2007年08月01日
月曜日の朝から
月曜日の朝から飛び込みのお客様あり。50歳半ばの男性で、不動産投資で資産を形成されて、今回は家族を連れてオークランドにやってきて、不動産と管理をしてくれる会社を探しているとの事。
「いくら儲けても、日本じゃ意味ないですよ。殆ど全部が税金でしょ、その税金が何に使われるかが分からなくて、もうバカらしいやら何やらでね、今後は稼いだ金をニュージーランドに持ってきて、こっちで納税した方がましですよ」
おとなしそうな顔つきなのだが、日本政府に対する怒りは、かなりのようだ。
今の日本の問題を突き詰めれば、結局政治不信に繋がるのではないか。インターネットが発達する以前では個人の情報収集には限度があり、大手マスコミは政府に寄生、じゃなかった、規制されているから、自由にモノが書けない。てゆ〜か、一緒につるんで美味しい思いをしているほうが良い。だから日本の政府がどんな事やってるか、民間の一般人は知る由もなかった。
何時の時代も、日本では国民が苦しめられてきた。苦しめられるプロである日本人は、少々の事では怒らない。
「またいつもの事だ、銀行がバブルで吹き飛んで、政府が貸し付けた金が結局わけの分からないところに流れてるみたいね〜、全くもう」で終わり。
それでも真面目に納税する国民って、世界中の政治家の垂涎の的ではないかな。
「もうね〜、こっちが頭使って金を稼いでもね、それを坊主○取りじゃないけど、税金って名前で勝手にもってっちゃう。それも、ちゃんと俺たちに分るように医療や教育に使われてればいいよ。それがさ、年金を使ってグリーンピアとか作ってみてさ、国民は増税され医療は削られ、結局儲けるのはお上だけって事でしょ、こりゃおかしいよ」
税金を払うのは義務だが、それは国民としての権利を保障してもらう事が前提だ。それに、どこで納税をするかは国民が自分で決める事だ。
本当に、今年になってこのような駆け込みのお客様が増えた。