2010年06月02日
プライベートバンク
スイスのプライベートバンクの口座開設と資産運用を行っている会社と海外で会議した時の話。
「プライベートバンキングサービスとプライベートバンクとは全く違います」ってとこから話が始まって説明を聞く。
「スイス政府によって認可を受けたプライベートバンクと正式に呼ばれる銀行は14行しかなく、それ以外の銀行は商業銀行と投資銀行であり、あのHSBCでさえもプライベートバンキングサービスは提供しているものの、プライベートバンクではないのです」
ふむふむなるほど。ここまでは何となく理解出来る。けどそうなるとプライベートバンクをそのまま日本語にすると「個人銀行」じゃん。子供銀行とかなら知ってるけど、ていうことは個人が銀行業をやってるって意味?
そういうあふぉな質問をすると、「はい、まさにその通り、プライベートバンクとはお客様の資産を預かるのみで、個人が無限保証をして経営されており、当社の取引先プライベートバンクは数百年続く家族によって信用を積み重ねております」。
なるほど、こりゃもう本格的なユダヤ人ビジネスですな。
その後、欧州におけるプライベートバンクの歴史の話などを聞き、具体的な口座開設の方法、最低預け入れ金額などの条件を聞く。
香港では一時払いの生命保険、シンガポールではプライベートバンクを利用した資産運用、それにしても金融街には実にたくさんの情報がある。
ニュージーランドでは資産運用と言えば銀行預金か不動産しかないので、東南アジア、特に香港やシンガポールで販売されている商品を見ると、まさに田舎もんが大都会に出てきてぽかーんとしている感じである。
東京からオークランドに戻る機内で読んだ外資系大手投資銀行を舞台にした小説にしてもだけど、ほんとに北半球ってのはすごいね。
超一流の大学を卒業した、やる気の塊のような連中がしのぎを削りながら他人より頭一つ飛び出そうと一生懸命に働いている。
ただ面白いのは、そうやってがむしゃらに働いている人たちに「お金持ちになったらどうするの?」って聞くと、大体が「そうさな、早いとこ、出来れば40代半ばでリタイアして南太平洋の小島でのんびりと釣りでも楽しみたいな」って言う。
うん、それ、今すでに南太平洋の小島で多くの人が若い頃からそうやって人生を楽しんでますよ、ニュージーランドでさえ残業せずに土日休み年休は一ヶ月取り更に月曜日の朝は腹痛のふりをして週末の魚釣りを続けている人もいますよ。
う^ん、北半球の人みたいにがむしゃらに働いて家族が壊れて、カネがたまって小島で生活、、んん、どうなんかな、南半球の人間の方が人生の楽しみ上手なのか、北半球のエリートビジネスマンが実行したいと切実に望んでいる生活を20代から実現している、ある意味まともなのかもしれないな。
てか、カネだけが人生じゃないって、赤道を越えるたびに毎回感じれるぼくも、多分幸せ組(良い意味でも悪い意味でも・笑)なんだろなって思う。
さて、そうは言ってもある程度は働かねば食えない。今回の出張の報告を各部署に行い、これからの進め方を打ち合わせする。
さ、北と南のビジネス温度調整だ。皆には北の温度を伝えて熱くさせて、僕は南の温度で頭を冷やす。
「プライベートバンキングサービスとプライベートバンクとは全く違います」ってとこから話が始まって説明を聞く。
「スイス政府によって認可を受けたプライベートバンクと正式に呼ばれる銀行は14行しかなく、それ以外の銀行は商業銀行と投資銀行であり、あのHSBCでさえもプライベートバンキングサービスは提供しているものの、プライベートバンクではないのです」
ふむふむなるほど。ここまでは何となく理解出来る。けどそうなるとプライベートバンクをそのまま日本語にすると「個人銀行」じゃん。子供銀行とかなら知ってるけど、ていうことは個人が銀行業をやってるって意味?
そういうあふぉな質問をすると、「はい、まさにその通り、プライベートバンクとはお客様の資産を預かるのみで、個人が無限保証をして経営されており、当社の取引先プライベートバンクは数百年続く家族によって信用を積み重ねております」。
なるほど、こりゃもう本格的なユダヤ人ビジネスですな。
その後、欧州におけるプライベートバンクの歴史の話などを聞き、具体的な口座開設の方法、最低預け入れ金額などの条件を聞く。
香港では一時払いの生命保険、シンガポールではプライベートバンクを利用した資産運用、それにしても金融街には実にたくさんの情報がある。
ニュージーランドでは資産運用と言えば銀行預金か不動産しかないので、東南アジア、特に香港やシンガポールで販売されている商品を見ると、まさに田舎もんが大都会に出てきてぽかーんとしている感じである。
東京からオークランドに戻る機内で読んだ外資系大手投資銀行を舞台にした小説にしてもだけど、ほんとに北半球ってのはすごいね。
超一流の大学を卒業した、やる気の塊のような連中がしのぎを削りながら他人より頭一つ飛び出そうと一生懸命に働いている。
ただ面白いのは、そうやってがむしゃらに働いている人たちに「お金持ちになったらどうするの?」って聞くと、大体が「そうさな、早いとこ、出来れば40代半ばでリタイアして南太平洋の小島でのんびりと釣りでも楽しみたいな」って言う。
うん、それ、今すでに南太平洋の小島で多くの人が若い頃からそうやって人生を楽しんでますよ、ニュージーランドでさえ残業せずに土日休み年休は一ヶ月取り更に月曜日の朝は腹痛のふりをして週末の魚釣りを続けている人もいますよ。
う^ん、北半球の人みたいにがむしゃらに働いて家族が壊れて、カネがたまって小島で生活、、んん、どうなんかな、南半球の人間の方が人生の楽しみ上手なのか、北半球のエリートビジネスマンが実行したいと切実に望んでいる生活を20代から実現している、ある意味まともなのかもしれないな。
てか、カネだけが人生じゃないって、赤道を越えるたびに毎回感じれるぼくも、多分幸せ組(良い意味でも悪い意味でも・笑)なんだろなって思う。
さて、そうは言ってもある程度は働かねば食えない。今回の出張の報告を各部署に行い、これからの進め方を打ち合わせする。
さ、北と南のビジネス温度調整だ。皆には北の温度を伝えて熱くさせて、僕は南の温度で頭を冷やす。