2011年03月02日

寄付について

クライストチャーチの寄付についてコメントを頂いた。多くの場合寄付は中間搾取が発生しており、本来の意味とは違う使われ方(寄付ビジネス))をしているという事だ。これはまさにその通りであり、だからぼくはキャセイ航空に乗るたびにUNICEFの袋を渡されるが一度も寄付したことはない。

 

ただ、ニュージーランドにおいては寄付は本当に寄付だと思っている。この国は本当に真面目なのだ。よく言えば真面目、悪く言えば単純となるのだが、それにしても真面目なのである。

 

クライストチャーチで多くの人が災害に遭った、だから助ける、相互扶助のごく基本的な発想だけで活動している。

 

そこでは「中抜きしよう」とか言う発想はない。ぼくのような北半球の人間からすれば「いくらでも抜けるようなシステムだな」と思うが、主体であるキーウィはそういう発想がないのだ。

 

もちろん今回の寄付を行っている団体全部の帳簿を見ているわけではないので何とも証明は出来ないが、自分がこの国で十数年ビジネスをしてその経験で言えば、キーウィは基本的に中抜きするような人種ではないってことだ。



tom_eastwind at 02:04│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | NZニュース

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