2011年07月14日

シンガポール二日目


弁護士との会議を終わらせて会計士を入れた契約を済ませシンガポールでの主だった仕事は終了。真夜中の飛行機で成田に飛ぶので夕食をどうしようって話になり、最初はホテル近くのお寿司屋さんと思ったのだが、地元でアテンドして頂いた方に「いやいや、いい店ありまっせ=」と言われて、正直半信半疑でタクシーに乗り込む。

 

このタクシーもやっぱりシングイッシュであり頭痛以外の何物でもない短い移動をして到着したお店が地元の「お寿司やさん」。最初は「どうなん?」と思ってたが、並んでる寿司ネタを見てまずびっくり、そして突出しや前菜で出される料理の手の入れ方にびっくり、すんごいよね、うっまー。

 

お伺いするとネタは当然築地から空輸なのだが、それにしても夕方6時過ぎの時点で満席であり7時過ぎのお客はお断りするくらい繁盛している。そして客層が良い。カジュアルでゆったりとした雰囲気の中華系のお客は時計の自慢話をしているし日系企業は景気のよさそうな話をしている。

 

ほうほう、こりゃ大したもんだ、同じ地球と言いながら大不況の日本とは全然違いますなって感じ。片やコンビニで500円の弁当を高い!と言う日本人、方や値段も聞かずに大トロを注文する中国人。まったくな〜。

 

ぼくらは大体の値段を最初に聞いてたので着地点も見えた上で美味しいものを食わせてもらい、伝票を見た時には「おー、一人お酒込でこの値段なら安い罠」と思わせる価格。4人で腹いっぱい飲んで食って一人14千円なら、ありですよね。銀座なら3万円だわ。

 

シンガポールは日本以上に教育熱心で、うわー、おれはこの国では絶対に子育て出来ないなって思うけど、こうやって仕事でやってきてみれば生活自体は日本よりにぎやかだし楽しいし、この国の移住もありだよね、って思った。

 

結局大事なのはどこの国にずーっと住むかではなく、「いつ、どこに居住するか」だと思う。今はシンガポールは景気が良いのだからシンガポールもありだろう。30年前はあり得んかった。30年後は誰も分からない。

 

人間は自由なんだからどこの国に住むかなんてのはその時の景気で決めれば良い事。大事なことはその国に受け入れてもらえるだけの個人能力を持っているかどうかだ。残念ながら多くの日本人は学校教育にすり潰されて個人能力を失っている。そういう人はシンガポールで美味しい寿司を食う事は出来ない。現実は現実だ、



tom_eastwind at 01:10│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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