2011年03月17日
4号機に水はあるか?
★記事開始
東京電力によると、自衛隊のヘリが16日に3、4号機の上空から観察したところ、4号機は核燃料棒が見えないほど燃料プールに水が残っていることが確認された。
3号機には水蒸気が立ちこめ、水位低下が進んでいることが予想されたため、緊迫性が高い3号機からの放水となった。
3号機のプールには、514本の燃料棒が保管されているが、放射性物質が漏れ出す危険性が高まっている。東電、経済産業省原子力安全・保安院などによると、プールの水位は不明。
隣接する4号機のプールには783本の燃料棒が保管されているが、この中には定期検査で一時的に原子炉から移した燃料も含まれている。熱が高いため、水がなくなると、3号機より深刻な状態になるとみられる。
★記事終了
けれどほぼ同時刻の米国議会からの情報によれば、4号機のプールには全く水がない状態だと証言された。
米国の場合は軍事衛星による独自のデータ収集が可能なのでこのように「歯に衣着せぬ発言」になるのだろう。
記事にもあるように「4号機に水がなくなると3号機より深刻な状態になる」と判断した米国が「80km避難勧告」を出したのだ。
一体どっちの話が本当なのだ?日本政府は早い時期から「がせねたに惑わされるな!」と訴えてきたが、どっちが「ガセネタ」なのだ??ぜひとも知りたい。
「美味しんぼ」と言う漫画は大変有名であり、その原作者は1990年代からシドニーで子育てをして現在もシドニー在住である。
彼は自分のマンガのテーマでも何度も原発問題を取り上げている。その彼は原発の怖さを非常によく知っており、今回の事件が起こった際に毎日狂ったように原発の問題点を具体的に指摘して「とにかく早く逃げろ!」と訴えてた。
そのブログは昨日で一時閉鎖された。「安全なところから高みの見物みたいなエラそうな事言うな、お前なんて非国民だ!逃げやがって!」的な書き込みをされて、彼からすればもうこれ以上続けていられない、もうやめたっとなったのである。
彼は彼なりに日本を愛しており、だからこそ普通の日本人が持たない視点から日本を眺めて短所良所を取り上げてマンガの題材にしてきた。
彼なりに熱い思いがあり彼なりに日本にいる日本人に対して「逃げろ!」とメッセージを送った。そしてその結果として村八分のような状態になったと感じた彼は撤退したのだ。
ぼくは彼とはちょっと視点が違う。人々がどのような生活を送るかはその人が決めればよい事だと思っているし今回のような原発事故が起こった際も誰がどのように行動するかは彼らの判断で決めれば良いと思う。
つまり民族であれば民族自決、個人であれば個人自決である。それは他人の口出しすることではないし、ぼくがぼくの生き方を他人に口出しされるのが大嫌いなように。
今日18:00のニュースTVONEでは「日本政府は正確な情報を発表していない。水はもうない!日本政府が発表するよりも状況はもっと危険である」と報道していた。米議会の様子をニュースで流しながら、ニュージーランド政府も日本に住むキーウィに対して避難勧告、日本への渡航自粛を呼びかけた。
4号機に水があるかどうか。水があるとして次にどのような行動をとるか?水がなければどのような行動をとるか?自決するしかない。