2005年08月13日

ATTACK! 邦題:攻撃 

「ATTACK!(邦題:攻撃)」

 

1958年アメリカ・モノクロ

 

主演:ジャック・パランス、リー・マービン

 

第二次世界大戦末期のドイツに侵攻したアメリカ軍中隊の戦いと、上官と部下の争いを描く、クラシック洋画。

 

アメリカが世界の現実に対して無知でいられた、自分が正しいと信じ込めた、最後の古き良き時代に作られている。

 

ジャックパランス演じるジョー中尉は、勇敢で部下思いだが、統率力も決断力もない、見栄っ張りの上司である大尉と事ある度に衝突し、遂にはそれが戦いの場にまで持ち込まれ、中隊は全滅の危機に晒される。

 

その時に主人公が取った行動とは?

 

ロバートアルドリッチ監督の傑作である。

 

ドイツの戦車が調達出来ずに、バルジ大作戦のような妙なドイツ戦車が出てきたりするが、M1ガーランドライフルやトミーガンは、あの時代の象徴であるし、実際に戦争を経験したメンバーで映画を作っているので時代考証もしっかりしている。

 

金儲けとCG活用しか考えない現在のハリウッドでは、もう作れない映画だろう。とにかくジャック・パランスの鬼気迫る容貌は、それだけでも一見の価値がある。但し女性や、戦争に興味がない人が観ても面白くはないだろう。

 

tom文庫にあります。

 



tom_eastwind at 12:22│Comments(0)TrackBack(0) 最近観た映画 

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