2006年03月29日

立花ビクトリア店

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立花と書いてRikkaと読む。勿論有名店。

顧客の8割が地元キーウィであり、彼らはよく飲みよく食べるから、客単価も高い。だから、商売としても割が良い。

 

日本人が自分に関係ない事を語る時、特に日本食等がテーマになると、皆さん言いたい事を言う。とにかくもう、「その言葉、そのままあなたに返しますよ」という事が多すぎである。

「ここのシェフも、もう一歩だね」とか、おいおい、タバコの火を消してから言えよ、ニコチンやろう。

「この寿司にこのワインが合うんだよね、最高!」とか、おいおい、生の魚介類に合うワインを知ってるのか?余程よくワインやお酒の事知ってるんだろうな、知ったかぶりの他人舌やろう。

「すし屋で最初の一杯はやっぱりアサヒだね!」とか、おいおい、お前さ、目隠しでビール飲み比べて、ちゃんと自分が何飲んでるのか、分かるんだろうな?あの、舌に載せた瞬間に苦い鉄分の味のするビールを、「おいしい!」と言ってるんだろうな?

最も酷いのは、インターネットで無記名で書き込む連中の罵詈雑言である。もう、便所の落書きもあそこまで無責任かつ出鱈目ではないよな、思わずそう言いたくなる内容だ。

でもって、何でRikkaがテーマかというと、実はここの味は、キーウィに合わせているからだ。つまり、普通の日本人が「おいしい」と感じるよりも、少し味付けを濃い目にしたり、揚げ物を多用したり、盛り付けにボリューム感を出したりと手間をかけているので、普通に日本人が行くと、ちょっとしつこいと思うからなのだ。

でも、キーウィに合わせたからこそ利益が出て、日本人を雇用して、NZ経済に貢献しているのだ。日本人にあわせたら、店なんてすぐ倒産するよ。オークランドに住む1万人程度の日本人でも、和食を普通に食べにいける家庭なんて限られていて、市場としての存在感は、ほぼゼロである。

だから商売を維持するとするなら、地元中国人、キーウィを狙った味付けにして顧客を獲得するのが、成功の道である。

そのような経営、料理の考えを全く無視し、日本ではくるくる寿司にしか行けなかったプータロウが、それも自分のブログでなく無記名の書き込みで「あそこね〜、まあまあって噂だよ」とか「良くないって評判」とか、結局自分で食べてもなくて、発言に責任も取らずにその場の余興で他人のシリアスなビジネスの部分を無視して勝手な書き込みをする。

自分で食ってから言うならまだしも、・・・・食ってから言え!そして、いっぺん食ったからって言って、百年も食ってるような、料理の専門家みたいな御託を言うな!くそぼけ!

僕がブログでお店の評価をしていながらこんな事を書くのもおかしいと思われるかもしれないが、評価はそれなりに自己責任が必要だと思う。他人を評価や批判をする際に、逃げてはいけないと思う。きちんと主張をするなら、まず「名を名乗れ」でしょ。

僕はおいしい食べ物がDaisukiだし、その為には少しくらい余分にお金を払っても良いと思うくらいだ。実際に、300円のラーメンを食う為に3000円のタクシー代を使っていた時代もある。

Rikkaをおいしいと思うかどうか?今のNZで成功して、毎日お客が入ってて、僕自身が食べても、それなりに食える料理であるという総合評価をすれば、こういうレストランがあって日本食の裾野を広げてくれるのは、良い事だと思う。

但し、日本食の中では、正直に言って「焼き鳥KEN」には、負けているだろう。というか、今のオークランドでけんさんが焼く「焼き鳥」を越えるものを出せる店は、山水も含めて、ない。

写真はRikkaから眺めるビクトリアの煙突。なんか支離滅裂になってしまったので、煙のように消えてしまおう。しゅわわ〜。

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tom_eastwind at 23:25│Comments(0)TrackBack(0) 世界と日本 味めぐり 

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