2006年03月31日
見返り美人
見返してないじゃん!と文句を言われそうな写真。
見返り美人と言う言葉を最初に聞いたのは、小学校で切手収集の話になった時だ。そう言えば、シャレードという素敵な映画でも、キーワードは切手だった。
閑話休題。
世界最初のバブルがいつかは知らないが、1600年代に起こったオランダのチューリップバブルが最初ではないかという説がある。
チューリップの球根をネタに巨額の金が動き、来年咲く予定の新種チューリップの購入権を購入し、そのチューリップが咲く前に他の人に高額で売却してしまうという、まさにバブルだったのだ。
でもま、写真の娘はバブルではなく、現実に存在している20歳台女性である。
NZで新しい事を学ぶ積りでやってきて、金にならないけど学べる、ボランティアみたいな事をやっている。その傍ら、生活費を稼ぐ為にもアルバイトもする。
そんな彼女も、そろそろ自分の次の道を捜さねばならない。このままNZに残って仕事をするか、日本に帰って今までの経験を活かして何かするか?どっちにしてもはっきりしているのは、彼女は自分で生活しようとしている事だ。
それが何だって?一体何なのさ?
実は、僕の仕事でいろんな人に触れ合って生きていると、他人の金や他人のふんどしで商売しようとしている輩が実に多いので、たま〜に、まともに働いている人と話をするのは、結構快感なのだ。
実際に、月刊ニュージーランドの広告を見ると「そりゃ〜ないでしょう!」と、声を大にして言いたい広告がある。そろそろ広告規制をかけた方が良いんではないの、月刊さん。
お隣のシドニーでは、日本の日刊紙と提携した新聞に大きく「社告」が出ている。その内容はAさんが悪い、Bさんは正しいという内容だ。
どっちが正しいのか、分らない。ただ、言える事は、真実は「藪の中」かもしれないが、この世の中で物質的に生きていこうと思えば、間違いなく「ずるさ」が必要だという事。そしてそんなものは、本当に精神的に正しく生きていこうとする時には不要だという事。
必要なのに不要?困ったものです。でも、不要なまま生きていければ、そんな幸せはないと思う。
見返り美人、ばぶらずに生きていこうぜ!