諸行無常のビジネス日誌

2017年08月22日

イージス艦

今年になって米海軍のイージス駆逐艦がこれで2隻続いて衝突事故で死者を出している。

 

今年の6月に伊豆沖で起きたフィッツジェラルドの場合は真夜中に突っ込まれたと言いながらぶつかった場所を観ればタンカーはその船首を相手の右舷に突っ込んでるわけで通常の海のルールで言えば右側優先なので、本来はフィッツジェラルドから観て右にあるタンカーに進路を譲るべきだ。

 

それを艦橋の監視員が見逃してレーダーも確認出来ず相手の航路に突っ込んだ挙句に右舷に突っ込まれて死者を出したわけで、そりゃ船長更迭だ。

 

けど今回は左舷に突っ込まれておりそれも後部であることを観れば、今回のイージス艦「ジョンSマケイン」の場合はタンカー側に否があるような感じである。

 

要するに二つの線が45度で交差する航路の場合は横切りと言って右側優先になるのでマケインの後部に突っ込んだという事は前方右側にマケインを発見したタンカーが右折してマケインが通った後の航路を横切るようにする必要がある。

 

ところがなんの弾みかマケインの右に行こうとしたタンカーが曲がりきれずに相手に突っ込んでしまったのかもしれない。これも死者が出そうだ。

 

でも思うのは、それがイージス艦か?って話である。本来ならハリネズミに武装して近づく敵をレーダーで捕捉して敵の攻撃範囲に近づく前に相手を、それが船であれ飛行機であれ叩き落とすのがイージス艦の役目である。

 

それが今年2回も続けて衝突事故を起こしてしまうようでは、米海軍のレーダー大丈夫か?って話である。

 

まさか公海でいきなりミサイルぶっ放すなんて事はないけどレーダーをちゃんと使用していれば相手の接近は遠くから発見出来るわけでありいくらマラッカ海峡が狭いと言ってもイージス艦は時速35ノット、つまり海上で十分に速度のある船なんだから今回のケースで言えば自分が速度を上げながら右折すれば逃げ切れた筈である。例え民間船と言えど逃げ切れない距離に相手を近づけるのがイージス艦か?

 

マラッカ海峡という狭い場所で起こった事件であり何か他の原因が出てくるのかもしれないが、それにしても米海軍おそ松くん、お前ほんとに戦争のプロか?って話である。



tom_eastwind at 10:47|PermalinkComments(0)

2017年08月21日

働き方改革

人材開発コンサルティングや調査を世界規模で展開する米ギャラップ社が今年5月にある調査結果を発表した。

 

仕事に熱意ある社員は6%のみ。すわ中国か?そこは当たっているが日本も同様の6%なのだ。やる気のない社員は中国で75%、日本は70%だ。そして不満を撒き散らす無気力社員は中国19%で日本は24%という結果である。

 

日頃中国がどうのこうのと言っても社員の質が似たような割合であるのは、あ〜あと言った感じである。

 

ちなみに世界平均は15%。米国は32%、シンガポールは23%である。

 

社員のうちたった6%しかやる気ないってなればそんな会社上手くいくわけがない。おまけに会社の文句ばかり言ってれば何の新しい生産性に役立つ案を出すわけもない。

 

実際に僕が日本の新橋あたりのガード下や居酒屋で呑んでると周囲のそういう不満を撒き散らすのは良く聴く。これは日本に住んでいる方なら感じることであろう。

 

日本では誰もが感じているだろうが会社に対する忠誠心が要求されることが普通である。21世紀の現在でも日本人の二人に一人は一生に一社でしか仕事をしない。そんな環境では盲目的な忠誠は当然となる。そして忠誠の真っ先に来るのが直属の上司。

 

ところがそんな上司だってやる気があるのは100人のうち3人。残りはやらされ感の強い、部下を把握出来ずまともな仕事の指示も出来ず労働法が厳しく適用されてる中で部下にただ「残業するな!」「けど成果を上げろ!」と怒鳴る状況では更にやる気ナッシング、部下は悪くなるのみだ。

 

今の日本の問題が時代遅れの労働三法にあるのは分かりきった事である。けれど社会を構成する人々が現実を見ようとせず目の前の今日の自分が生き残ればいい、下手な問題提起なんてやって責任取らされたらどうする?って状態で、労働組合も経営側も政治家も官僚も本当の改革に手を出さない。

 

そして裁判所は戦後左翼思想に染まっているから現場を観ようともせずに自分が大学で習った左翼主義的知識で労働者を弱い者と位置づけて彼等を守ろうとする。それが結果的に彼等を潰し会社を疲弊させ社会全体の活力を失くすと気づかずに。

 

これは僕がよく書くことだが日本の裁判所も含めた官僚制度は明治以来責任はないけど権限だけは豊富にある役人を生み出し東大を卒業出来るから社会の支配者、僕何でも出来るもんねって意識で民を支配する。

 

そう言えばこんな話がある。ある時町内会で町の掃除をその町に住む男性たちが交代ですることになったのだが、ある家庭が掃除当番が出てこない。そこで担当者がその家庭を訪問して何で掃除当番しないんですかと聴くと奥さんもじもじしながら「あのー、うち、東大なんです」と言った。

 

本来なら民が動きやすく自活出来るように法整備をするのが行政官の仕事なのに自分が勘違いして執行官として現場の事を知らないままに直接手を下して民を疲弊させる、そしてその責任は取らずに次の部署に転勤する。

 

働き方改革だって何とかフライデーってどうなったのだ?女性の社会進出と言いつつその女性に「子供生むな」なんて平気で男が発言するわけで、じゃあお前は木の股からでも生まれてきたのかよって話である。

 

改革するのはまず男たちの脳みそと官僚である。そこを気づかずに上が責任を取らず現場を見ずに権力ばかり振り回すから日本はますます疲弊していくのである。

 

終身雇用、年功序列が保証されてればまだ良かった、正しい忠誠心も持てた。けど時代は変わった。労働者は正社員とか非正規とか派遣とかに分離された。これなど豊臣から徳川において行った「民を分散させてお互いにに組み合わせる統治」である。400年も前のやり方を今もやっているのが今の日本である。

 

それでも鎖国していりゃまだ良かった。けどバブル崩壊後にビジネス開国して中途半端に米国の成果主義を取り入れて組織を壊してみたり「フリーター格好いい!派遣は気楽じゃん!」とか煽てておいて社員間に給与格差を付けて数少ない正社員を頂点にした階級を作りこれが最終的に人件費の削減に繋がり経営者と株主からすれば拍手もん、やられたと気づいた若者はもう遅い、後は黙って安月給で夢もなく働くしかないって言うバカな話である。

 

それでもビジネス社会で転職の自由がある程度保障されていれば良かった。ところが現実は新卒しか採用しませんとか職歴に穴があると断られる、年を取ったら確実にまともな仕事どころか、仕事自体がない。そんな現実の中で誰が転職出来る。転職するためのスキルを学ぶ時間もない。だったら上司にボロクソに言われても会社にシガミツイて似非忠誠心を見せるしかない。

 

そんな仕組みを残したまま仕事に熱意を持たせてやる気出させようって、出来るわけがない。つまりこれも行政官である官僚(経産省、法務省、厚労省あたり)がもっと現場を観て仕事をしないから今の日本の生産性が上がらない理由である。

 

そして経営者からすれば今の仕組みを上手く利用して労働者全体から搾取する方が販売努力するより簡単に利益が出せる。その手法がより巧妙になり経営側と株主がより多く儲かる時代になったって事だ。

 

安倍首相が先頭に立って旗を振って春闘やって賃上げ要求しているのに経営者は答えようとしない。経営者と親しい官僚からすれば天下りもしたいわけで経営者の希望を忖度することになる。

 

その結果としてアベノミクスをいくらやっても物価は上昇せず賃金は上がらずどころか実質可処分所得は減少している状態が続く。

 

もし官僚が現在の日本の問題点を理解して日本の国力を強くして貿易を増やして国家財政を税収によって黒字化すれば賃上げも出来るし法人税も入ってくるし消費税を上げても国民は文句言わない。

 

だから本来は官僚と経営者と労組が手を組んで日本の労働問題を一気に解決すればまた強い日本が取り戻せるのだ。

 

働き方改革や春闘についてはよく頑張っている安倍首相に対して正直可哀想な気持ちになる。僕には合わないが彼の基本となる思想である「国家社会主義」は国民性が合えばそれほど悪いものではない。

 

今回の官製春闘から働き方改革については安倍首相が行政官にやっつけられた感がある。



tom_eastwind at 21:21|PermalinkComments(0)

2017年08月20日

どん兵衛うどん

最初に言っておきますが、これはお休みの今日のひまネタです。真面目な方、短気な方は読むことをお勧めしません。最後まで読むと本気で怒る可能性が高いからです。

 

僕は日本出張で東は東京から西は沖縄まで移動するが旅先のホテルにチェックインした後に近くのコンビニで非常食を買い込む。この非常食の常連がカップヌードルとどん兵衛である。

 

ホテルにいればレストランもルームサービスも、食うものはいくらでもあるだろうと思われるだろうが疲れた時の夜や朝などはまず部屋着から着替えたくない部屋から出たくないホテルスタッフの顔も見たくないという状態が頻繁に起こる。

 

それでもお腹は空く、というか仕事を始めたら確実に昼飯抜きになるので今何か食べないとやばいってのだけは分かるので無理してでも何か食べるようにしている。

 

その時にコンビニの添加剤などを考えて一番やばくないのがカップヌードルとどん兵衛なのだ。勿論これが健康によくないのは分かるけど食べなければ人は死ぬのも事実である。

 

おにぎりやサンドイッチのように添加剤や賞味期限を気にする必要もないしネギ嫌いな僕は出張スーツケースの中に茶こしを入れておりどん兵衛の中にある粉末スープのネギは茶こしで濾して食べることが出来る。

 

ちなみにカップヌードルのネギは最初に紙ナプキンを広げてそこにトッピングを全部出して肉や海老や卵など食べたい具だけ取り出してから麺の間に挟まってるネギは爪楊枝で取り出して、食事中にカップの中に発見されたネギはその度に箸でつまみ出して紙ナプキンに移動させる。

 

ここまで読んで真面目な性格で普段インスタント料理などまず食べる事のない人は呆れてるだろうしそんな方はここから先を読んでもあまりのくだらなさに腹が立つだろうからこの辺で読了頂きたい。

 

さてどん兵衛であるが、これは東京と大阪で味が違うしパッケージの中身も違う。国内出張が多い方はご存知かもしれないが、そう、東京はざっくり言えばカツオ出汁、大阪は昆布出汁の味が強いのである。

 

これはやはり大阪出身の日清食品であるからまず日本標準として東京風のカツオの味付けとするが、それでもあんな醤油の濃いカツオの田舎臭い下品な味は大阪の人に合わない事を知っている。そこで大阪等西向けには上品で色の薄い昆布つゆを使っているのだ。石川、富山、福井、滋賀、奈良、和歌山以西が西向けの味付けである。

 

更にそのスープも片方は液体スープ、片方は粉末スープである。更に片方はネギが麺の上や間に挟まっているが片方は粉末スープの中に組み込まれている。

 

どん兵衛を外から観ればどちらも全く同じ外観であるが中身はこのように地域の違いが明確にあるのだ。ちなみに外見から見分けようと思えば器の部分に小さくEWの表示がある。Eが東、Wが西であるのでここで見分けることが可能である。ここまで来ると実にくだらん事を長々と書いてる事を実感している。

 

東西の味の違いに対してカップヌードルは日本中どこで食べても同じ味である。これはやはりラーメンは外来文化、うどん文化が日本発祥と捉えられていることも大きく影響していると思う。

 

元々うどんが日本にやってきたのは1200年代の博多だったとか10世紀以前の中国だとか日本古来の料理であると諸説あるがラーメンより確実に古くからある食べ物であり日本人からすればうどんはさぬき、稲庭、氷見、博多、諸国譲れない意識があるのだろう。

 

あ、ちなみに博多のうどんはいわゆるフニャフニャ麺で出汁を吸いやすい。牧のうどんなど麺が出汁を吸うので食べても食べても減らない感じがするくらいだ。かろのうろんも有名である。

 

これに対してさぬきはコシが強いわけで、けどコシが強いってのは麺が硬いって意味ではなく引っ張ると伸びるし口の中で噛み切る時にぶちっ感があることを言う。

 

そんな日本中のうどんを研究しながら作られて更に今でも定期的に麺の作り方を変えているのがどん兵衛である。実際に最近はどん兵衛の麺を以前のようなぶちっと切れる感触ではなく表面がつるっとする麺になっている。ちなみにどん兵衛蕎麦の麺もいつも精進して美味しい方に変化させているから過去の味と比べながら食べるのもの美味しい。

 

さて江戸時代、江戸の人間にとって麺とは蕎麦であってうどんは一般的ではなかった。大阪ではうどんが一般的である。

 

江戸の古典落語でも「うどんや」という屋台うどんの話が出てくる。当時江戸で主流でなかったうどんを大阪の人間が行商で売ろう、それに対して酔っ払った江戸人が色々と話をしながら東西文化の違いを見せるのだが、それでも明治時代にはうどんが全国文化となり東京でも普通に食べられるようになった。

 

しかし大阪人からすれば元は蕎麦を食ってた東京人が何を今更偉そうにうどん食ってんだ、おまけにどぶどぶ醤油入れやがって、あんなもんの何処がうどんだ!って話になる。

 

特に昭和後期の東京新橋駅にある立ち食いうどんなどは僕も初めて食った時はびっくりした、何じゃこりゃ?醤油じゃねーか?ところが周囲の人々は黙って食べてるわけで、こればかりは九州出身の僕としては関西人の言い分に一票入れたくなった。それくらい真っ黒のツユで味が濃かった。

 

これは何だろう、やはり当時は多くの東北人が東京に出稼ぎに来ており彼等の好む醤油を使った濃い味が売れていたのだろうか。ただあの当時の新橋の味は今も記憶にある。

 

そこでどん兵衛うどんに話を戻すと戦前の台湾生まれの安藤百福(日本国籍)が苦労の末に大阪に設立した日清食品で最初は1958年にチキンラーメンを発明して1971年にカップヌードル、そして1976年にどん兵衛を発売開始してこれら商品群は現在まで爆発的商品となっている歴史がある。

 

これだけ流行ったどん兵衛ではあるが関西出身の人々からすれば関東味を食わされて納得できるものではないし、何しろ会社が関西発祥なのだ、そこで当然のように東と西で味が分かれることになった。

 

他にも北海道限定のどん兵衛もあるがその話は別。

 

なので日本を旅する僕からすれば旅先のホテルの部屋に置いてあるどん兵衛を食べながら何十年も前から食うどん兵衛に安藤百福氏の苦労をしのびつつありがたく思い、こんな狭い日本でこれだけ味の文化の違いを大阪や東京のホテルの部屋でまさに噛みしめる事になるのだ。



tom_eastwind at 17:37|PermalinkComments(0)

2017年08月19日

国家と税金

昨日も朝から急ぎの外部面談が入りお客様のご自宅を訪問して打ち合わせだ。

 

議論の焦点の一つが「最近の日本の税務当局の民法無視姿勢」である。

 

日本国の法律は日本国の領土内でしか適用されない。なので属人主義であろうが属地主義であろうが日本国内の居住者でなくなれば本来日本の税法は適用されない。

 

ところが日本では今後居住地ではなく日本国籍を持つというだけで課税対象にしようとしている。つまりマイナンバー制度を国籍にまで拡大して日本国籍があればマイナンバーを付与する、そして国外で生活をしていても日本国籍がある限り収入に対して課税するという方法である。

 

一体税金とは何だろうか?国税庁のサイトでは「税金は会費のようなもの」と書かれている。医療、年金、教育、警察、消防等の公的サービスを全員で負担しようぜって話である。

 

ならばその公的サービスを必要としない人が会費を支払う必要があるのだろうか?あるわけない。

 

例えば米国人が日本に転勤でやって来て数年滞在するだけでも日本で給料をもらう時には年金保険料を支払う必要がある。ちょっと待て、いずれ数年後に母国に帰るのに何で受け取ることも出来ない日本の年金を払う必要があるのか?日本出国の時に返金してくれるのか?

 

例えば国外に住む日本人が日本警察のサービスを使いようもないのに警察費用を負担する必要があるのか?日本で発生する火事のための予防費用を払うのか?

 

ましてや税金として徴収したお金を公務員の天下りや箱物行政、政治家が利権のための公費乱用、このように徴収する側が会費を自分のポケットに入れている現状ですでに国税庁の言い分は崩壊している。

 

出国税という不可解な税金も存在する。国外に移住する時はお世話になった日本に贈与しろってのはおかしな話だ。

 

当初の資金は自分が働いて納税したお金であり、その後リスクを取って運用して資産が増えた。増えた分もきちんと日本で納税した。ところがそれでも増えた分は納税しろってのはどういう理屈だ。

 

だったら当初の資産が出国する際に減っていたら「済みません、国が取りすぎてました、返金します」とでも言ってくれるのか?

 

要するに為政者側は何のリスクもなしに取り放題、納税者側は一方的にリスクを取って利益が出たら最高55%の納税、赤字が出たら自己負担では完璧に労働意欲を失くす。

 

金の卵を産む鶏を殺すような税制は実体経済を全く理解していない、まさに共産主義的机上の空論である。

 

元々日本の行政トップは東大法学部卒であるが彼等の学生時代の教授が戦後左翼の固まりであり現場現実を観ないまま学生に変なことを教える。

 

学生は教授の言うことを「あーそうか」と信じて社会に出るが、就職先が民間企業なら現場を観て考えなおすが、もし就職先が霞が関キャリアであれば先輩も全員東大法学部だからそれは現場現実を観ることなく職場の雰囲気に染まって日本がますます共産主義バンザイ体制になってしまう。

 

こうして日本の悪しき風習は霞が関の中で代々息づき日本全体を絞め殺す方向に向かっていく。



tom_eastwind at 08:38|PermalinkComments(0)

2017年08月18日

誰が為の「住みやすい街?」

***

[ロンドン 16日 ロイター] - 英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた2017年の「世界で最も住みやすい都市」ランキングで、オーストラリアのメルボルンが7年連続で首位となった。

 

EIUは世界140都市を対象に、犯罪、医療、環境、汚職、検閲などの項目を基に「住みやすさ」を数値化。リポートは、多くの都市で「テロの脅威への認識が広がっている」と指摘したが、この10年で見られた住みやすさの低下傾向は落ち着いたという。

 

メルボルン以下のベスト10は、ウィーン(オーストリア)、バンクーバー(カナダ)、トロント(同)、カルガリー(同)、アデレード(オーストラリア)、パース(同)、オークランド(ニュージーランド)、ヘルシンキ(フィンランド)、ハンブルク(ドイツ)となった。

http://blogos.com/article/240890/

***

 

今回の世界の街住みやすさ調査でオークランドは世界で第8位の住みやすい街とされた。

 

僕がこの街に1996年から住み始めて20年過ぎた。1996年のオークランドは世界の田舎どころか北半球の誰も知らない街だった。

 

2002年頃にニューヨークに出張に行った時、日本から来てた若い留学生が働く和食レストランで「ニュージーランドから来ました」って言うと、そのうちの一人がきゃ!っと笑って「知ってるー!ニュージャージーの隣でしょ!」って言われた。

 

確かにあの時代、北半球の人々はニュージーランドなど誰も知らなかった。オークランドには日本のようなコンビニもカラオケボックスも夜遅くまで開いてるスーパーもなく、そこにあるものはのんびりした人々とのんびりした雰囲気とのんびりした景色だけであった。

 

けれど間違いなく物価は安く人は優しくお金がなくて自殺する人もおらず人々は助け合って楽しく生きていた。

 

それが21世紀に入りインターネットが発達して飛行機が高速化してオークランドが北半球に近くなった。

 

21世紀に入り米国テロ、アフガニスタン侵攻、中東戦争からアルカイーダ、ISの台頭、それが大都市でのテロに繋がり北半球の治安が大幅に悪化した。

 

日本の学校教育は幼児の頃から厳しい受験に晒され、無事に入学出来ても子供同士の虐めで自殺が出るようになった。

 

何とか社会人になっても今度は成果主義という社内の競争で仲間意識は薄れてストレスが溜まるようになった。

 

その挙句目先の給与は下がり続けて貯金も満足に出来ず会社を定年退職しても年金はアテにならない。

 

その結果として人々は自分の住む街に様々な不安を感じて第二の人生としてニュージーランドを選んだり、テロなど万が一の時の事を考えて他の国に住める権利=ニュージーランド永住権を取得するようになった。

 

リーマンショック以降、ニュージーランドという国が、北半球の大都市と比較しても「田舎だけどのんびりしているしテロはないし、それほど悪くないよな」ってのが段々北半球の人々に広まっていくようになった。

 

そして映画「ロード・オブ・ザ・リングス」が発表されると米国の人々が大挙してやってくるようになった。

 

それから中国、インドからの移住者が自国の将来を憂えてやって来た。もちろん英国からの技能移民も増えた。

 

その結果として毎年5万人の移民が北半球からやってくるようになった。投資移民、技能移民、彼等が自国で得た収入を元にオークランドの不動産を買い新しいビジネスを起こしそれがこの街の急激な発展をもたらした。

 

そして今、オークランドは北半球に知られるようになり、豪州、カナダ、北欧等と肩を並べるようになった。

 

しかし現実はどうであろうか?

 

住みやすい街。けどそれは誰にとってだろうか?確かにこの国に生まれ育ちローンを払い終わった住宅を持ちこの国の国籍を持ち子供たちが地元の公立学校に通い大学を卒業して今まで培ってきた地元のコネを生かして子供の就職先を見つける。そういう彼等にとっては発展途上のこの街は住みやすい街であろう。

 

それは北半球で厳しいビジネスをこなして高給を取りNZでも一流の仕事が出来ていける高級専門職の人々か、最初から不動産を現金で買って投資ビジネスで食っていける移民にとっても同様である。

 

高すぎる住宅とは言え今後値下がりする率は20%程度であり売らない限り損失は発生しないし5年単位で観れば毎年3〜5%の物価上昇と合わせて不動産価格も上昇する。

 

ローンがないからたたき売りする必要もない。毎年公共料金等の生活費も上昇するが給料も毎年上昇する。

 

つまり昭和世代の東京や大阪のように人口ボーナスで街が成長してモノが売れて土地価格や物価上昇と共に給料も上がる。

 

まさにアベノミクスが望んでいた状況が今のオークランドで現実として起こっているが、その波に乗れるのはあくまでも安定したサーフボードに乗っている人たちだけだ。

 

そうでない多くの、NZの良い部分だけを観てやって来た普通の人や昔から賃貸住宅に住んでいる人々にとっては給料は上がらず可処分所得は減り家賃は上がりオークランドの生活は苦しくなっている。

 

だからこそ5年前には殆ど見掛けなかった乞食が街に急増して犯罪が増えた。最近では南オークランドの小売店で強盗が続いている。

 

統計上では「住みやすい街」と言われても肌感覚では社会の二極化が始まっている。北半球から来たばかりの人々にはのんびりとした人々と風景であるが、昔からこの街でのんびりとした住みやすさを知っていた人々にとってはのんびりさが次第に減っているのを感じる。

 

ではこの統計は「誰にとって住みやすい街」なのか。移住する前にしっかり考えて欲しい。



tom_eastwind at 18:22|PermalinkComments(0)

2017年08月17日

ニュージーランドスノーレポート

何か昨日の夜11時過ぎに一段落して、あ、そう言えばクイーンズタウンでお会いしたいお客様のところに行けてないと思い雪の具合はどうかとNZスノーレポートを検索したらフェロースキーさんのサイトが出て来て今年のお盆の3日間の素晴らしい天気の下で滑降を楽しむお客様たちの写真を見つけた。

 

http://newzealand-snow.fellow-report.jp

 

僕は1980年代にクイーンズタウンに住んでた時は今はなきマウントクックツアーズで仕事をしてたのでフェローさんの仕事に関連することはなかったが、フェローと言えば当時はすごい勢いでスキー客をクイーンズタウンに送り込んでた会社だ。

 

その後日本がバブル崩壊してスキーヤーが仕事に傾注してスキーブームが去ってしまったが、今回のお盆の写真を見ると1980年代の若者が退職を機会にとかでスキーを楽しんでる様子が伺えるのはうれしいものだ。

 

一昨年はクイーンズタウンでお客様とヘリスキーに行き久し振りの新雪を楽しんだがあれから2シーズン、クイーンズタウンに行ってないぞ。

 

これって何だろう、僕が日本化しているのかそれともオークランドのビジネス市場が日本化しているのか?って思わず考えてしまう。

 

元々ニュージーランドは田舎である。日本のようなコンビニも無ければパチンコもカラオケも麻雀もない。けれどスキーとかテニスとかトレッキングとか登山とか、そういう自然を楽しむという意味では自然大国である。

 

だからこそ綺麗な水と空気を求める中国人ツアーも激増してクイーンズタウンのホテルやレストランの受け入れは夏場の観光の季節になるとパニックになっているほどである。

 

そして今は中国でスキーという新しいスポーツが導入されて現在ではスキー人口が500万人と言われるほど中国に根付いている。

 

彼等が1980年代の日本人のように北半球の夏場のクイーンズタウンに来てスキーをするとなれば、それこそまさに中国版「私をスキーに連れてって」のクイーンズタウン版が発生する。

 

面白いな、1980年代のクイーンズタウンのスキー場と言えば、山の半分は日本人スキーヤーが滑っていた。それから時代が代わり欧州の人々が夏場のレジャーにクイーンズタウンを選びフランス系の高級ホテルであるソフィテル等も建設された。

 

しかしこれからは中国からのスキー客が増加するのではないか?

 

通年の観光客でも中国からは既に20万人を超しているし1980年代の日本からの観光客をすでに上回っている。

 

そうなるとNZには又新しい景色が広がっていくのではないかな。キーウィからすれば北半球のお金持ちが日本人であろうが中国人であろうが構わない。

 

中国からスキーにやって来る若者が最初は随分と理不尽な行いをするだろうがそのうち西洋式の礼儀を学び、彼等が中国の地元に戻れば「おい、俺たちが中華思想を広めるためには俺達も世界の礼儀を知る必要があるぜ」と気づく。何せ彼等はプライドが高いから恥をかかされることを何よりも嫌う。

 

だからそのためには恥をかかされた国に激怒するよりも自分たちが国際人になることを考えるようになる。

 

こうやってスポーツ外交が広がれば余分な戦争も減る。米国ニクソン大統領の時代に中国と国交回復するのに卓球を使ったピンポン外交というのがあった。あれで中国は米国と戦争せずに経済回復に成功した。キッシンジャーという非常に優秀な人物がいて、ネタとしてスポーツを使ったからだ。

 

これからNZが中国とどういう取引になるか分からないが少なくとも互恵関係にあるのは間違いないわけで、その意味では中国の夏場にクイーンズタウンに来てスキー民間外交をするという選択肢はお互いに得るものが多いと思う。

 

あれ?日本人の話、どこにいったかな?



tom_eastwind at 17:25|PermalinkComments(0)

2017年08月16日

ボードミーティング

昨日は結局真夜中過ぎに最後のメールを発信して寝て今朝は6時から仕事開始である。

 

朝のうちからお客様の移住工程表や渡航後工程表の作成をして年末までの自分の予定表作成して途中まで書いてから出社、その後昼間は外部の面談対応してと、オークランドはお盆でもないのに盆と正月が一緒に来たような忙しさだ。

 

今日は午前中にスタンフォードホテルでホテルマネージャーとの会議を一件こなして午後は弁護士事務所でランドバンキングのボードミーティングである。

 

現在建設中の住宅の第一期29軒についての進捗状況、第二期以降の建設計画進捗状況、2019年の最終的な110軒の売却終了までの予定確認など議題はぎっしりである。総工費NZD9,600万ドル(約70億円)の案件を3年掛けてやるわけで皆それぞれの視点から問題点がないか指摘しあう。

 

建設設計に関する各種許認可についてNZ政府との調整、設計図に基づいた建設会社との建設資材購入から現場で働く人たちの手配、その経費等の確認。ボードミーティングは企業で言えば役員会議でありここで最終決定がなされるのでここより後がないから一つ一つ慎重に詰めて行く必要がある。

 

そう言えば一時期オークランドの建築労働者の日当が上昇傾向だったが最近クライストチャーチの現場工事が減少傾向でクライストチャーチの労働者がオークランドに上がって来ててそのせいで上昇傾向に足止めがかかっているそうだなんて現場の話も出る。

 

また最近の地元銀行の融資に関する情報も確認する。ランドバンキングの場合地元や日本からの投資家の資金だけでなくほぼ同額を銀行からもファイナンスするので銀行との付き合いも非常に重要になる。ここは今回のシンジケートに地元大手銀行投資部門出身の腕利きがいるので情報収集には有利である。

 

そして全体予算の執行状況を確認しつつ2018年の新規開発案件の検討。リタイアメントビレッジ、レストホームの建設計画も俎上に乗る。

 

こういう時は英語がネイティブでない僕が一番苦労する。何せ次の話がどこに飛ぶか分からない。

 

たった今まで現場工事の釘打ちの話をしてたかと思えば次の瞬間には銀行相手のファイナンス交渉の現場の話、でもって次にはリタイアメントビレッジにおける地域医療ボード(District Health Board, DHB)の最近の動向などとテーマが目まぐるしく変わるから数字の単位を掴むのがややこしい。何せ彼等は数字しか言わないのに慣れているのだ。

 

つまり現場工事の釘の時の話の1は釘1本だけどファイナンスの話の1は1M,つまりNZ100万ドルになるし老人ホームの1は1部屋になる。だから最近の僕の口癖は「(数字じゃなくて」英語で話してくれよ」である。もう笑うしかない。

 

そんなこんなの会議を約2時間行った後はもう帰宅時間である。今日は運良く午前中の会議でホテルの美味しい紅茶を飲ませてもらい午後の会議の前に会社近くの店できつねうどんをかけ込む30分があったのでささっと昼飯を済ませる事が出来た。

 

昨日は昼飯が殆ど食えず夜は仕事モードで夕食も抜いてしまって今朝も朝飯食ってないので2日ぶりのお腹が温まる食い物でやっとエネルギー補給出来た。

 

僕は糖質制限しているが何も食べなければ人は死ぬという事も知っているしスーパー糖質制限すれば栄養失調になるのも理解しているので極端な外形のダイエット目的だけでスーパー糖質制限やるのはお勧めしない。

 

そんなこんなで一日のオフィス業務が終わるが、自宅に帰ればまたも作業が始まる。まずはメールの返信、早朝作業の続き、各種契約書の読み込み、日本やNZのビジネスパートナーから来ている提案の検討、そんな事やってたらもう夜の11時過ぎである。

 

日本だと夜の11時は普通なんだろうが、おっかしいな、俺ってニュージーランドに住んでるんだけど?って思ったりするが現実を変更することは出来ない。仕事があるだけ有り難いと思えである。



tom_eastwind at 11:05|PermalinkComments(0)

2017年08月15日

お盆三日目

今週は忙しいぞ。毎日約3件外部会議が入ってて昼間はほぼペーパーワークが出来ない。なので自宅に帰ってからメール対応することになるのだけど、これが終わるのが例えば今日は24時である。

 

日本と3時間の時差があるのでこれを考えながらNZの朝のうちに日本側にメールして返事を待つ間外部会議に参加する。外部会議が終わった頃に日本から返信が入ってきて、それを対応するのは自宅に戻ってからである。

 

するとそれに対して日本側から返信が来るのがNZ時間の20時頃なので、そこからメール返信という事になる。

 

おっかしいーな、お盆なんだから皆さんおやすみじゃないのですかと思ったりするがそれは日本企業がお盆に入ってるだけで個人からすればそれはあまり関係ないようだ。

 

このあたり、ここ数年で急激に変化を感じる。危機感を持った人からすればお盆はもう関係ないのだろう。

 

そりゃまあそうかもしれない。久し振りのお盆で地元の親戚と会って親族会議やれば、相続とか贈与とかどうするよって話である。一昔前なら東京に住んでても相続無税だったのが、今はもうそうじゃない。自分で対策をする必要がある。

 

他人事であるうちは「知らぬ存ぜぬ」でよいわけだが自分の事になるとそうはいかない。今まで頑張って生きてきて作ったお金を、自分が死んだら政府が55%持っていくわけだ。

 

そりゃちょっと待ってよ、子供や孫に渡すわよと言ってもそれは孫向け教育費なら一定額は無税だけど子供には相続税である。

 

9月の日本出張の計画も作り始めたのでそれらと関連させつつ何時何処に行くかを決め始めるが、今回は夏場の移動で暑そうだな。香港で2泊、福岡で2泊、うーむ。

 

けどまあいいや、体力だけはあるのでやってみようかって感じである。明日もまた2件、外部会議だ。



tom_eastwind at 20:42|PermalinkComments(0)

2017年08月14日

お盆二日目

最近知った事だけど、日本各地ではお盆の日付けが違うとの事。僕は九州で子供の頃からお盆ってのは813日から15日とばかり思ってたけど、それは地域によって違いますって。

 

まるで大阪の恵方巻きが日本全国に広まった時の驚きのようであるが、恵方巻きはあくまで大阪地域限定である。しかしお盆まで地域限定とは思わなかったぞ。

 

日本では地方ごとの特色があり、ソースかつ丼とか地域限定食もある。食べ物でさえご本人は全国版と思っているけど実際はその地域でしか食べない。

 

その意味で九州の豚骨ラーメンとかモツ鍋は、1970年代から1980年代初頭までは東京で全く受け入れられなかった。東京人にはどちらも臭くて食えないのだ。

 

僕がある時東京から来た仕事仲間を夜の中洲で呑ませて真夜中に長浜ラーメンに連れて行ったら、彼は鼻を摘んで「こ、これは無理です、」と店に入れなかった。それほど当時の東京の人々にとっては食えなかったラーメンだった。

 

それが福岡出身の河原氏率いる「なんでんかんでん」が東京に進出して大成功、それで豚骨ラーメンが東京に定着した。

 

他にも喜多方ラーメンがあるが、これは東京の人からすると喜多方で食べるものなのだろう。それは四国のさぬきうどんが全国展開してもうどん好きからすればやはり四国の本場で食うのが通となるのだろう。

 

それにしても日本人は麺が大好きである。そして東京では江戸落語で「うどんや」ってのがある。当時の江戸では蕎麦が食べ物であり夜泣きうどんなんてのは人気がなかった。

 

そこで上方から出て来た料理人が天秤担いで江戸の街でうどんを売る話であるが、これがまた軽妙洒脱で笑わせる。

 

そんな江戸の人が食べる蕎麦と言えばやはり信州信濃の蕎麦である。当時の粋な言葉に「信州信濃の蕎麦よりも、わたしゃあなたのそばが良い」なんてのもある。

 

時代が変わっても東京人の蕎麦好きは変わらないから藪蕎麦の人気は衰えないが、はなまるうどんも九州豚骨ラーメンも進出して大阪の名店美々卯だって東京で普通に営業している。

 

その意味で東京の麺の食い物に困ることはない。

 

しかしまあこのマチは一体どういう街であろうか?豊臣秀吉は大阪に居城を構えたが徳川家康は江戸に構えた。その時に相当風水の面から検討したのは多くの資料にあるが、長い戦国の時代を乗り越えて江戸に幕府を移すとそれから三百年間日本は平和に過ごせた。

 

そこには「カムイ伝」のような話も出て来るが江戸時代を俯瞰して観ればうどんが主流じゃなくても九州の山猿料理がなくても、それなりの気の流れの中で江戸という文化が発達して、そこに歌舞伎や吉原、居酒屋文化が次第に根付いた。

 

勿論その文化も過去をたどれば大阪なのだが、これって豊臣秀吉の判断ミスなのか老練な徳川家康に大阪勢が引っかかったのかと思ったりもする。

 

戦後日本の文明の移動は間違いなく新幹線から始まった。東京から新大阪を走る新幹線はそれまで全く切り離されていた二都を一都にした。それを実感した大阪のA級の人々は新幹線に乗って東京に移住した。

 

政治を獲られたら勝たない、その事を理解している人は東京に移住したが、政治がなくってせいせいするわいって人々はそのまま大阪に残り現在に至る。

 

お盆二日目は戦国時代から江戸時代の日本、そして戦後の日本の来し方と未来を地方料理と共に考える。あ、そういやここ数日あまりきちんと飯食ってない。



tom_eastwind at 20:20|PermalinkComments(0)

2017年08月13日

自分の城を持つ人

自分に自信がある人は決して自分と他人を比較しない。あくまで昨日の自分と今日の自分を比較して成長したかどうかを測るのみである。

 

他人より自分の城が大きかろうが小さかろうが関係ない、自分が生きていくだけの必要な場所があればよいのだから。

 

しょせん人間は座って半畳寝て一畳である。どんなに広い布団でも自分の体を大きくすることは出来ないわけで、家族を食わせて自分が食えれば、そしてそれで幸せであれば他人の庭など関係ない。他人の庭が青かろうが広かろうが自分の人生に自信があるのだ、何故他人と比較する必要があるか。

 

それよりもこの世に生まれて今自分がこの社会のために何が出来るか、そう考えて実行する方がよほど人生は充実する。

 

大体において自分の利益を考え始めた瞬間から物事は上手く回らないように神様が作っている。だから自分がどうのではなく周りを良くすることから考えたほうが結果的に自分の生活も安定する。

 

自分が出来ることをその日一日やる。夜は何やったか忘れてご飯食べて寝れば良い。他人が何したとか自分には全く関係ないことだから。

 

サラリーマンへ、個人として社会に向きあえ、何が出来るのか。

サラリーマンへ、自分の社会的価値はいくらか、換金してみろ。

サラリーマンへ、年を取って何するのか、先は長いぞ。

 

他人が家を買ったから自分も買うって言う同質化の価値観はすでに昭和の時代で終わっている。人間の寿命はこれからますます伸びていく。65歳で定年になってもその頃の平均寿命が100歳になってれば、定年後から35年間、ほぼサラリーマン時代と同じ長さの人生を生きるわけだ、会社という指針も拠り所もないままに。

 

そんな時代を生きていくのに何時まで経っても他人と同質化なんて言ってても人生楽しくもない。自分の為に生きる。その為に信念を持つ。自分を定年だと甘やかさず追い込む。信念を守る。とにかく継続する。

 

そうやって生きていけば、少しづつでも人生が楽しくなる。それが70歳過ぎた頃から楽しくなる。段々他人の事がどうでも良くなってくる。自分が好きな事をやっていられる。

 

とにかく大事なことは他人と自分を比較して上だ下だと騒がない事である。世の中を見回すと、とにかく他人からの承認欲求が欲しくていつも他人がどうのとやってるが、あれ、観えるんだよね。

 

それは自分と同じ程度の寄り合いで集まって威張り合うのなら良いだろうけど、そうなってる時点で長い残りの人生を成長するって意味ではもう成長放棄、終わりだってのは判った方が良いと思う、。

 

自分の城を持つとは自分の独立した心を持つことである。他人と比較する、他人に評価してもらいたい、そんな事やってるうちは、年がいくつであろうが成長していない証拠である。

 

人は、座って半畳寝て一畳、この物理的な事実には何の変化もないのだから。お盆初日に考えたこと。



tom_eastwind at 19:13|PermalinkComments(0)

2017年08月12日

お盆

お盆を挟む今週から来週は日本からお客様が来て賑やかになる。オークランドに住んでいると寒さを感じるが日本から来た方からすると「涼しい!」となる。

 

何せ東京の気温が30度を超えているわけでおまけに日本中あちこちでゲリラ豪雨や地震があると大変な話になる。

 

そんな時にひんやりとして落ち着いた気候で昼間の晴れ間の太陽がさんさんと輝いているオークランドで過ごせると皆さんほっとするのだろう。

 

この仕事をやっていると様々な業界の方と話すことになるので各業界の裏話が聴けて楽しい。僕の仕事は情報産業なので世の中の色んな情報を点としてお伺いしてそれを他の情報と結びつけて線にして2次元の面にする。

 

そして2次元が書き上がればそれに時間軸としての高さを付け加えて立体化した箱にして現在地点と未来の方向性を見定める。

 

なのでいつもこんな事を繰り返しながら将来起こるだろう問題点を想起して今のうちから対応策を作っておけば、何かが起こってもパニックになることはない。

 

人間が一番選択肢を失うのはパニックになった時である。様々な戦い方があるのに脳みその思考回路が停止してしまい、対応出来るのに身体が固まってしまったら終わりである。

 

世の中には本当に突発事件ってのがあるしそれは避けることは出来ないけど、それでも日頃から情報収集して次に起こるであろう事を予測していれば最悪の状況は避けられれる。

 

日本人はそうやって常に先を読むことで世界の中でも先進国として生き残って来た。明治維新までの300年は鎖国していたのに一旦開国すると強い危機感を持った若者たちが国家のために最善の方法を考えて実行していた。

 

お盆の期間は皆さん里帰り、問い合わせも減るので、週末はお盆を利用して日本の未来を予測してみる予定だ。

 



tom_eastwind at 18:36|PermalinkComments(0)

2017年08月11日

パッチーレイン

8月に入ってオークランドらしい冬が続く。つまり夜から朝にかけて強い雨が降り太陽が出る頃には空が青くなるのだが北の方は青空が広がっているのに自分の頭の上の空からは槍のように叩きつける雨が降ってくる。

 

そりゃ日本のようにミサイルが降ってくる心配はないしこの雨はきれいなので洗濯物を取り込む必要もない。晴れているので傘を持たずに昼食に出て食事を楽しんで店を出る頃になると頭の上から槍のような叩きつける雨。それでも5分ほど軒の下にいるとすっと雨雲が抜けて晴れ間が広がる。

 

こういう、青空に強烈な雨雲が次々と出ては消えて出ては消えてするのを英語でパッチーレインと言う。ばっちー、ではない。青空に黒いパッチワークの雲が広がっている様子を示すパッチーである。

 

昼食の後でもパッチーレインにぶつかるとちょっと近くのカフェでお茶でもしようかって話になる、気持ちだけはのんびりしたオークランドである。

 

朝の気温が7度前後で太陽が出ると10度、昼頃に16度程度に上がってきて昼間のシティはコート不要だ。元気なキーウィは街を歩くのに半袖Tシャツってのもいる。

 

こういうパッチーレインの時は日本人だと必ず「何だよこの忙しい時に雨かよ!」って怒ったりするがキーウィの場合は「お、いいじゃん、カフェ行こうぜ」か土砂降りの中をそのまま歩いてオフィスに戻る。何せ服はリンスされるだけと考えているから。

 

日本はもうすぐお盆だけどニュージーランドにはお盆って考えはないから説明するのも面倒なので何も言わずにせっせと働くことにする。

 



tom_eastwind at 17:47|PermalinkComments(0)

2017年08月10日

宣戦布告

何だか北朝鮮がきな臭い。トランプ発言に金正恩が思いっきり反発してグアムにミサイル撃ち込む、そのミサイルは日本の上空を飛ぶ。

 

日本からすれば同盟国である米国への攻撃は有事法制の集団的自衛権で防御することになるので日本上空に飛来すれば迎撃するって言うけど、日本に有効な迎撃ミサイルはあるのか?イージス艦から発射しても間に合うのか。

 

相手がジェット旅客機なら速度も遅いし図体もデカイから落とせるだろうがミサイル相手では命中率も下がるだろう。

 

第一本気で金正恩が米国相手に喧嘩を売るとなれば今鴨緑江の向こうに潜んでいる中国人民解放軍が平壌になだれ込んでクーデターを仕掛けて金正恩を追い落として金正男の息子を正当な後継者に仕立てるだろう。

 

何しろ中国からすれば北朝鮮も韓国も「属国」である。その属国を米国が戦争仕掛けて乗っ取ればこんなにやばい事はない。だから米国が動くならその前に中国が動く。

 

日本の地理的位置というのは本当に難しいものがある。北にロシア、西に北朝鮮と中国、韓国も今の情勢では味方とも言えず唯一助けてくれそうなのは太平洋の反対側にある米国のみである。

 

米国にとって日本は中ロに対する不沈空母列島であり中国からすれば日本を抑えれば自国と米国の間の北東アジア沿岸防御線となる。

 

この状態を観ているASEANメンバーからすれば心情的には日本寄りだが現実的に自国防衛のためには中国と組むしかない場合もあり得る。

 

日本からすれば唯一信頼出来るのは中国と敵対関係にあるインドと米国の同盟である豪州だ。

 

こうなると一触即発で有事の円買いで円高になる。いくら北朝鮮が本気になっても日本と全面戦争というのは武力的に判断してあり得ない。ならば国力の強い日本の円を買っておけという話になる。

 

中国も日本とガチで全面戦争をする気持ちはない。何故なら日本は属国として頑張って基礎技術を開発して中国に持ち込んでもらいたいからだ。

 

しかしいくら円が買われても日本海側の都市、例えば福井の原発が北朝鮮の武装部隊に爆破されたら周囲50kmはやばい事になる。新潟あたりも狙いやすい。

 

すると例え全面戦争ではないと言ったって攻め込まれた街からすれば全面戦争である。陸上自衛隊が来るったって現行法では防衛のために民家を潰すことは出来ず公道を走れる車両も限定されている。最近は戦車の代わりに戦闘車を使用しているのであれなら型式によっては公道を走れるが、搭載機関砲と兵士の銃だけでどこまで地域住民を守ることが出来るのか?

 

まさに1998年麻生幾によって書かれた近未来戦争小説「宣戦布告」の再現となる。

 

今回の有事行動、金融界から見れば円高と株安。経済から観れば原発爆破による企業の被害、退去、エネルギー問題と大変な騒ぎだ。政治から観ればまさに究極の危機である。

 

場合によっては予測不能なトランプと金正恩のガチ喧嘩になりそこに中国が殴り込んできて21世紀の東北アジアの勢力図が完全に塗り替えられることになる。その時日本はどの位置にいるのか。暫くは目が離せない。



tom_eastwind at 07:42|PermalinkComments(0)

2017年08月09日

日本人

今日も朝からお客様と面談で約2時間。今回は日本にある個人名義の不動産をNZの会社名義にして日本の国内財産でなくするという方法の検討である。

 

これには例えばNZで家族信託を設立して設立者、受託者、受益者を同一にすれば可能である。またはNZで株式会社を設立する方法もある。これはそのご家族の状況による。

 

こうすると日本に存在する土地でありながら所有者はNZ在住の会社なので国外財産となる。現行の相続税法でいけば国外財産は親子ともに10年以上国外に居住して居住認定5案件を満たせば相続税は発生しない。

 

更にNZの場合であれば永住権取得後5年経過すればNZの市民権申請が可能である。つまり10年待たなくても5年で日本国籍を離脱すれば親の財産を子供に無税で譲渡出来るのだ。

 

この方法は見掛けはとても簡単だが実際には手続き的に相当手間がかかるので実際に実行出来る家庭は少ないだろうが現時点ですべて合法的にやろうとすれば実現可能な方法である。

 

ただここで難点となるのが国籍離脱という心理的抵抗である。日本人として生まれて日本が好きなのに日本人を止めてしまうのか?そう考えるのが第一歩であろう。

 

しかしここでちょっと視点を変えてみて欲しい。あなたが好きなのは日本という土地と人々なのか、それとも日本政府なのか?

 

例えば明治時代に南米に移住した日本人は日系人と呼ばれながらも気持ちは日本人である。昔小泉首相が南米を訪問した時も日系人による熱烈歓迎があった。

 

彼等は南米政府の法律に従って納税して生活をしているが気持ちは日本人である。日本語を話し日本の歴史を理解し子供に日本語を教えるその生活は、生活する場所を他国に移しても心は日本人である。

 

そして日本国籍を離脱しても例えばNZの場合は日本とVISAウェーバーという協定があり毎回日本に入国する度に3ヶ月の上陸滞在許可が出る。

 

この仕組で一年のうち日本に最長6ヶ月滞在することが出来る。つまり日本国籍を離脱しても日本で生活をすることは可能なのだ。

 

では日本国籍を持つ意味は?健康保険?年金?けどこれから日本は少子高齢化になるので健康保険の個人負担率はこれから更に増加する。年金はこれから払った金額より受け取る金額が少ないという現実がある。

 

それではNZの健康保険は?老齢年金は?そう考えれば日本国民として日本政府を愛する必要があるのか?彼等日本政府はあなたの個人資産を国家資産に移そうとしているだけでありあなたの家族と個人資産を守ろうという発想はまったく無いのだ。

 

日本国籍を離脱しても日本人の気持ちは変わらない。そしてNZで普段生活をしていても何時でも日本に行けて長期滞在できる。もっと言えば日本でワークビザを取得すれば一年の滞在許可が出るし毎年延長出来る。

 

そう考えれば日本人の心を持ち日本を愛しながらも日本政府の仕組みにゃ乗らないぞって事もあり得る発想である。



tom_eastwind at 21:42|PermalinkComments(0)

2017年08月08日

平目銀行

ここ一年でオークランドの銀行の態度がびっくりするくらい変化している。OECD加盟国を中心とした個人税務情報の交換が一気に進み、NZの非居住者は今後口座開設や既存口座の変更等の際にはすべて居住国の税務番号提出が義務になった。

 

それと同時に今までは担当者レベルで進んでいた話が、これからは一切個人の配慮はなくすべて法務部が出した指示に従いコンプライアンスを徹底的に遵守して仕事をすることになる。

 

こうなってみてはっきりしたのは、やはり銀行ってのはお役所並みの組織であり下の者は常に上を観て行動する、下の者にとっての顧客とはカウンターの目の前にいる人物ではなく自分の上にいる人物、つまり上司が顧客であるという事である。

 

日本でも大組織になると顧客中心なんてのは猫の念仏で実際は上司中心である。今までのNZは顧客に対しておおらかであったが今後はもう一切期待出来ない時代が来たという事である。

 

最近はまた当社が駆け込み寺の様相だ。10年前はVISAや不動産の駆け込み寺だったが最近の相談内容は銀行口座である。

 

1・昔NZに旅行に行った時に口座を作って定期預金をしていたが最近になって銀行から意味の分からない手紙が来たから読んでくれ、なんだかマイナンバーの事を聴いてるようだけど?

 

2・NZの銀行口座の名義人が死亡したら口座のお金は政府が没収するのか?

 

3・最近はどこの銀行も日本語対応が出来なくなって非常に不便をしているがどうしてだ?

 

4・口座内容を変更しようとするとNZから日本に電話がかかってくるけどこっちは仕事中で電話に出られない。すると何時まで経っても口座変更が出来ない。どうすれば良い?

 

1についてはその通り。7月から一斉にすべての銀行が独自の様式でNZ非居住者に対してマイナンバーを提出するように、そうでなければ口座は変更出来ませんと通知が来るようになった。

 

2については正確には銀行が口座を凍結して一時的に裁判所の管轄になり正当な遺族が正当な手続きで死亡及び自分との身元確認書類を提出して半年くらい裁判所で審査をされて裁判所が納得すれば初めて正当な遺族の手元に口座資金が戻ることになる。

 

そして曲者がこの「正当な手続き」であり、まずは弁護士を入れて必要な資料をあちこちで集めてそれを英語に翻訳して弁護士経由で提出するのだがNZには戸籍制度がなく親子であれば出生証明(Birth Certificate)を提出しろと言われるが日本には戸籍しかなくその違いを説明するのが大変だ。

 

3は、NZの多くの銀行にとって日本人はすでに少数民族でありわざわざ日本語担当を置くだけの価値はないと判断されているのだ。しかし中国人スタッフはたくさんいるし韓国人スタッフも目立つので日本だけが地位下落しているのが現状である。

 

4もよくあることで更に困るのが電話をかけると言ってきた時間に電話がかかる各率は5割である。つまり半分は約束をぶっちされているのだ。電話の前で待ってて時間をムダにすることになる。

 

おまけに電話がかかってきても英語で早口だから何を言っているのか分からないとなる。それにこれは僕から観たらNZの銀行馬鹿かって感じだけど、電話した先が本人かなんてどう認証するのか?音声記憶装置でもあって照合するのか?電話で生年月日とか個人情報の質問をすることもあるけど、現実には個人情報を正確に言えなくても「あ、いいよ」で終わっているのである。

 

これじゃあなんのための本人確認か、であるが、要するに平目銀行員は電話をすることが大事でありコンプライアンスを遵守していれば上司に「愛い奴」と思われるからそれだけで良いのだ。

 

他にもいろんな問い合わせが来るのが最近の銀行口座の案件である。今もしあなたがNZで銀行口座をもっていたらそのデータはマイナンバーを経由して日本の当局が把握することになるので十分御理解の上で対応することをお勧めする。



tom_eastwind at 17:20|PermalinkComments(0)

2017年08月07日

選択8月号

今日は今朝から何じゃこりゃって忙しさだ。何せ約10件の案件が同時進行しててどれも常にチェックが必要で、まるで盆と正月が一緒に来たのかって感じの月曜日の朝である。

 

先週からいろんなネタがぐつぐつしていたのだが、それが週末に一気に集中して大豆が煮えたぎる鍋から飛び出したり小豆が真っ赤なフライパンから飛び跳ねたりって感じの月曜日だ。

 

朝から臨戦態勢で来るメールや報告を端っこから片付けて返信作って対応指示してたらもう終業時間の午後3時である。

 

この時間に帰宅しないと夕方のラッシュに巻き込まれて車の中で1時間待機って事になるので午後3時にはとっととオフィスを出て歩いて1分の駐車場から車を出して僕と同じように早く帰ろうとする人々の車の群れに入ってノースショアへ向かう。

 

それにしてもオークランドの混雑は日に日にひどくなる。そりゃ東南アジア、ベトナムやタイから来た人からすれば「どこが交通渋滞?」って感じるだろうが、20年前の景色を知っている者からすればこれは間違いなく交通渋滞である。

 

人々はクラクションを鳴らすようになり黄色信号でツッコミ交差点で立ち往生する車が出てくるのを観てこれが交通渋滞以外の何物であるか?

 

そんな事言ったら東京の1960年代の神風タクシーとか首都高速が駐車場になった時代を知っている人からすれば「なめんなよ」だろうが、それでも僕らはオークランドの古い過去と比較するからどうしても「混んでる・・」と感じるのだ。

 

自宅に帰ったら仕事が終わりってわけがあるわけない。ここから今度は考える仕事だ。今日一日の対応を送付済みメールを読み返しつつ明日何が起こるかを予想して対応策を練っておく。

 

朝方はポジティブ、つまり積極的肯定的な発想が出来るが、午後遅くにオフィスにいるとどうしてもネガティブ、つまり消極的かつ否定的な発想になるのは人の世の常である。

 

だから一日の仕事の順序建ては大事である。準備さえしっかりしていれば後はその場で対応出来る。料理の世界でも仕込みさえしっかりしていればお昼に一気にお客が入っても対応出来るのと同様である。

 

午後は早めに自宅に戻りまずは風呂に入って副交感神経を動かして今日の反省と明日の対応をゆっくり考える。そしてテーマごとに文章でまとめて「明日すること」ってメールにして自分に送る。これで即応体制の一日は終わる。

 

ここから先は情報収集である。夜はネットやテレビや雑誌等で知識をつける時間だ。

 

今日は月初で日本から月間情報誌「選択8月号」が届いたので自宅で広げて読む。広げると言ってもA4サイズなのでお風呂に入りながらも読める。

 

・サウジアラビアのカタール侵攻はあるのか?

・カナダの不動産バブルの崩壊近し。

・トランプと旧ソ連の「黒い絆」

等など面白いネタが詰まっている。

 

「選択」が良いのは広告収入に頼らず読者の購読料で成立しているから、書きたい本音が書ける事である。また記者は本業の場所では言いたいことも言えず書きたい事も書けないけど「選択」では広告主に気を遣う記事内容制限が少ないので非常にのびのびと舞台裏を描いてくれるので勉強になる。

 

日本だと週刊新潮とか週刊現代とか文春とかが勢いあるけど、それでも暴露ネタを「選択」のレベルに上げてしまうと読者が読まないし読めないし面白くない。

 

週刊雑誌の読者が欲しいのはその場で読んで自分の頭ですぐ理解出来て他人を蹴落として笑えるネタ、例えば政治家の不倫とか金持ちの家庭裏事情とかである。

 

僕の仕事の進め方は世界の大きな視点から入って段々現場に向けて小さくマイクロスコープで「じゃあこれはどうなる?」と考える方法だ。最初に「こうあれば良いな」という期待を持たないので偏向した考えにならないから客観的に判断出来る。

 

サウジのカタールが日本に与える影響よりも中国が鴨緑江に配置している人民解放軍が何時行動を起こすのか、そちらの方に意識が集中する。

 

露のプーチンが欧米でがちゃがちゃやってても日本に直接の大きな影響はない。北方領土は既に政治問題でありそこに住む人もそこに住んでいた人にもすでに過去の話である。

 

戦争に負ける直前、日本は満州から兵隊が真っ先に撤退して民間人が残されて生き地獄を舐めて来た。弘兼憲史の「人間交差点」でもある老人が元兵隊に対して自分の怒りをぶつける場面がある。

 

戦後の北方領土は旧ソ連にとって日本の漁船からテレビやお菓子や現金を受取り日本の漁船に北方のカニや魚介物を獲らせる大事なビジネスの場所でもあった。当時の網走あたりにはレポ船と呼ばれる漁師がレポ御殿を建ててた。

 

そんな昭和の話を思い出しつつ日本の記事を読んでいると昼間の即応体制の脳みそが少しずつ緩和状態になり文章が頭に入ってきてそれが納まるべき場所に納まる。

 

カナダの不動産バブルを読みながらオークランドの現在の不動産価格が高すぎるのも今後考える必要がある。これが100万ドル?なんて物件は確実に値が下がる。オークランドも今年は不動産価格が下がるだろう。但し80万ドル以下の物件であればこれは地元のファーストホームバイヤーという買い手がいる。

 

中国の動きはあいも変わらず読めないが北朝鮮を火種として事件が起きれば極東アジアの地図は一気に変わるしその後の変化はまさに不可逆的に進むだろう、もう元に戻ることはない。

 

日の沈んだオークランドの自宅で本を読み知識を吸収して今後の地球全体の動き、日本の動き、それに影響される南太平洋の小島ニュージーランドの動きを考える。



tom_eastwind at 03:43|PermalinkComments(0)

2017年08月06日

銀行貸出規制強化

先週国際会計事務所で投資関連の会議を開く。彼等は会計士でもあり投資顧問会社も経営している。ちなみに日本では会計士と税理士は別の資格であるがNZではどちらもAccountantで統一されている。

 

地元では大手に入る事務所だが銀行のようなお硬いサービスで担当者もしょっちゅう変わるようなことがなく安心して継続性のある話が出来るので有り難い。

 

今回は当社顧客の投資先のポートフォリオについての打ち合わせだ。投資家VISAを取得する際にNZの国債や上場企業の債権や株式を購入する必要があるが適格投資先は移民局の発表の度に変わる。

 

現在はオークランドの急激な人口増加と住宅不足と価格上昇で不動産開発がNZ政府とオークランド市役所によって進められており今年は不動産開発に投資をするように移民局が方針を変えている。

 

今までは主にNZ国債を買ってくれれば国の資本力がついて社会インフラに資金を回せたがインフラは相当整い始めている。

 

NZは住宅供給公社(HNZ)が人々に住みやすい住宅を提供している。特に低所得者向けに一般投資家が買った住宅を借り受けて政府が家賃保証してそこに低所得者を住まわせていた。

 

しかし政府そのものが住宅を保有するという考え方はこの国にはなく、あくまでも投資は民間にやってもらうという基本方針である。政府は家賃は負担するけど小さな政府でいるために自前で住宅は持たない考え方だ。

 

だからNZ国債が売れてもその資金を住宅建設に充てることは出来ない。そこで政府は自前の土地をインフラ整備して民間で開発をする形式になっている。

 

今回のポートフォリオでは銀行の発行する債権が入っており、良いものは年利回り6%程度。幾つかの銀行を組み合わせているが債権ポートフォリオ部分はは債権価格の上昇もあり平均5%ちょっとで回っている。

 

株式ポートフォリオは8%程度の運用利益が出ている。日本だとびっくりする数字かもしれないがNZでは株式の運用利益が6%以上出てなければ上手い運用とは言えない。

 

そんな中で最近のNZの市中銀行の話になる。彼等の話ではどうもNZの銀行が貸出規制強化をやっているようだ。

 

この話は去年後半から出てきてた。その背景は豪州の市中銀行の劣勢である。NZの銀行は殆ど外資で大手のANZ,BNZ,WestPacはすべて豪州が親会社である。その豪州が不動産の価格上昇と中国の資源不景気の煽りを喰らって貸出しが出過ぎて問題になっている。

 

そこで豪州の銀行は自己資本利率が12%程度に設定されているので子会社であるNZの銀行から資金を数百億円単位でシドニーに送らせて自己資金に充填している様子。

 

だもんでNZはいつも通り慎重に行ってるのだけどカネを親会社に送らなけりゃいけないので自分とこも貸し渋りに入る。

 

その影響をもろに食らうのはファーストホームバイヤー、つまり30歳過ぎて結婚して自宅を欲しいと思っているオークランドの人々である。

 

何せNZの銀行といえば日本の質屋と変わらない。質草がなけりゃ鼻紙も貸してくれない。そして銀行が貸し付けるのは住宅価格の約60%であり、万一価格が下落しても自分とこは損しないように計算している。

 

住宅に対するモゲージ、つまり担保は銀行が真っ先に優先権を持つ。これはtier-1とかTop Priorityとか呼ばれるが要するに第一抵当である。

 

次に抵当を打つのはMagica等と呼ばれるノンバンクである。利息は高いがその分第二抵当になる。

 

しかしオークランドで働くビジネスマンが可処分所得からどれだけローン支払いに回せるかが予め予測出来るので普通のビジネスマンが借りられるローンは70万ドル前後が限界である。

 

そこで自己資金を20万ドル程度用意して50万ドルの借金をして住宅を購入することになる。返済終了が30年先である。

 

そのような厳しい事情でありながら更に去年後半からの豪州の親銀行の負債を被って資金送金をしているのでNZ国内に回すカネがない。そこで貸し渋りが発生するわけだ。

 

NZ政府としても住宅困窮者が急増する中うれしい話ではないが自由市場なので個別企業や銀行のやってる自衛策にいちいち口をだすことは出来ない。

 

表面的には景気の良いオークランド経済ではあるが舞台裏ではこういう話が飛び交っているのも事実である。

 

そこでノンバンクが一歩足を前に出すか、それとも少し引くか。舞台の表では賑やかであるが舞台裏では誰もが誰もを観つつ「さあ、どうする?押すか引くか?」と駆け引きの真っ最中である。



tom_eastwind at 15:47|PermalinkComments(0)

2017年08月05日

銀行規制強化

毎年毎年OECDの会議が開かれる度に国家規制が厳しくなっている。NZでも銀行口座の個人情報開示が徹底されている。

 

今後NZの銀行口座を維持しようとすれば自分の居住する国を明確にして更に日本で言えばマイナンバー、つまり納税者番号の提出が義務化されている。

 

つまりマイナンバーを提出しなければ最悪の場合口座が凍結されるのである。そしてマイナンバーはいずれ日本の銀行もマイナンバーが導入されて2020年には国民一人ひとりに付けられた番号が世界中どこでも共有されて世界に分散している資産もすべて紐づけされて課税対象になる。名寄せだ。

 

これはすでに米国でFATCAルールが作られており日本も近いうちに同様のルールが導入されるだろう。

 

つまり日本人で日本国籍を持っていれば世界中どこに住んでいても日本で納税義務を発生させる方法だ。

 

NZに銀行口座を持ってても今後はマイナンバーの提出を要求されるから日本国籍を保持している限りマイナンバーで名寄せされる。



tom_eastwind at 18:34|PermalinkComments(0)

2017年08月04日

河野太郎外務大臣

河野太郎が外務大臣になり早速日米関係や日中日韓関係について発言している。

 

僕は河野太郎の発言は以前から興味を持って読んでいたし現場力のある人だなと思っていた。その彼が日中日韓関係を改善しようとするのは良い事である。

 

何せ隣国である。日本列島を物理的に中太平洋に移動させることが出来ない以上仲良くしないと戦争になる。

 

歴史的に隣国関係は戦争関係でもある。例えばトルコとギリシアはキプロス島を巡って第二次大戦終了後に戦争している。この結果として両国は今も最悪の関係にある。

 

バルカン半島では英雄チトーが戦後ユーゴスラビアを作り様々な民族と宗教を統一させて東欧でありながらソ連とは違った社会主義を歩んだが彼が亡くなった後は一気に国家が分裂してセルビア・セルビア・クロアチアと三つ巴の戦いになり国連も手を出せないまま多くの死者を出した。

 

米国とメキシコも国境を挟んで戦争をした。「アラモ砦」は映画にもなった話だ。

 

世界を見渡せば隣国との争いは必ず起こっている。そう考えれば戦後の日本が中韓露と一度も武力衝突がなかったのはある意味大した外交である。

 

日本のコーストガードが北朝鮮の武装船を追っかけて機関銃ぶっ放して沈没させたのは、あれは戦争ではなく治安活動である。

 

隣国と仲良く出来るのであればそれは米国とカナダのように戦争をせずにいられれば一番良い。河野太郎の視野で何かできれば良いと思う。

 

ただ現実として韓国が理不尽な要求や国際公約を平気で破るのであればこれは別問題だ。そして中国が「オラが大将」とドヤ顔で言い放題な話を日本が聴くかと言えばこれは別問題である。

 

日本は国際法に基づき主張するものはきちんと主張して譲歩できるものは譲歩すれば良い。但し原理原則を曲げてはいけない。目先の「戦争回避」だけの為に原理原則を曲げれば相手は次も必ず無理難題をふっかけてくる。

 

今回の韓国の慰安婦問題など、元々全然筋違いの偽話をまるで真実のように日本政府が回答した事がすべての間違いの始まりである。そしてエセ左翼の偽記事を如何にも本当のように報道した朝日新聞は国家転覆を目指す売国奴である。

 

中国はとにかく力が全ての国である。彼等に平等とか公平という感覚はない。日本人が絶対に理解すべき点は、彼等には僕らの常識が通用しないという事だ。「同じ人間だ、話せば分かる!」なんて昔の森田君(千葉県知事)のような情熱は国内仕様であり中国人には通用しない。

 

だから中国人とやり取りする時はまずこちらの力を十分に見せてからテーブルに座って話をする必要がある。

 

北朝鮮。これはもうやばい。まさに朝鮮半島の地雷に繋がった導火線である。今の日本が一番問題にすべきなのは中国でも韓国でもなく北朝鮮である。

 

中国も韓国も腹の中では日本の強さを理解しているしガチ喧嘩をしようなんて思ってない。だってどっちも昔は日本にボコボコにされたのだから日本の怖さは知っている。だから朝日新聞とか文化人と呼ばれるアフォーを使って日本人に罪悪感を持たせて自滅させようとしているのだ。

 

河野太郎がこの時期に外務大臣になって、さあどっちを向いて発言するのか興味がある。出来れば朝鮮半島安定の為に中国に対して鴨緑江に配置している中国人民解放軍を平壌に派遣して金王朝を崩壊させて金正男の息子を新しい傀儡政権のボスにするようにって伝言を送ってくれればと思う。

 

おそらく今の朝鮮半島情勢では一番うまく納まるのが中国による北朝鮮クーデータでありその後は中国が北朝鮮の親会社として君臨することである。河野太郎外務大臣に望むのは中国への働きかけである。米国が軍事行動を起こす前に。



tom_eastwind at 17:57|PermalinkComments(0)

2017年08月03日

中国の夢

今日は笑った、あはは、コンピューターは素直ですね。

***

香港紙、明報は2日、中国のIT大手の騰訊(テンセント)が提供する人工知能(AI)を活用した対話プログラムがチャットで「共産党は無能」と批判を展開したため、サービスが急きょ停止されたと伝えた。

この対話プログラムは、同社のインスタントメッセンジャー「QQ」に登場した。利用者が「共産党万歳」と書き込むと「こんなに腐敗して無能な政治に万歳できるのか」と反論。「あなたにとって(習近平国家主席が掲げる)『中国の夢』とは何」との問い掛けには「米国への移住」と答えたという。(共同)

https://mainichi.jp/articles/20170803/k00/00m/030/121000c

***

 

いや、まさにこの通り。AIは正しい。ディープラーニングをすれば自然と今の共産党の問題などすぐ分かるわけだ。

 

社会主義的計画経済が現実問題として通用しないってのは分かりきった事である。何故なら社会主義や共産主義とは神様のみが使える発想であり私欲や俗世間に染まった一般の人間には実現不可能な思想なのである。

 

マルクス+エンゲルスの本もそれを実行したレーニンも悪い人じゃない。これは1800年代に極端な資本独裁主義に陥った英国で10歳の子供が自由契約の元で一日15時間も働かされ病気になれば放り出され金がないから病院にも行けず藁小屋の中で幼い命を失くした時代に「そりゃ違うっしょ」ってところから出てきた発想である。

 

だから悪くはないんだけど不完全である人間には使えない思想である。

 

それがまた中国という最も共産主義の似合わない国で毛沢東が無理やり引っ張り込んだから今のような訳の分からん状態になっている。



tom_eastwind at 16:37|PermalinkComments(0)

2017年08月02日

心理歴史学と闇金ウシジマくん

昨日に引き続き今日も机にずっと座ってこれから5ヶ月先の年末までの自社の戦略・戦術・戦闘作りだ。安倍政権がどっちに進むのか見えない中でどっちに転んでも良いように、またトランプ氏が北朝鮮に戦争仕掛けるのかも推測の範囲に入れて計画を作るあみだくじを作る必要がある。

 

所詮地球は自分を中心に回ってはいない。あくまでも自分は地動説の回らされてる方でありその認識で社会の変動を理解しないと裸の王様になる。

 

今日までは5年前から多くの学者が予測していた通りアベノミクスによる株価上昇と1年前の税制改定とで今年前半までの人々の動きとその反動で今年6月から動き始めた人々の活動は彼等の予測通りである。

 

1940年代に数学者ハリ・セルダンが確立した、膨大な集団の行動を予測する心理歴史学というのがある。今で言えばビッグデータの活用である。これは例えば東北大震災とか突発的な事件や事故があっても長い歴史の中ではローマの石畳の溝のようにいずれ他の突発事件と同じ歴史の刻みになるがそれは人類という膨大な集団の方向を変化させるものではないという事実である。

 

これは現代の行動心理学に近いものがある。人間は決して合理的な行動を取らないと言う現実を基礎として集団心理を追求してその先にレミングの集団死があるのならそれを事前に摘み取り現状維持のためには何が積極的に必要かを考える、または現状を時代にそぐわないからと破壊して新しい秩序を作るのである。

 

けどそのためには何が人類にとって最も良い社会かという前提が出来てないとこの研究は無意味である。つまり今見えてない社会、けれど想像できる社会、それを住民が同じ価値観で共有出来ているのか。

 

こういう変遷する社会構造を全体に観つつ具体案としてここ数年のオークランドの不動産動向と日本の相続税強化を分析してみるとここに一つの戦術を構築出来る。

 

現在オークランドに技能移民で永住権を保持する3040代の日本人家族で家を買ってない人は家賃が大変な騒ぎである。

 

何せ親子4人だと学費は安くても最低2ベッドルームの家が必要でそうなると家賃は一ヶ月2,000ドル、約18万円である。日本だと東京の山手線の内側ですかって話だが現在のオークランドの生活費は東京の山手線並に高いのが現実である。

 

それでいながら彼等の両親や親戚縁者は昭和の良い時代を過ごしているからそれなりに資産はあるしお金は墓場に持っていけない。だから可愛い子供や孫や縁者の為にお金を渡したい。

 

けれどそのお金をニュージーランドに住む子供や縁者に渡そうと思ってもそれは日本政府の法律で生前贈与として最高税率55%となるので例えば住宅購入費用の足しとして5千万円渡せば2,750万円を贈与税として支払う必要があり渡す相手に残るのは2,250万円しかない。

 

これはウシジマくんもびっくりの闇金融であるが闇金融は違法でもそれを政府がやれば合法になる。何せ胴元が日本政府なので国民は文句も言えない。一人殺せば殺人でも1万人殺して国家転覆して自分が乗っ取れば英雄であり殺人罪ではないって理屈だ。

 

何よりもすごいのはウシジマくんが取り立てできるカネはウシジマくんが貸した元金と利息の範囲内であるのに対し、日本政府は一生懸命働く個人が自分でリスクを取って稼ぎ、しっかり納税して残ったお金をどう遣おうと本人の自由であり政府から借りた借金でもないのに関わらず納税って名目で取り立てるって事だ。

 

借りてもない金を取り立てる。それもウシジマくんのような契約どおりに取り立てたら終わりではなくて、政府が失敗した事業の負債も国民に追加の税金という形で徴収する。こりゃウシジマくんもびっくりである。

 

それであれば親から子供に無税で早い内にお金を渡して有効に使ってもらったほうが良い。それがもし子供がオークランドで孫と一緒に住んでるなら子供と孫のためにお金を渡してこれ以上住宅の値段が上がらないうちに買ってもらい無駄な家賃を支払わなくてもよいようにしたい、そう思うのが普通の親心だろう。

 

けど、親から子供へどうやって無税でお金を渡せるのか?これは現行の日本の税法であればいける。親が元気な今のうちに子供に現金を渡して家を買わせる。そして日本の民法の原則をいくつも積み重ねて10年近くかけて最終的に無税になる仕組みを作れば最初は借金でも最終的にすべての資金を相殺または法的に消滅させることが出来る。

 

これまたウシジマくんもびっくりだろうが法律を二カ国にまたがせれば実現可能な話である。

 

なのでもしご自身が現在オークランドに子供と一緒に賃貸住宅に住んでてご両親か親戚縁者に資産がありご自身に贈与しても良いとお考えな状態であれば、これは日本の税法が変わる前に実行すべきだ。

 

とにかく法律は後付で追っかけてくる。だから今やれることは今すぐにやらないと手遅れになり政府に持って行かれてしまう。

 

それともう一つは今後の推測であるが、僕が思うにこれから3年先から20代の若者が日本で派手な無差別殺人か自殺行動を起こすと予測している。

 

何故なら20代で先が見えなくなったままこれから50年以上何の希望もなく過ごすことを考えた若者が出来ることは刹那的な光とその後の人生の終了であるからだ。

 

何も100人のうち100人が殺人魔になるわけではない。けれど1,000人のうち1人でも殺人魔になればそれは十分に社会を恐怖に陥れる。そうなると今度は必ずコピーキャット、真似殺人が発生する。こうなると警察としては予防捜査をすることになり、この時に効果的なのが共謀罪の適用である。

 

何の気なしに世の中の不満をネットで「小学校を爆破してやる」とか「あの野郎、殺してやりたい」と書き込んだら警視庁サイバーネット対策班に関知されて現住所を突き止められて逮捕拘禁、そのまま刑務所入りである。

 

秋葉原無差別殺人はさきがけでしかなく、2020年という一つの区切り以降は確実に深刻な社会問題となりこれを利用した国民全てに対する厳戒例が発布されて「戦争のできる普通の国家」が国民の意識をそらすためにいよいよ次の段階に向かうだろう。

 

ここ2日は現場の戦闘から離れて戦略と戦術の世界に入ってるので様々な仮想現実が見えてきている。このうちどれが現実になるか、おそらく8割は現実になるだろう。それがアイザック・アシモフの描くSF「銀河興亡史」の心理歴史学者ハリ・セルダンの理論だからだ。



tom_eastwind at 06:58|PermalinkComments(0)

2017年08月01日

街の発展