2010年06月21日
キーウィサッカー
今日のニュージーランドヘラルドは南アフリカで開催されているサッカーワールドカップで強敵イタリア相手に引き分けに持ち込んだオールホワイトの善戦を褒め称えた記事で一杯だった。
僕はサッカーの事はよく分からないが、それにしてもこの国の人々のスポーツ好きは見てるこちらがはらはらするくらいだ。
以前にラグビーの国際試合が英国、フランス、南アフリカ、オーストラリアなど強豪を集めて行われた際に何気なくシティのヴィアダクトにあるスポーツバーの前を通ると、大の巨漢たちが体を揺らしながらビールを振り回して大騒ぎであった。
そのバーでは対戦相手国も応援してたのだが(どこだっけ、英国のどっかだ・・・と記憶薄い)、後半で段々試合に決着がつき始めると、まさにバーの中に流れる空気が剣呑になってきたのである。
週末の夜、男たちと酒、敵同士、この状態であのバーの中では物凄い火花が散っていたのはしっかり記憶にある。
今回5月にロンドンに行ってある地元ビジネスマンと仕事の合間に世間話をした。
「そういえばもうすぐ夏だよな、地元のロンドンっ子は近くの公園で短い夏の太陽の光を浴びて楽しむんだろうね」
と聞くと彼は半分笑いながら、
「今年?この街はゴーストタウンになるよ、だって皆南アフリカに行くからさ。普段でもこういう連中は夏の間のフットボール(サッカー)をテレビがやっている時は太陽の下にいないもんだ」だって。
サッカーをフットボールという事も、更によく働くイメージのあるシティのロンドンっ子でさえもフットボールの魅力にとり付かれているのがよく分かりました。
あ、そういえば今日のローカルニュースではメディアがフットボールと言わずにサッカーサッカーって言ってたな。
ニュージーランドでも特にオークランドは土曜の夕方に地元でラグビーの試合がある時は人々の流れが見事なまでに変化する。すべての道はイーデンパーク(ラグビー場)に続くといった感じだ。
球技にはあまり興味がない自分は日本にいる頃夏場の屋台でかかるラジオの野球中継がうざくて嫌だった。てかラジオ解説とかそれを聞いてる親父連中の理屈がうるさかった。が、キーウィのスポーツ好きは何てか理屈抜きに楽しくて良さそうだ。
失敗を恐れないキーウィは(てか失敗の怖さを習ってない)どんな相手でも平然と攻めていく。普通に考えれば負けるだろうって状況下でも突っ込んでいくのがこの国の国民性である。
第一次世界大戦では負け戦と分かっているガリポリの戦いで数千人の死者を出しながら退却の最後の日まで戦い続けたキーウィ。
サッカーワールドカップではどう考えても格上のイタリア相手に引き分けに持ち込んだ。少なくともオールホワイトには「怖くて体がすくむ」と言うことはなかったのだろう、それも「引き分け」の一因かもしれない。
負けるはずのない格下相手になめてかかったイタリアと、ものおじせずに恐れずに突っ込んでいったキーウィチーム。
こういう事が起こるから人生は楽しいんですな。
僕はサッカーの事はよく分からないが、それにしてもこの国の人々のスポーツ好きは見てるこちらがはらはらするくらいだ。
以前にラグビーの国際試合が英国、フランス、南アフリカ、オーストラリアなど強豪を集めて行われた際に何気なくシティのヴィアダクトにあるスポーツバーの前を通ると、大の巨漢たちが体を揺らしながらビールを振り回して大騒ぎであった。
そのバーでは対戦相手国も応援してたのだが(どこだっけ、英国のどっかだ・・・と記憶薄い)、後半で段々試合に決着がつき始めると、まさにバーの中に流れる空気が剣呑になってきたのである。
週末の夜、男たちと酒、敵同士、この状態であのバーの中では物凄い火花が散っていたのはしっかり記憶にある。
今回5月にロンドンに行ってある地元ビジネスマンと仕事の合間に世間話をした。
「そういえばもうすぐ夏だよな、地元のロンドンっ子は近くの公園で短い夏の太陽の光を浴びて楽しむんだろうね」
と聞くと彼は半分笑いながら、
「今年?この街はゴーストタウンになるよ、だって皆南アフリカに行くからさ。普段でもこういう連中は夏の間のフットボール(サッカー)をテレビがやっている時は太陽の下にいないもんだ」だって。
サッカーをフットボールという事も、更によく働くイメージのあるシティのロンドンっ子でさえもフットボールの魅力にとり付かれているのがよく分かりました。
あ、そういえば今日のローカルニュースではメディアがフットボールと言わずにサッカーサッカーって言ってたな。
ニュージーランドでも特にオークランドは土曜の夕方に地元でラグビーの試合がある時は人々の流れが見事なまでに変化する。すべての道はイーデンパーク(ラグビー場)に続くといった感じだ。
球技にはあまり興味がない自分は日本にいる頃夏場の屋台でかかるラジオの野球中継がうざくて嫌だった。てかラジオ解説とかそれを聞いてる親父連中の理屈がうるさかった。が、キーウィのスポーツ好きは何てか理屈抜きに楽しくて良さそうだ。
失敗を恐れないキーウィは(てか失敗の怖さを習ってない)どんな相手でも平然と攻めていく。普通に考えれば負けるだろうって状況下でも突っ込んでいくのがこの国の国民性である。
第一次世界大戦では負け戦と分かっているガリポリの戦いで数千人の死者を出しながら退却の最後の日まで戦い続けたキーウィ。
サッカーワールドカップではどう考えても格上のイタリア相手に引き分けに持ち込んだ。少なくともオールホワイトには「怖くて体がすくむ」と言うことはなかったのだろう、それも「引き分け」の一因かもしれない。
負けるはずのない格下相手になめてかかったイタリアと、ものおじせずに恐れずに突っ込んでいったキーウィチーム。
こういう事が起こるから人生は楽しいんですな。