところが先週の月曜日あたりから今度は右手首に激痛が走る。指一本動かすだけで脳みそにズキーン!と来る。しかしこちらはパソコン使ってのビジネスだから何とか無理やり痛くないように入力するが、やはり痛い。

 

仕事量を控えて右手首を使わない作業を考えたり。けどまあこれは多分神様が「少し休め、そしてもっと食え」と言ってるのだろう。

 

幸い万年筆の紙はカバンに入れてるからと考えてふと笑った。万年筆、持てるの?

 

ブログはしばらく速度落とします。あと3週間も経てばもう大丈夫かとは思います。



tom_eastwind at 08:13|PermalinkComments(0)

2018年08月29日

かんかんのう、きゅうれんすー




何だかまた馬鹿な話だけど、障害者の法定雇用率を満たすために死者を参入したり強度近眼の職員を参入させたり、日本は公務員が率先して法律を無視する。そのくせ民間には法律守れという。まったく法治国家ではないな。

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236401

 

自分の都合の良いときは「法律ですから〜」とさらっと言っておきながら事柄が自分の省庁に関わると「過去の先輩からの申し送り」で死人を障害者に入れたりする。

 

何だか最初に感じたのが落語の「らくだ」である。江戸時代の長屋を舞台にしてラクダという渾名の男が死んだ。そこにやって来た仲間が「どうするかね、こりゃ」てんで、まずは長屋の主に「香典代わりに酒と食い物モッテコイ」と言う。

 

すると何とこのラクダ、入居した日から家賃を払ってない。なのに泥棒に追い銭が出来るかよ!と怒る。

 

すると仲間が開き直って「じゃあこの死体でかんかんのう」をやるぞと意気込む。大家はそんな事出来るもんかと開き直って「やれや!」

 

そこで仲間はらくだの死体を担いで浄瑠璃のように死体を踊らせる。その時の歌の歌詞が「かんかんのう〜きゅうれんす〜」である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/らくだ_(落語)
 

このカンカン踊りにびっくりした大家は酒と料理を用意させる。その後も噺が続く大作であるが、要するに無理が通れば道理が引っ込む、長いものと先輩からの申し送りが法律より優先、けど一般市民が暴力行為に出れば役所は弱いという事実である。

 

じゃあ役所に死体持っていってカンカン踊りさせるかって話である。

 

考えてみれば日教組、総評、同和、在日と様々な「カンカン踊り」出来る団体なら無理が通る。しかし一般市民はカンカン踊りが出来ないので法律をそのまま押し付けられる。

 

今回は誰か行政機関の建物の入口でカンカン踊りやらないかな。



tom_eastwind at 23:04|PermalinkComments(0)

2018年08月28日

外国人不動産購入制限法制化




いよいよニュージーランドでも正式な法律としてNZ非居住者の不動産購入制限が導入された。ここで日本人ビジネスマンは必ず抜け穴探しをするがNZではやらない方が良い。王道の真ん中を歩くやり方でないと後で追跡される可能性がある。

 

ここが日本のやり方と違うところで、日本は入り口で規制をかけて入り口さえ乗り切ればOKというところがあるけど、NZは入り口規制を抜けても後から調査が入り、その時に「悪いやり方」と思われるとその方が大変だ。

 

 

*****

外国人の不動産購入規制に関する法律がついに成立

 

外国人による住宅購入を大きく規制する法案が、最後の国会審議を通過し(63賛成57反対)、最終手続きであるRoyal assetを先週22日に終えて、正式に法律となりました。(Overseas Investment Amendment Act 2018)

もともとの法律であるOverseas Investment Act 2005は、都市部以外にある5ヘクタールの以上の土地や、特定の島の土地、歴史的に重要な土地などをSensitive landと定め、外国人の購入を制限するものです。今回の法律によりそのSensitive landの中に、「residential land」が加わることになります。

これにより今後は、観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデービザ、ワークビザ保有者の購入は規制され、永住権保持者、市民権保持者のみがOverseas Investment Office から許可を得ることなく購入をすることができます。また自由貿易協定の関係で、オーストラリア人とシンガポール人は対象となっていません。(ちなみにLand Information New Zealand のレポートによると、201710月から12月の間に行われた1599件の外国人による不動産購入のうち、最も多かったのは中国人の480(30%)、次に多かったのがオーストラリア人の384(24%)でした。)

施行日は20181022日です。
つまり、1022日の施行日までに行われた不動産取引は、この新しい法律が適用されません。例えば、ローンが組めることを条件として施行日前に不動産売買契約を交わした後(conditional)、施行後にローンを組むことができ(unconditonal)、決済日が1か月後である場合、OIOの許可は必要ありません。

施行後もいくつか例外規定があり、たとえば20戸以上のアパートメントなどの開発にかかる住宅の完成前の購入は、外国人であっても行うことができる(ただし住むことはできない)等、いくらか制限の緩和がされています。

 

法律が成立した一方で、最新の統計情報によると、外国人による不動産購入は全国で3%と少なく、規制をすることによる不動産価格下落はあまりないのではとする見方もあります。また、建築許可のプロセスを早める、建築労働者の確保、LVR規制のファーストホームバイヤー向けの緩和等、この法律の改定よりも他にできることはあるのでは、という意見もあります。

今後10年間で手頃な価格の住宅を10万戸建設するKiwibuildも動き出しており、申し込みも始まっています。また、State houseと呼ばれる政府が家賃を保証する低所得者向けの住宅も2022年までさらに6400戸建築することも発表されました。建築許可も現在の年間約約3万件から5年後には4万件以上に増えると推定されており、今後どう不動産マーケットが変化していくのか、引き続き注目する必要があります。

******

 

上記は当社のメルマガ記事だが、メルマガ取ってない人向けに情報提供。



tom_eastwind at 22:28|PermalinkComments(0)

2018年08月27日

出国カードがなくなる





今年11月からニュージーランドを出国する際の手書きのカードが不要になる。そりゃそうだろう、パスポートがこれだけ電子化されてしまえばデータは電磁的に回収可能だ。

 

それにNZ入国時ならいろいろと調べることも必要だが今からNZから出ていきますって人を相手に時間と労力を使ってカードを書いてもらっても意味はない。

 

オークランド空港出発口で一番多い質問は「すみません、ボールペン貸してください」である。今後これがなくなるだけで空港職員の手間も省けるというものだ。



tom_eastwind at 22:13|PermalinkComments(0)

2018年08月26日

住む場所




ニュージーランドでは労働党政権になって新しい目玉政策としてホームレスに住居を提供すると言ってるが、それは国民党の手法と全く同様である。ただ対象が少し違っている。国民党時代はファーストホームバイヤー向けが中心でありホームレス対策としてはハウジングNZに格安の住宅を提供することであっt.

 

労働党政権がやるのは住宅関連の公共事業を「ホームレスに住む場所を」と訴えているがホームレスの殆どはマオリやアイランダーである。彼らは元々自分たちの田舎に住む場所があった。

 

彼らが急激にシティに増えたのも、要するに自分の村じゃあやることがねえ、シティに行って乞食をすれば金になると覚えたし友達出来るし炊き出しもある、おまけに何だか賑やかじゃねーか、そんな事からである。

 

だから彼らに住宅を提供しても意味はない。昼間は乞食をやりに街に出てくるのだから。なので以前市議会で提案があったように乞食にカネを渡したら、渡したほうが罰金払うと言う仕組み等もっと現実的な案を導入することだ。

 

だからここで考えるべきことはシティのホームレス対策とファーストホームバイヤーを混同しないことである。ホームレスはシティに立ち入り禁止とか、彼らに住む場所を与えるが一日8時間の労働と自分の居住地から出てはいけないとかである。

 

なので本来あるべき姿は国民党時代のようにまずファーストホームバイヤーに低価格住宅を売ることだ。今まさにうちがやってることが社会貢献であり一般国民の希望である。



tom_eastwind at 19:36|PermalinkComments(0)

2018年08月25日

消費税




こればかりは困ったもので、消費税を上げた年は確実に経済が沈む。国民に対して直接税金取っておいて、その代わりに子供の教育費を安くしますとか子供が

いない人々には関係ない。防災対策にあてますと言っても緊急国家予算でやればよいと思われる。

 

要するに取る方と出す方の認識がずれているのだ。普通に考えれば一個の財布から税金取ってそれを国民に再配分するわけだから、消費税が10%になろうと国民には大きな問題ではない。いやだったら住民税とか他の名目で取っても良いのだから。

 

世界では消費税が主流である。企業の税金を安くすることで自分の街に誘致する。これで雇用が生まれる。雇用された人々がお金を遣って政府がそこから消費税を取る。

 

ニュージーランドの消費税はすでに15%である。これ以外の税金としてはPAYEがあるがこれは源泉徴収税であり平均15%程度である。これで医療、教育、年金など社会保障を賄っている。

 

日本のように細目を作って「これは税金ではなく社会保障費です」とか「地方税です」とか言うが、要するにすべては税金である。所得税は低いと言いつつ合計でたっぷり支払っているのは日本の方なのだ。

 

そしてNZでは消費税は内税であるから日頃の買い物をする時に15%の痛みを感じることがないので消費者感覚としては「手頃な税金」と言う感触がある。なので選挙時の争点になることもない。要するに政府が財布から持っていくけどそれはきちんと再配分されている納得感があるからだ。

 

日本で消費税が上がると経済が沈むのは単純に国民が経済馬鹿だからだ。これが消費税ではなく他の項目で少しづつ間接的に取っていけば皆さん喜んで支払う、国民の義務でしょって。

 

ところが政府が直接個人の財布に手を突っ込む消費税にすると国民はいきなり消費者になって「大変だ!」となる。

 

これがおかしいのだ。個人の財布からどのような名目で税金を取ろうと結局国家予算は税収で賄われているのだから。

 

じゃあ介護保険導入時に国民は反対したか?消費税の時だけワーワー言うのは所詮脊髄反射でしかない、これが政府が「民は由らしむべし知らしむべからず」で国民にきちんとした「お金の勉強」を施さなかったことで起こっている弊害である。

 

まさに政府が国民を馬鹿にした状態で消費税をあげようとして国民に脊髄反射されると言う「天につば吐けば」となっている。



tom_eastwind at 16:14|PermalinkComments(0)

2018年08月24日

テナント規制が変わる




ニュージーランドではテナントの権利がすごく弱い。家賃が突然上がっても抗議出来ない。言われた金額を払うか、出ていくかである。

 

またオーナーが退去通知をすれば期限は一ヶ月ちょいくらいで次の家を見つけて引っ越すしかない。

 

これは日本では考えられないがNZでは何の理由がなくてもテナントは強制退去させられる。

 

なので今回の改正で労働党はテナントの権利を守るために新しい規則を導入することにした。
これはとにかく住宅不足が原因である。
 

1・家賃の値上げに上限をかける。

2・退去通知後90日までに退去すれば良い。

3・理由なき退去通知はだめ。

とやるようだ。いかにも労働党らしい。

 

日本で生活をして来た者からすると「当然じゃない?」となるが今までのNZではこれが通ってきた。

 

しかしこの法改正でNZでは全く違う問題がある。それが「悪いテナント」である。

 

テナントって分かってるのに家の中でふざけて壁を蹴飛ばして穴を空けてみたりキッチン周りは油べたべた、庭の掃除もせずとにかくオーナーからすれば自分の家の価値が落ちる。

 

でもって修理費払えって言っても「ボンドを払ったんだ、カネ返せ!」と、全く会話が成立しない。

 

日本ではテナントが強いから一旦入居させると退去が難しい。だから入居の際に十分な背景調査を行うか、または短期貸出という形を取る必要がある。

NZもルールが変われば今後はテナントの質と背景調査が必要になるだろう。



tom_eastwind at 15:36|PermalinkComments(0)

2018年08月23日

本は2度読む




僕は小学生の頃から文庫本を読み漁りで文字通り「ずいぶんたくさんの」本を読んだ。会社の会議室も壁一面が本で埋まっているが、これは殆どがオークランドに来てから集めたものだ。

 

最初の頃はホテルの近くにある大手書店に行って面白そうなのを10冊位まとめ買いしていた。しかしAmazonをチェックしてみるとまさに山程ある。そして日本のAmazonは書籍であれば殆どがニュージーランドに郵送可能である。

 

またNZに送れない品物の場合は一旦都内のホテルに送ってもらい部屋でスーツケースに移し替えていた。なので何時の間にか壁一面が本になったのである。

 

本には面白いことに一回目に読んだ本の印象と二回目に読んだ印象がずいぶん違う場合がある。僕にとって毎回違う印象と学びになったのは五味川純平の「人間の条件」である。実はこの本は日本から持ってきた数少ない本である。

 

古い体裁だし戦後すぐに書かれたので文字も小さい。これが6冊シリーズになってて様々な場面を観せてくれるのだけど、これが読むたびに印象が変わるのだ。

 

最初に読んだのが小学校の時で作品としての面白さを楽しんだのだが、1年経って読み返すと今度は本の細部に目が行くようになった。

 

超エリート大企業である満州鉄道で働く主人公の梶が冒頭で雪道を歩きながら恋人と話す場面、鉱山で起こった事件では何とか中国人労働者を救おうとする場面、戦場では日本陸軍の理不尽さを描く。

 

とくに軍隊と一緒に行動する売春宿の実態も詳しく描かれる。その部分を読めばいわゆる「慰安婦問題」なんてありえない事が分かる。

 

この本は年に一回くらい読んでたから毎回違う角度が観えてきて面白い。それと言うのもおそらく僕が学校や社会で1年間で学んだことで違う角度から読むことが出来るからなのだろう。おかげでこの本は僕にとって一種の試金石になった。去年と同じ角度でしか読めなければ成長していない証拠だからだ。

 

だから最近2年は読んでない。というのも、そろそろ学び尽くしたかなと感じるようになったからだ。勿論内容もしっかりしており、だから拾い読みするには良いが6冊通読はもういいかなって感じだ。

 

そんな感じで、自分が興味を持った一冊は2度読みした方がよいと思う。何が良いか分からなければ中國の古典であろう。

 

司馬遼太郎も良いのだけど、いきなりあれを読むと司馬遼太郎の世界に入ってしまい歴史的事実から「ずれて」しまい「司馬の世界」に入ってしまうからだ。

 

最初から「これは事実ではない」と割り切って考えつつ読むなら楽しいし学ぶものがあるのだがそれなしに読むとやばい作品である、それだけ魅力的な本なのだが。

 

いずれにしても本の2度読みは自分自身の学びの場として役に立つ。



tom_eastwind at 15:28|PermalinkComments(0)

2018年08月22日

拷問?研修?




時速300kmで走る新幹線の真下に潜り込む。JR西が作業員の精神教育でやっている。

 

https://mainichi.jp/articles/20180824/k00/00e/040/305000c#cxrecs_s

 

全くやれやれである。戦前の日本の精神教育のようだな。それとも選ばれた人だけが拷問として入れられてるのか、そこはこの記事では分からない。国鉄からJRに移管するときも相当に揉め事があったが当時は国鉄と組合の戦いだったから拷問もあったと思う。

 

しかし今の時代、これだけ法整備がされているのによく思いつくな。もしかしてJR西の幹部が若い頃に拷問されたので今になって仕返ししているのかもしれない。しかし拷問なら明確に犯罪だし研修なら「お前ら本気?」である。

1970年代の学生運動による総括殺人、浅間山荘における警察官射殺、それに比べれば楽だろーとでも
言いたいのか。

日本のJRにはまだ極左が残っている。中曽根政権時のように、
安倍首相が東だけでなく、他の極左にも何かしてくれんかな。


 



tom_eastwind at 00:29|PermalinkComments(0)

2018年08月21日

通話料4割減らす





何だか突然菅長官が公演の際に発表したのだが、国民共有の財産である電波って、じゃあテレビ局は今までいくら払っていたの?

 

戦後のこの電波利権こそ最も大きな問題であり電波利用権は明らかに不公平である。携帯電話会社は自分たちの本来負担額より大きな額を払ってきた。

 

なのに今回突然こんな事言いだしたのは楽天から何か言ってきたのか、それとも持論なのか、それともテレビ局に「何か言ってよー」と言われたのか、いずれにしても現時点では発言の真意は不明である。

 

もしかしたら菅長官がいろんなところから上がってくる「陳情」を受けて、わざとこんなロケット花火を打ち上げたのかもしれない。

 

ほんとに、日本の政治は魑魅魍魎である。

 



tom_eastwind at 00:11|PermalinkComments(0)

2018年08月20日

KiwiBuildー10万戸の住宅を建設へ






これからますます不動産需要が急増するぞ。だって普通に働いているサラリーパーソンが家を買えない。日本に住む日本人ではごく普通と思うだろうし、第一ニュージーランドの住宅需要を知らないから不動産価格上昇って「え?あれってもう20年前に終わったんでしょ」って、それは日本の話しでここはNZ.

 

僕がどうこう書くよりも数字で明確に出ているので観てもらった方が良い。

 

*****

現在のニュージーランドは、増え続ける人口に対して、住宅供給が全く追いついていません。住宅価格に関しても、初めて住宅購入をしたいFirst home buyerにとって、到底購入できるような価格ではありません。

そこで労働党政権は、2028年までの10年間で10万戸の手ごろな価格の住宅を、20億ドルを投じて、供給することを決定しました。これをKiwiBuildと言います。

住宅の建設は、20196月までに1000戸、次の20206月までの1年間で5000戸、20216月までの1年間に1万戸、それ以降は12000戸を2028年まで毎年建設を行う予定です。少なくとも5万戸はオークランドで建設が行われる予定です。

購入を希望する人は登録をする必要があります。
stuff
のニュース(719)によれば、717日までの登録者数は、オークランドが最も多く22,891人、次いでウェリントンで7,176人、タウランガ4344人、ハミルトン4335人、クライスとチャーチ3176人と続きます(複数の地域を選択することが可能)

登録の要件としては、
・永住権、市民権を有している
・住宅購入が初めてであること
・少なくとも3年は居住する意思があること
・収入が独身の場合に年間$120,000、夫婦などの場合は$180,000を超えないこと
が挙げられています。
登録後は、住宅の完成に近づくと審査が行われ、これを通過すると、抽選を受ける機会を得ます。そして、平等に行われる抽選に選ばれれば、購入のプロセスに進むことができます。

建設される住宅価格は、地域によって異なります。例えば、オークランドとクイーンズタウンでは、1ベッドルームで$500,0002ベッドルームで$600,003ベッドルーム以上で$650,000を上限としています。ちなみに現在のオークランドの住宅価格の中間値は$850,000(20186)であり、安く供給がなされる予定であることが分かります。

現在KiwiBuildの進行状況としては、例えば、オークランドから車で南に50分ほど離れたManurewaの近くのPapakuraという地域で30戸の住宅の建設が行われています。そのうちの18戸は今年20188月の完成を目指しており、残りは年内を目処に進められています。最終的には、24ヘクタールの土地に600戸の住宅が建設される予定です。
価格は2ベッドルームの家が$499,0003ベッドルームで$579,000,4ベッドルームで$649,000と予想されています。
またMt AlbertにあるUnitecのキャンパスがある土地29.3ヘクタールを、政府は住宅開発のために購入をしています。

1991
年当時、40歳以下のうちの約半分の人が自分の住宅を所有していましたが、現在ではおよそ4分の1の人しかマイホームを持っていません。Housing and Urban Development の大臣も述べていますが、10年という長期のこの計画には、土地の確保、労働力の確保、建設許可の迅速さ、開発の期間等、チャレンジすべき点は多々ありますが、住宅不足解消は重要な課題であり、そのためにもうまく進めていってほしいと思います。 

<参考>
https://www.labour.org.nz/kiwibuild
http://www.mbie.govt.nz/info-services/kiwibuild/work-programme
https://www.stuff.co.nz/national/politics/105600684/aucklanders-dominate-kiwibuild-registration-numbers
https://www.nzherald.co.nz/business/news/article.cfm?c_id=3&objectid=12082766
https://www.interest.co.nz/charts/real-estate/median-price-reinz 

*****

 

現在のオークランドは深刻な住宅不足である。



tom_eastwind at 00:10|PermalinkComments(0)

2018年08月19日

断捨離






どうも断捨離を捨てる事だけと理解している人がいるが、あの概念は良いものを選ぶ、不要なものを捨てるである。

 

だからゴミ掃除ではなく今自分の目の前にあるものが自分にとって必要か、また同じような性能であれば自分が使いたいのはどっちなのか?

 

そうやって自分の本当に欲しいものだけを残す。これは人間関係も同様ではないかと思うが断捨離の断は決断にも繋がり、決断して不要なものを捨て、最後に自分の人生に影響を与えない人であればこちらから離れる。

 

そうやって簡単な人生にしてしまえば人間の背中に羽根が生えて空に飛べそうになる。

 

あんまり難しい話ではない。そう言えば随分前に15人くらいの日本人中年団体が来てた。「何やってるんすか?」と聴くと「半日断食!」と嬉しそうに言うが、そんなもんでわざわざ本を出版して仲間を集めてもシティで食べてたらあまり意味ないと思うし。

 

どうせ断食するならやり方が〜と思うのだが、相手はお客様なので余計な事は言えない。ツアーの最後に聞き耳立ててると、どうもこれ誰か一人を仲間に入れるためのグループツアーだなって思った。

 

それに比べれば断捨離は日本人全体に柔らかく伝わっており、後は正確な意味が拡大されるとよいと思う。



tom_eastwind at 23:47|PermalinkComments(0)

2018年08月18日

およがせ釣り




いつも観るNZ掲示板サイト「お助け掲示板」がある。ここは普段は普通に「どこでサーモン安いですか?」なんだけど2日前に立ったタイトルが「およがせ釣り」。

 

うお!いよいよここでも出るもんが出たか、そう思って開くと、

 

***

泳がせ釣りはCornwallisなどウェストでするイメージがあるんですがOrakei桟橋やDevonportサイドでも出来るのでしょうか?
もし出来るようでしたら仕掛けなどアドバイスの方をよろしくお願いします。

***

 

なんじゃ、染まっているのは俺の方だったか。もっとニュージーランド生活を楽しまなきゃ。



tom_eastwind at 22:56|PermalinkComments(0)

2018年08月17日

社内面談




この日も面談で頭を使う。今日は社内会議室だが面談する方がお客様なので社外会議。何か間違ってるか?面談、で良いのか?

 

ぼくは昭和の日本からニュージーランドに来たので平成終わりの今の日本人と会話すると言葉上手く伝わらないかも。

 

今回も投資案件で、どうすれば自分に一番有利かを知りたい、けどこの国では一回こっきりの客は「食い物」である。銀行も証券会社も投資会社も、自分が如何に短期で最大の利益を出せるかだけを考える。

 

だもんでまずは僕のようなお客様の側に立ってその方のために長期取引が出来る会社を紹介することになる。そりゃそうだ、銀行だって証券会社だってうちとは長期取引をしているわけでうちの先のお客様を喜ばせてくれればまた次のお客様を呼んでくれる。

 

僕は面談の内容によってどことどこの会社を組み立てる事がこのお客様の一番かを考える。どんな人も得意不得意がある。だからそれを読み取って何を望むかを聴き込んで最適解を作ることにしている。

 

それにしてもこの組立はお客様が自分の欲しい状態の優先順位がはっきりしていないと組み立てても途中で壊れる。だから話をお伺いしながらこちらから様々な角度で針を突いたりモリを見せたりしながらお客様の優先順位を整理する。本当にここが一番重要な場面である。

 

でもって会議が終了する頃には自分の頭がパンパンになっているのが分かる。こういう時はとにかくパソコンを閉じて目を閉じてゆっくりと考える。冷水器がすぐ近くにあるので水を少しづつ飲む。

 

それからポートフォリオを頭の中で作る。この方の現在のポートフォリオはどうなっているのか、契約時点で解約時期変更可能か利率の交渉可能か、追加で入れる商品は何が良いか、こういう事を考えてればそれだけで一日が終わってしまう。何せ選択肢が多いのだ。

 

そして最適解はあくまでも現時点のものであり必要に応じて組み換えもする。

そんな作業ばかりだな、だから運動する時間もなく食事をする気持ちにもならずである。



tom_eastwind at 22:31|PermalinkComments(0)

2018年08月16日

ガリガリ君



日本は猛暑のようで、東京あたりはもう熱帯になったのではないかという感じだ。しかし東京都心のビルは熱帯仕様になってないからもろに暑くなる。そしてこれから先も暑くなることはあれ、気温が下がることはないだろう。

 

オークランドの冬は15度前後でちょっとひんやりする。夏場で25度くらいが上限だろう。

 

これは世界中で同時に起こっているようで、要するに地球の温暖化である。昔の熱帯と言えば赤道直下で亜熱帯が沖縄くらい。東京は温帯と考えていた。

 

ところが温暖化は赤道から北と南に向けて気温を高めていってる。だから食料の産地も変化する。以前は採れてたものが以前採れなかったものが出てくる。今までバナナと言えばフィリピンバナナだったが今後は東京ばな奈になるかも。

 

結局太古の昔から地球人はそうやって地球と折り合いをつけながら生活をしてきた。逆らっても勝ち目ないし。

 

だから砂漠に住むなら50度の気温にクーラーなしで生活出来るようにする。

 

つまり今までのようにクーラーや冷蔵庫で自宅を地球制御してやろうという西洋的な発想ではもう無理、これから先の気候変動には個人が体質を変化させる必要がある。

 

気候変動は時間をかけて行う自然界運動なので今のうちに10年先の気候を考えてやれることをやってみればどうだろ。真夏の太陽の下でガリガリ君を食べたいならこのままこの街に住むのも楽しいかもしれない。



tom_eastwind at 21:29|PermalinkComments(0)

2018年08月15日

働き方改革




今回日本政府としては「副業・兼業の促進」を推し進めているがついこの前やった「花の金曜日」なんてもう消えたよね。

 

政府は民間企業で働いたことがないんだから視点がずれるのは当然だ。

 

大体副業ってどこまでを指すのか?じゃあ兼業は?

 

元々地方では半農半旅ってのがあって、要するに地元の旅行会社に勤務はするけど周囲はすべて田んぼで田植えや稲刈りの季節は旅行業はお休みになるのが普通だった。

 

副業ってなんだ?今でも昼間OLして夜キャバクラで働く女性がいるけど、そんな事会社に言わないでしょ。

 

すでに副業・兼業は本人たちの裁量で行われている。勿論大企業では社員は朝から晩まで働け!だから副業・兼業というのは正業の会社に対して「あり得ない」話なのである。

 

こういう田植えや稲刈りやキャバクラと正社員を同様の指針で縛ってしまえば、逆に弊害が出る。

 

田んぼの季節に働く若者がいない、正社員の部長さんたちが大好きなキャバクラに良い子が入店出来なくなる。

 

働き方改革であれば、やはりまず雇用の流動化である。ここを緩めずして他のことをやっても、根っこの「止めさせる権利」が規制されれば人材の流動化は起きない。

 

なのでまず裁判所が作った解雇ルールを停止して止める人には政府が専門教育を提供する体制を作ることだ。



tom_eastwind at 19:16|PermalinkComments(0)

2018年08月14日

蹴飛ばす自動車




今日はお客様同行で外出。会社のバンで外に出て久々に香港チックだなと思いつつ相手の店に入ると内部はずいぶん小奇麗で先入観念が吹っ飛ぶ。

 

必要な書類を提出して相手に今までの経緯を説明しつつオフィスの中を失礼にならないようにちょい観する。

 

その後お客様を自宅まで当社スタッフが送ったのが、帰社予定時刻を回っても帰って来ない。何やってるんだろ、けどまあ今日は外出はこの一件だけだからいいやと思ってたら予定時刻を1時間過ぎて帰ってきて「バンが壊れました」だと。

 

さっきまで円滑に動いてたのに電気系統で何かがスポッと外れたのかもしれない。けどお客様を送った後の故障だったんで「不幸中の幸い」と思う。

 

しっかしまあ最近の車はコンピューターと電気で作られているのはよく分かる。

 

僕が今乗ってる車は1998年製だから、調子が悪くなるとすり減った感じがする。いきなり頓死というのはないが、ここまで来ると最近はトランクのヒンジが弱っていてトランクに食料品などを入れてると、トランクのでかい蓋が重力に抵抗出来ずぼくの後頭部を直撃する。

 

痛た!自分の車なので文句を言う相手もいないから最近は十分な予防措置、つまり長い傘を縦にしてヒンジにするって方法だ。

 

それから運転席のドアノブが緩んでいる。ドア自体はしっかり閉まっているのだがノブがゆるゆるして降りる時にこいつを引っ張ると「もう半分開いてます」状態。

 

けど僕がニュージーランドに初めて来た1988年当時はこういうの、普通だった。

 

僕がある時ミニを買ってワナカに行き用を済ませてクイーンズタウンに戻る途中、何故かでかいバッグパックを抱えたヒッチハイクの青年を拾う。そのすぐ後に今度はクイーンズタウンに行きたい若い白人女性を拾う。

 

こうなると当時のミニの中古車ではさすがにくるしい。計器が回らなくなった。タコメーターがほとんど動かなくなったので僕は左足に履いてあるブーツで蹴飛ばしたらカバーガラスは割れたけどメーターは動くようになった。

 

それを観ていた青年はびっくりしたような顔で「僕をここで下ろしてくれないか」彼は大きな荷物を引っ張り出すと、ほっとしたような顔でまた道路際に座った。女性はケロッとしたもんだ。

 

あの頃ヒッチハイクはごく普通で車を持っている人がライドシェアする。各地のバックパッカーには掲示板に「何日の何時からクイーンズタウンに行くけどガソリンシェアする人いない?」と言う内容だ。

 

今ならインターネットの掲示板でいけるが当時はバックパッカーの掲示板が主な情報交換版だった。携帯電話さえないのだから。

 

今はヒッチハイクをする人が減った。NZは安全だと言われていたがヒッチハイク殺人が頻発するようになるとそうはいかない。移動手段も今では格安のチケットがあるからライドシェアする必要はない。

 

そして車はどんどん良くなった。今どき蹴飛ばして走る車なんてもうないよね。

 

今日はお盆中日。古き事を思い出しつつ過ごす。



tom_eastwind at 18:45|PermalinkComments(0)

2018年08月13日

個人面談

今日は朝から個人面談。既に永住権を取得しており日本国籍をどうするか、最近の様子を聴きたいとのこと。

 

そこで今現場で起こっていること、日本政府の方針、NZ政府の方針をお話する。

 

永住権とはあくまでこの国で自由に働き暮らす権利であり移民局は何時でも剥奪出来る。

 

市民権はこの国の国民になるわけで管轄は内務省になる。永住権取得後真面目に5年住めば国籍取得が出来た。

 

しかし以前は3年で良かったのが、ほんとは豪州に行きたい中国人がNZ国籍取得してすぐに豪州に行く「抜け穴」を掘ったものだからNZ政府はその穴を埋めた。中国人による永住権からNZ国籍取得は審査が厳しくなったのだ。

 

更に永住権から市民権にするのに5年かかるようになった。

 

問題はこのルールはNZ政府によって何時でも変更出来るってことだ。日本の法律感覚でやってたら現行の法律に合わせて計画作っている間に法律が変わるなんてざらだ。

 

日本政府としては外国に出る日本人には出国税をかけて「はいさようなら、次は相続税で会いましょうね」である。

 

NZ移民局、NZ内務省、日本政府、いずれも自分の都合の良いように解釈をして説明するから、初めて聴く人は「みんな言うことが違う!」と驚くが、それが国をまたぐという事だ。



tom_eastwind at 17:50|PermalinkComments(0)

2018年08月12日

お盆

いつも昼食に行くステーキ屋の客は半分以上が白人男性で、とにかくガタイが良くて声が大きくて数名で来店して隣に座られるとこちらの会話が成立しないほどだ。

 

ところがお盆の時期になると何故か日本人家族が目立つ。今回もお盆の時期に一番多かったのが18名の女子高生が先生に連れられてステーキ屋に入ってきたことだ。

 

彼女たちが食べられるステーキサイズではないと思うのでおそらく予め特別メニューを作っていたのだと思う。

 

なんで18名って知ってるのかといえば、そのグループが入ってくる前に店に電話が人数確認してたから。

 

それから子供を連れて来るお母さんもいる。NZの山登りの帰りにオークランドで一泊するのかな、ラフな格好でお店の人に楽しそうにメニューを聴いてた。

 

この店は古くからあり「輸出用の高級牛肉」を使っていると宣伝するように、ステーキが実に柔らかくて美味い。

 

日本から来た人たちもサファリをバスで回るんじゃなくて現地人と直接触れ合う方がよい。



tom_eastwind at 17:31|PermalinkComments(0)

2018年08月11日

肉吸い







大阪には「肉吸い」と言う食いもんがある。なんばの方で関西芸人に人気だそうだ。

 

肉うどんの麺抜きという、う〜ん、主客転倒な話であるが一度食べてみようと10年程前に家族で訪問した事がある。

 

如何にも下町の食いもんやであるが、無事に注文を終えて店を観ると相席当然って仕組みである。僕らは朝ごはん代わりに早く行ったので座れたけどうどんを食い始める頃は外に15人くらいの行列が出来てた。

 

「肉吸い」はまさに「二日酔い」とか「昨日食いすぎた」と言う人々に最高だ。

 

美味しい出汁と薄切り牛肉と半熟卵が混ざって、こりゃもう飲み物と言っても良いくらいだ。

 

他にも洋服などを売っている商店街があり一軒あたりは狭いのだが商品が山程積まれてて活気がある。

 

ただ驚いたのは店によっては「うちは小売はしてません」と言う札がかかっていることだ。なるほど同じ商店街で小売も出来る店と卸売しかやらない店が並んだいるのだ。なるほど繊維の街だな。

 

江戸時代からの歴史で繊維を扱いその後は東洋のマンチェスターと呼ばれた大阪は1900年代初頭は「大大阪」とも呼ばれたが戦後東京が新幹線、本社移転など様々な方法で東京を経済の中心地とした。

 

中國からの観光客は関西地区を回るのが好きなようだ。品のある東京よりも少し庶民的な大阪は街の空気に自分と近いものを感じるのだろう。

 

大阪は自分たちが普通と思っている場所が中国人にとっては観光地になっている。このままインバウンドが増加してくれれば有り難い。そうすれば大阪のホテルに泊まるときに差別的扱いが減るだろうから。 

tom_eastwind at 14:33|PermalinkComments(0)

2018年08月10日

消費税




来年は確実に10%になる消費税。これは財務省の計画であり税金の取り方としては「泥棒からも確実に穫れる」税金である。つまり泥棒が金儲けして豪華なレストランで飯を食おうがバーで酒を飲もうがすべてに課税できる素敵な税金だ。

 

ところが日本では導入に時間がかかりおまけに%アップにも時間がかかり、消費税が上がれば確実に消費が減るという現実がある。

 

元々日本は税金が高い。しかしそう意識させないように名目を変えて取り立てる。年金、健康保険、挙句の果てには短期駐在の外国人にも「年金払え!」であるから、これは税金以外の何ものでもない。

 

日本では古くから「民を学ばせない」という治安思想があった。それは今も同様であり、民を馬鹿なままにするという政策である。

 

しかし今回の消費税ではその「馬鹿」がとても分かりやすく理解をして「じゃあ買わない」という選択肢を選ぶ。

 

そうなると政府の目標である物価2%上昇どころかデフレに陥る。てか消費現場ではすでにデフレに落ちている。

 

消費税は良い税金であるが国民をばかにしたままお上の視線で課税すると失敗する。

 

民を馬鹿のままにしていきなり民主主義の消費税では、民は納得しない。



tom_eastwind at 13:45|PermalinkComments(0)

2018年08月09日

火垂るの墓




野坂昭如は「火垂るの墓」の作者として知られているがデビュー作は「エロ事師たち」である。

 

タイトルだけ見れば「やだ〜!」と思うだろうが、内容は火垂るの墓と同様にしっかりと第三者的な視点から描かれており、下町の人々の生きざまを生々しく書き出している。

 

ブルーフィルムなど今は存在しているのだろうか。1970年代の那覇の「波の上」のバーで観たのが最後である。当時はその足でジャッキーステーキハウスに通ったものだ。あれは米軍支配の沖縄の名残を伝える名店である。戦争には負けたけど、商売では負けないさー、そんな気持ちが野坂昭如とかぶる。

 

彼は作家でもあり作詞家でもあり漫才師でもあり銀座のバーでテーブルの下に潜りこみ女の子の足の間を探す男、ある意味人生を達観した男と言える。

 

この場合「達観」とは人生を諦めるという意味が内包される。

 

彼は小説を書いて出版社に出す際に自分のことを「私は小説家ではありません、売文家です」と言ってたそうだ。

 

売文家、それは本来自分のために書くべき文章を他人に売り渡してカネを稼ぐという卑しい意味になる。

 

しかし野坂昭如の文章は透徹しており、その技術の高さは生半可ではない。むしろ最近出てくる自称「小説家」とか、昔の話で言えば自分の下ネタばかり書く「国境のトンネルを越えたら雪国だった」とかより数段上である。

 

なんで同じエロネタでも片方は小説家と自称し片方は売文家というのか、文学界は時代を越えてまさに摩訶不思議な世界である。

 

野坂昭如の話を持ち出したのは終戦が近くなったからだ。僕は小説の「火垂るの墓」を一度読みそれ以来絶対に読み返さないと決めた。アニメ化されたりしても絶対に観ない。

 

あれほど悲しい物語を透徹した視点で書くことが出来た野坂昭如はすごい。あまりにその視点がきつすぎて一度読んで泣いてしまい二度目も同じだなと分かるから読み返さないと決めた。戦争反対の気持ちが起こるし子供の命を守ろうぜという気持ちも伝わってくる。

 

しかし、多くの人に読んでもらいたい作品である。戦争で負けることの悲惨さ、子供を守れない国家、餓死する子どもたち、こういう現実をしっかりわかった上で戦争するかどうかを語るべきである。



tom_eastwind at 12:22|PermalinkComments(0)

2018年08月08日

君死にたもうことなかれ





また新しい言葉が出てきた。バツイチならぬボツイチ。つまり連れ合いが没して独身になってシニア婚活をするという話である。

 

これは男性に要望が多いようで女性は女性同士で仲間作りをしているので今更「男など要らん」の様子である。

 

男性の場合何時も奥さんに「風呂、飯、寝る」で会話終了、地域の仲間がいないもんだから、いざ連れ合いが亡くなるとどうしていいか分からない。

 

そこで結婚相談所に登録するわけだがこの市場が成長しているというのは現実である。

 

しかし男性が求めるのは家事炊事をやってくれる女性、シングルの女性からしたら「やっと解放されたのにバカ言ってんじゃないよ」であるからミスマッチが発生する。

 

女性が望むのは豊かな会話と楽しい趣味を過ごす時間であって今更掃除婦に戻る気持ちはない。

 

そこに気づかない男性はミスマッチの典型である。料理洗濯は自分でする、または家政婦を雇う。

 

新しいパートナーとは与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」とか高村光太郎の「レモン哀歌」を一緒に楽しむ、そういう付き合いをすべきである。でないとパートナーが可愛そうだ。



tom_eastwind at 11:29|PermalinkComments(0)

2018年08月07日

サマータイム

日本ではまたもサマータイムに関する議論が出始めているが、今回は熱中症を避けるためと言う、何とも日本らしいサマータイムである。

 

それにたいしてパソコン業界ではシステム変更が大変でやってられないって事で、これも日本らしい。

 

ニュージーランドでサマータイムが導入されたのは長い夏を有効に楽しめるためである。シティでの仕事が終わってすぐに港の自分のヨットに走っていき、スーツからヨットウェアに着替えて帆を立ててわいてまた湾に出動!

 

要するに暑さ防ぎとかの議論ではなくより楽しく生きる理論としてサマータイムは始まった。

 

またシティの多くの街頭時計はサマータイムが始まっても数日は変わらない。ネットに繋がってないからだ。それでも人々は気にしない。「あ、あの時計が12時ってのは、じゃあ今はx時ね」と分かる鷹揚さがある。

 

だからサマータイムと言ってせーのどん!で時計が時間を巻き戻す必要はない。

 

必要なものであればパソコンも携帯もネット経由で自動的に変更される。

 

僕などこういう事は面倒くさがりなので車の時計もバスルームの時計も変更しない。どうせ半年経ったら元に戻るのだからと考えて「あ、この時計がx時ってことは実際は今は何時だな」と考える。これで十分だと思っている。

 

そんな、サマータイムだからと言ってその仕組に合わせて半年ごとに不要な時計の調整をする必要もないと思う。

 

要するにのんびりとした生活、仕事よりも個人を優先した生活を作り出すためのサマータイムであり、暑ければ休めば良い、時計の切り替えが大変ならやらなきゃ良い、ただそれだけである。



tom_eastwind at 13:51|PermalinkComments(0)

2018年08月06日

ビジネスホテル

最近のホテル事情では単なる安くて狭いホテルではない第三のホテルが出てきている・

 

手頃な価格で納得出来る部屋の広さでいながら高層階には大浴場があり朝食がしっかりしていて、おお、こら新しい市場だわなと思わせる。

 

その中でもカンデオホテルグループは高い評価を受けており、日経ビジネスが2017年に実施した調査ではビジネスホテルの1位になっている。

 

5000円台で泊まれる東横インで十分、またはカプセルホテルで十分という層ではなく、かと言って一泊3万円以上もするシティホテルは流石に仕事には使えない、そう考えるビジネスマン向けに切り開いたのが15,000円前後というビジネスホテルの宿泊代でシティホテル並のリラックスが出来ると言う点だ。

 

特にこのグループが考えているのが3B(バス・ベッド・ブレックファスト)であるが、このホテルの記事を読みながらふと思い出したのが昭和の時代に最寄り駅から歩いて5分、ビジネスホテルでありながら最上階に大浴場を作り新幹線で出張して来た人々の足腰をほぐす概念を作った福岡のビジネスホテルである。

 

実はこのホテル、仕事でよく利用してて更にオーナーも間接的に知っていた。僕の直接の上司とこのオーナーが仲良く、更に僕の行きつけの麻雀店のオーナーでもあり、時々近いテーブルで打ってた。

 

当時は博多駅が移動することで多くの地主に影響が出た。このオーナーは元々百姓であったが経営の才覚があったのだろう、土地をうまく利用して博多駅周辺に商業ビルやホテルを建てたがどれも上手く行った。

 

百姓と言ってもいざビジネスをするとなれば顧客目線、ある意味どこの業界にも染まっていなかったから成功したのだろう。

 

ビジネスホテルに大浴場を作って、新幹線で移動して出張先を訪問して少ない経費で泊まれる宿を探しているビジネスパーソンに目をつけた。そしてそれは大当たり。このホテルは現在も天然温泉を売り物にして出張族の疲れをほぐしている。

 

そして朝ごはんは出すものの夕食などは近くの美味しいお店を紹介して自前で営業することはやってない。

 

何だかな、顧客視点に立てばどんなビジネスにもブルーオーシャンはあるな、そんな事を思わせる記事だった。



tom_eastwind at 13:42|PermalinkComments(0)

2018年08月05日

まだ観ぬ君へ

「人間交差点」の作品の一つに当時の不良バイク乗りのカップルが周囲の反対を押し返して結婚して男は真面目な仕事に移り一生懸命バイク配達稼業に専念する。

 

そうこうするうちに子供が出来るが、男はバイク配達の最中に交通事故に巻き込まれ「おれ、死ねねえ」と思いヘルメットを固めて身を丸めるが結局事故車に巻き込まれて死んでしまう。

 

残された女はどうやって生きていくか?

 

ここからが実に清い。当時の時代をよく描いている。周囲の反対を押し切って結婚して、旦那が事故死したんだから独身にもどれと言われても子供を育て一人で生きていく決心をする。

 

まだ観ぬ君へ

 

これが今の時代ならどうだろう。まず暴走族になる若者が少ない。なにせバイクはカネがかかるし着るもの揃えてブンブンやるには時代の違いがある。

 

横浜の大黒パーキングでドリフトやって逮捕されたって記事があったけど、たかがドリフトで逮捕されるんだ。

 

でもって母と子供の二人っきりで生きると言う選択肢も今の日本では大多数とは言えないと思う。もちろんその選択肢を選ぶ人もいるだろうがそれは数から言えば少数であろう。

 

何か、時代ってのは変化するなーって思った。常識って結局今の時代の8割が信じてる決めごとであり真実ではない。時代が変われば常識も変わる。

 

ところが多くの人は時代の変化を理解せず時代に流され「これが常識、正しいのよ、真実よ」と言いまくるが、じゃあ30年前に言ってたことは間違いだったのか?

 

「そんな、常識はずれなことを言われても、おほほほ」と笑われても、じゃあ常識と真実の違いを教えてほしい。



tom_eastwind at 14:14|PermalinkComments(0)

2018年08月04日

HUMAN

HUMAN」は英国で制作されたSFドラマ、アンドロイドが人間の気持ちを持つとどうなるのか?

 

このテーマは僕も昔から読んでおり、やはり原点はアイザック・アシモフと手塚治虫に行く。

 

てか別に観るつもりはなくてその前のマーク・ウオールバーグの映画「Shooter」を観終わって、さあベッドに行こうかと思った夜の11時から始まったのだ。その始まりが実にドロドロしていて、お、こりゃ面白そうだともう一度ソファに座り直したのである。

 

テーマの展開自体は最初から予想がつくのだけど役者、筋書き、演技、すべてよく出来てて思わずはまって夜の12時まで観てしまった。

 

1時間たっぷり全く手抜きなく観せてくれて、色んなテーマを扱っているんだけど、どれも英国風の「どうしようもない暗さ」が散りばめられている。

 

これが米国で作ったら1999年のロビン・ウィリアムズの「200年の男(Bicentennial man)」の明るさやほのぼのさになるんだろう。

 

けど英国で作られたこの作品はとにかく暗い。最初の場面でどこの国の映画か分からなかったけど、皆が自宅から外に出て車に乗る時点で英国だとわかった。

 

英国っつうのは未来を観て自分個人の将来も理解してその上で暗さに馴染んでいるのかな。

 

でも作品としては非常に良い出来で、これなら米国の人気番組である「ウオーキングデッド」と対比出来る。似たようなテーマでも英国の暗さと米国の明るさだろう。何だか英国の場合、お化け屋敷になってしまう。

 

それから予定していた仕事を開始して結局終わったのが朝の5時である。それから4時間ばかり寝てまた次の仕事にかかる。



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