2011年12月01日

公僕

★記事開始

政府は2012年度税制改正で、海外に保有する資産について、5000万円を超える資産については報告義務を課すことを税制大綱に盛り込む方針であることが121日、日経新聞の報道でわかった。

 同紙によると、海外に5000万円以上の資産を持つ個人を対象にして、税務署への年1回の報告を求める方針だという。違反者には罰則を課すことになるという。

 米国などは、人に対して課税するという考え方のために、すでに報告は義務付けられている。税収減に悩む日本も、海外資産逃避が増えている今、こうした税制に近づけていくのは時間の問題とも見られていた。

 09年事務年度(7月から6月まで)に相続税の税務調査で見つかった海外資産の申告漏れは91億円、426件となっている。01事務年度以降では過去最多。

★記事終了

 

ですって、って感じだ。なるほどね、企業からの吸い上げじゃ食っていけない事が分かったから次は個人向け海外資産に目を付けて徴収ですか・・・。

 

それはそれで良いと思う。国家が存続することは大事だ。ウガンダのパスポートを持ってても誰も相手にしてくれないが日本のパスポートを持つって事はそれだけで思いっきり有利で生まれながらの不平等な権利を手にしているのだから、それにかかる費用負担をしろと言われれば了解である。

 

けれど問題は、何故それをお前ら官僚から言われないといかんのかって部分だ。自分たちだけ身分保障を受けてだらしない生活をして天下りで金儲けをしておいて国民に「あんた、払っといて」と言われて、「はいわかりました!」なんて言うと思ってるのか?

 

お前ら公僕だろ、公衆の為に働く下僕だろ。だったらまず自分たちの生活態度を改めろ。1950年代以降の日本の繁栄を築いたのはお前らではなくお前らの親の世代の、戦争で死ぬ思いをして敗戦を迎えて国家をゼロから作り直した人々だ。

 

彼らの貢献の上にあぐらをかいて自分たちが何の失敗経験もないままにくそがきがバブルに踊り国民のカネを使い果たしておいてその責任は民間に背負わせ、今さら「金がないからもっとよこせ」だと?ふざけるのもいい加減にしろと言いたい。お前らは国民に雇われたってのを理解しているのか?

 

日本と言う国は真面目に運営していれば必ず利益の出る国土であり真面目な国民性がある。だからはっきり言えばまともな心を持っていれば誰でもこの国の管理は可能である。国家が余計な事をせずに国民に自由を与えれば良いのだ。ところが真面目に働く国民と言うその一番大事な金の卵を絞め殺すような真似をしているのが今の日本政府である。

 

そんなのに付き合えるか、あふぉ。官僚が国家を動かすなら民主主義に基づいて官僚を公選制度にすべきである。元々科挙と言う官僚制度は頂点に立つ独裁者がいて独裁者の判断に従って動く組織である。それが独裁者であるべき天皇をお神輿に乗せて黙らせて何も言わせずに自分勝手に走る方向を決めるのだから、まさに権利あって義務なしの官僚独裁である。これこそ無責任である。

 

今後具体的にどのような条件が出てくるのか、細目に注目ってところだが、政府がこれだけ短視眼になればなるほど、日本の大きな変化が近づくと思っているのは僕だけではないだろう。問題は国民がどれだけ自分の権利を主張する気持ちを持てるかだ。



tom_eastwind at 10:17│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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