2010年08月20日

詐欺師からでもカネを取る方法

詐欺師からでもカネを取る方法とは、元々は英国で消費税を導入する時に使われた表現と聞いているが語源は正確ではない。しかしその意味は非常に明確だ。

消費税だけはどんなに逃れようと思っても逃れようがない税金である。どっかの詐欺師が政府相手に大儲けして税金払わずに銀座に飲みに出る。けどその店で100万円遣ってくれれば5万円が税金だ。

ニュージーランドは今年中に消費税が12.5%から15%に上がる。同時に所得税の減税を行うのだが、その目的は出来るだけ働いた方がお金になりますよ、失業保険は本当に困った人の為の仕組みですよっていう、国からのメッセージだ。

そして今朝のニュースでは、社会福祉の一つである家族手当について、6歳の子供が学校に行くようになったらシングルマザーでもパートタイムの仕事を探すように促す法律が出来た。

これはつまり、今までは子供がいてシングルマザーなら全然働かなくても生きていけるだけの手当てを貰ってたしこれからも仕事がないお母さんに手当てを出すけど、社会に参加しているんだから出来るだけの事はしようねって意味だ。

ニュージーランドのセーフティネットが整備されているのは何度も書いたが、逆にあまりに整備され過ぎて、わざと働かないで政府からカネ盗ってベンツに乗ってるようなある特定の人々が増えてきたのも事実である。そしてそのような状況は一般的な勤労キーウィからすれば、どうなのかと言う疑問も増えていた。

なので今回の世界不況を利用して政府が今までの性善説に基づいた制度に付けこむ連中を合法的に排除する方向で少し見直していこうと言う、機会を捉えて選んだ政策である。

これが3年前ならグリーンパーティ(麻薬の合法化したり人間を草葉の陰で生活させたい人たちの集まり)あたりから反対も出ただろうが、現在の失業率の状況なら押し切れる、政府もそう判断したのだろう。Nice Judge,である。

ニュージーランドは来れば誰もが幸せになれるシャングリラではない。真面目に働く人がきちんと対価を受け取る事が出来るだけの国だ。その点だけは理解してもらいたい、そう、そこを歩くxx人、君の事ですよ。


tom_eastwind at 14:40│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 移住相談

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