2011年03月20日
Q+A
ポールホルムズはニュージーランドでは有名な司会者で、日本で言えば田原総一郎みたいな地位にいる。
彼が司会者として日曜の朝にQ+Aという時事番組をやっている。今朝のネタはクライストチャーチの復興についてだ。
最初にまずジョンキー首相に対するインタビューが単独で行われ、そこでクライストチャーチ復興費用をどのように選出するかと言う質問がされた。
「まずは各大臣が自分の予算の中で使われてないものや無駄なものがないかを調べて閣議にかける予定だ、その後もどのように費用を捻出するかを考えていきたい」と、やはりというか当初の予定通りと言うか、予算は効率的にということだ。
例えば復興費用の為に老齢年金を削るか?経済発展の為に必要な経費を削るか?それとも教育予算?それとも政府のファンドで借金するのか?
教育には力を入れなければ知的レベルの低下は将来的にニュージーランドの大きなマイナス要因になる。老齢者は一定のお金を貰えることを前提に生活をしている。ファンドで借金すると言ってもその支払いは誰がするのか?
金をどこから用意するのか?ニュージーランドはちっちゃな国だ。日本のように東北大地震でも何かを揺さぶれば金が出る仕組みではない。
「被災に遭った人々への直接給付は当然行うべきだ。しかし復興となると話は別である。国民の税金を使うのだから国民全体の理解を得られるような内容にすべきだろう」というのがテーマだ。
この番組では参加者は
ジョンジョハンソン:政治学者
マイケル・バーネット:オークランド商工会議所
ヴィッキ・バック:クライストチャーチ元市長
オークランド商工会議所のマイケル・バーネット氏が「シティ機能をいくつかに分散すればどうだろう?(大聖堂を中心とした」中心地は観光地として再開発すれば良いと思う」と発言。
これはまさに僕が数日前に書いてたことと同じ内容だ。
それに対して元クライストチャーチ市長は椅子の肘掛けに寄りかかりながら「あ〜ら、街中は緑が豊富なのよ、だからやっぱりシティ機能は街の中がいいのよ」と意味不明な発言。
復興に使うお金は国民全体の税金から支払われる。災害救助の費用は相互扶助の精神であるから当然全額を政府が負担するとしても、その後のクライストチャーチという場所のグランドデザインはゼロから見直すべきであろう。
今まで大聖堂を中心として広がってきた街そのものを、次の100年続く街にする為にどのような形の街つくりが良いかを国民全体の意見を集約して話し合うべきであろう。
もちろん地震がなければ再開発と言う話もなかったが、地震はすでに発生したのだ。ならばこれを機会に次の100年を考えた街づくりとなるし、そうなれば「今の場所」にしがみつく理由は感情論以外に何もない。
これを感情論で「冷たい!」とか言っても意味はない。どうしても今の場所に今までと同じようなビルを建てたいというならそれはどうぞ、土地は彼らの私有地であればそこに何を建てるかは彼らの自由であるが、それは自分のお金でやってくれって事だ。
今東北では多くの被災者が埼玉、千葉、東京に避難している。大阪府も受け入れを表明した。電力確保の意味で言えば関西以西に移住する方が良いだろう。
被災者向けの新幹線無料切符や無料宿舎、食糧と学校を手配するようだ。1年と言う期間なのでそれなりに安定した生活が出来るし、自分たちの生活を再構築する為にどうしよかと考えることも出来る。
ところがここ東北でもクライストチャーチと同じような話が出ている。
★抜粋開始
81:名無しさん@十一周年:2011/03/16(水) 23:34:16.88 ID:LkaNXKhB0
残った人が懸命に復興頑張って何とか成りそうにようやくなった時点で
のこのこ関西で楽して疎開生活した連中が帰ってきて住民まとまるのか?
248:名無しさん@十一周年:2011/03/16(水) 23:42:30.75 ID:locPUJw3O
>>81
死ぬよりいいだろ
田舎は親戚だらけだし、爺ちゃん婆ちゃん病人抱えて復興は無理だよ。持病抱えてる人や、足の悪い人とかは、医療施設やライフラインがまともに機能していないところでは家族にとって、かなりの負担になる
★抜粋終了
クライストチャーチで被災して自宅もオフィスも店も入れなくなり日本に避難したら「クライストチャーチを捨てるのか!」発言である。
「緑が多いのよ」なんてのんきな事を言ってるのが元市長であり、「チャーチを捨てるのか!」と言ってるのが市民である。
足の引っ張り合いや他人の懐を期待して自助努力を忘れてしまうそのような街で誰が住みたいビジネスをしたいと思うだろうか?
ぼくは地震と言う天災があってもそれを逆に利用して、今まで既存住宅や様々な利権で実行出来ずに縛られていたアイデア、例えば100年続く街づくり、市民を集中させる事で行政などの効率化を図るなどを実行すればよいと思う。これはクライストチャーチも東北も同じだ。
そして街を復興させてから避難していた人たちに「クライストチャーチは無事に復興しました、安心して帰ってきてください」と言って人々を再集合させるのが本来の街づくりであろう。
次の100年を楽しめる街にする、そして世界中から「この街に住みたい!」と言わせて人口増加を図る、それでこそ魅力的な街と言えるのではないか?
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