2011年07月18日

Gateway to the world ??

世界のゲートウェイ?け、笑わせるんじゃないよ。

 

今回はフライトの都合で成田空港から出国する。それにしても都内から遠いし。空港に近づくと政府失業者対策小屋、別名空港検問所がある。

 

てかこの失業対策小屋、あんたら政府が1970年代に何も知らない地元農家の土地を無理やり奪い取って空港作って、つまり政府による強盗みたいな事をしたから地元過激派の反撃を恐れて検問所を作ったのが始まりだろ。ところが今の時代、誰がターミナルで野菜売ってるような田舎空港に爆弾仕掛けますか?こんなとこで爆弾持ち込んでも田舎のにゅーすにしかならない。

 

今の時代、どうせやるなら中東か欧州か、いずれにしても本気でやるならこんな穴ぬけの検問など一発で通過して飛行機に爆弾放り込んでるよ。だから検査する方も適当なやらせだしまさに千葉県失業対策室が喜ぶだけの地域利権話だ。

 

今では失業者対策としてしか効果のない検問で30度を超す炎天下で働いている人々を見ると「どうせ失業者対策ならもっと生産性の高い仕事を与えればいいのにな」と思う。無駄な金を税金で賄っているのだから下らん話である。

 

おまけに空港入り口には”Gateway to the World !” だと?おいおい世界への関門ですか?シンガポール、香港、シドニー、ロンドン、ニューヨーク、どこでも良い、まともな国際空港到着口でホウレンソウやニンジン売ってるような国際空港がどこにあるんかいな? ”Gateway to End of the World”にでもしておけって感じだ。

 

ほんとにまあ日本のでたらめなシステムもここに極まれりって成田空港だ。都内からこんなに遠い空港を作ったのも自民党議員とおらが村の金稼ぎしか考えていない連中でありその為に自分の土地を奪われたのもおらが村の農民であり土地を取り返すために戦って怪我をしたのも日本国民。

 

そんないわくつきの空港で地元の反対で滑走路の拡張も出来ずに使い勝手が悪くアジアの空港に次々と遅れを取ってしまい、今ではインチョン、香港、シンガポール、上海等がはるかに利用効率の高い空港でアジアのハブとなり世界ではすでに成田はアジアのローカル空港に成り下がっている。

 

地元利権発想で作られた空港で地元対策で地元民と中途半端な妥協で滑走路も広げられず規制だらけで世界一高い発着料を取り意味のない仕事ばかりしている失業者対策空港。

 

それでも国の後押しがあるからってふんぞり返っていたら羽田が国際化するってなって急に「成田は大事な国際空港です!羽田を使うんなら千葉の空を飛ばせませんよ」って、ぼけもいい加減にしろって事だ。

 

そんな、世界を見ることも出来ないし目先の穴に頭だけ突っ込んだタコツボ空港でありながらフライトの関係で使うしかないってのはすんごい頭に来るけど、そうは言っても背に腹は代えられないので空港に入る。

 

けれど空港に入ったら入ったで今度は暑い!ここ何度の設定だ?まさか28度か?バスを降りてチェックインゲートに移動するだけで汗をかいてしまう。電力節約は分かるがそれを外国人乗客にまで適用するのか??

 

汗が出ると同時にむかむかって怒りもこみあげてくる。成田しか知らない世代や地域の人々には「へ〜、空港ってこんなもんでしょ。都内から2時間かかってゲートで野菜売ってて検問で失業者対策してて=」としか思わないだろう。皆さん、30分の時間を作ってネットで成田闘争を検索してみてください、いかに当時の政府が強制収容なんて究極の国策を一部の代議士とおらが村の連中の金儲けの為にやったかがよく分かります。

 

けれど世界の他の国際空港、とくにアジアの空港の成長を見てみれば成田がどれほど時代遅れかよく分かる。東京には羽田と言う使い勝手の良い空港があるのにいまだもって役人や地元議員やおらが村の利権で凝り固まった、自分の事しか考えずに日本全体がどうあるべきかなんて全く興味のない連中が成田に固執した結果として現在のアジアの中で落ちぶれた空港がある。

 

シンガポール航空の出発する46番ゲートまで移動するだけで汗だくになりながらそんな事を考えるとますます腹が立ってくる。全く日本の航空行政もどうしようもねえな。国家を支えていく度胸もないし腹も座ってないし責任逃れと上司にぺこぺこするだけの連中がこれからも日本を支配していくのか、あと何十年もいるのかって考えると、うんざりする。



tom_eastwind at 23:18│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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