2011年03月09日
沖縄はゆすりたかりの名人????
アメリカ国務省メア日本部長の発言に対して沖縄及び日本政府は発言撤回と謝罪を求めている。それに対してキャンベル国務次官補は「誤解について謝罪したい」と述べた。
この「誤解」とは、メア日本部長が本当に言いたかったのは「日本政府は沖縄を使って日本国民の税金をゆすりたかりして米国のせいにしたりする名人だ」だ。
ゆすりたかりと言っても誰の金の話をしているのか?それは米国から金をゆすったって話ではないよね。米国が金だすわけないじゃん。
沖縄の人がお金を欲しがっているという名目で政府が国民の税金を吸い上げて沖縄対策と言う名目で自分たちの天下り先や時には自分たちのポケットに直接入れてるのが現状でしょ。
そんなのは沖縄海洋博の時代から全く変わってない。沖縄のためと言うおためごかしで本土の土建業者が沖縄の自然をぶち壊して金儲けして沖縄の自立にも成長にも役立たず、海洋博が終わった後の沖縄は崩れたホテルやレストランなどの残骸が立ち並ぶ58号線がその悲惨さを表していた。
ぼくは1980年代に沖縄には2か月に1回くらい出張していたので、屋根が壊れて傾いた元レストランやまるで幽霊屋敷のような薄汚れたホテルの入口に大きな材木をバッテン式に打ち付けてた現場を見てた。
つまり押し付けやゆすりたかりの名人は実は日本政府。危ない基地はほとんど全部沖縄に押し付けて横田基地に置いてる米軍基地は東京でクーデターが起こった時の政府保護のためだけ。
沖縄には適当に補助金(国民から取り立てた税金)渡してわざと自立出来ないようにしておいて(補助金を貰う地方やビジネスは自立出来ない)基地を押し付けた。
日本国民には政府が使いまくった借金の押し付け。さあ皆さん、年金財源がありませんよ、年金減らすか増税するか、どうしますか?だってさ。
地方自治体には政府が作ったルールを押し付けて自治体が自治出来ないようにして長い間痴呆状態にしておいて「自治体は能力ないからね〜やっぱり中央がやらなきゃね」となる。
米国からすれば意味不明な日本政府の対応である。沖縄の海兵隊移転についてはすでにグアムと方針が出ており、グアムに移したくない、もう少し普天間で金を儲けたい、つまり国民の税金で私腹を肥やしたい人々が「抵抗」しているだけだ。
ところがアメリカでもペンタゴンを中心とする軍産複合体と日本の一部利権者の関係は戦後60年以上続きその関係はずぶずぶであり、昨日今日政権を取った民主党では全然歯が立たない。
第二次世界大戦の最後、沖縄は日本最後の砦として戦った。その記録はあまりにも悲惨であり、当時摩文仁の丘のふもとにあった資料館では、何度見ても涙が止まらなかった。
つまり日本政府は戦争の捨て駒として沖縄を使い、所詮は大和民族ではない連中だ、牛島司令官率いる沖縄守備隊と共に民間も盾にしてしまえという考えだった。
沖縄に関しては個人的な思い入れがあるためこのような事を書いたが、ぼくは沖縄の人々と風土が好きだ。
初めて沖縄に行った時、那覇市内の裏道を歩いていると広い中庭のある風通しのよさそうな平屋建ての家があった。
腰ほどの高さの低い塀を通ると、そこにはのんびり座って団扇を使っているおばあちゃんがいた。ぼくは最初この場所がなんだかよく分からず、「あの、すみません、ここはなんですか?」とあふぉみたいに聞いてしまった。
おばあちゃんはあおぐ団扇を止めて左手で家の中の座敷にあるちゃぶ台を示して、にこっと笑って何か言った。ゆっくり立ち上がるとメニューを見せてくれた。
そーきそば.
自分の店をそば屋と言うわけでもない、暖簾を出すわけでもない、ただそこにあるだけ。沖縄の熱い夏空の下、風通しの良い座敷に座っておばあちゃんがそーきそばを作ってくれる間、何とも言えない空気に触れた。
それから沖縄との付き合いは10年近く続いたが、いつまで経っても彼らの中には入れなかった。しょせんぼくらはやまとんちゅーなのだ。
今回のゆすりたかり発言については、メア部長は本当の事を言うべきである。ゆすりたかりの名人は日本政府であるって事を。