2014年06月05日
クリーニング屋とか魚屋とか
最近オークランドは随分と進化を遂げて様々なサービスが向上しつつあるが、クリーニングと魚(刺し身とか)だけは日光の手前くらいだ。え?どこって?今市です。
中国人がクリーニングをすると何故かYシャツの胸を広げた状態で開襟シャツのようなアイロンをかける。さらに襟元にはシワが寄る。やってくれるじゃないか。。。スーツを出すとパンツ部分のアイロンの掛け方がイカ棒みたいになったりする。
そりゃ恐怖だ、闇夜の地雷原、一体どこに何が仕込まれているか想像も出来ない状態である(苦笑)。
けどこれが中国人ならまだまし、キーウィの場合だとスーツのボタンを溶剤で溶かしてしまい済まなさそうに「あのさ、、、、そのさ、溶けたんだけどさ、うん、その、ボタンがさ・・」もーいいちゅうに。一人だけ腹を立ててる自分に馬鹿らしくなる瞬間である。
誰かクリーニング店を経営出来る人いませんか?今ならビジネス成立しますよ(苦笑)。
「仕事ありますか?能力ありますか?」というテーマで書こうと思ってたのだけど最近の仕事で非常に具体的に感じたのが上記の2業種である。
日本で生活していると何の疑問も感じないクリーニング、きちんとアイロンがかかって出て来るのが常識である。ところがオークランドではそのような期待?当然?普通?なんてのが非常識になる。
第一仕事で着るYシャツ一枚が1,200円くらいした挙句に3日くらいかかって、それで出来上がりが襟しわしわとか、あり得ん。
魚にしても南太平洋の美味しい魚が手に入る筈なのに、オークランドで入手出来る魚は血抜きも満足に出来てない身の傷んだ魚であり、スーパーで鯛を買ったら1kg35ドル、約3千円であるが日本のものと比較すると、非常に痛い。
日本では一般的にホワイトカラーがブルーカラーより↑って位置づけがあるけどニュージーランドに移住するなら出来る限りブルーカラーに近い、またはブルーカラーど真ん中の仕事を選ぶべきだろう。
建設業なら設計士よりも大工、飲食業なら経営者よりもシェフ、ビルの管理なら管理者よりも窓ふき、みたいな感じだ。
ニュージーランドは、これ、どれだけ言っても日本に住んでる人には理解してもらえないけど、ほんとに誰もがお人好しで他人の失敗に決して怒らず労働者と顧客が同じ立場で結果的に誰もが失敗をして誰もがそれを咎めずいつの間にか路線バスが道を間違ってもクリーニング屋がアイロン掛け満足に出来なくても、そんな事を期待する方が馬鹿をみるってことが、ほんっと、日本に住んでる人には理解してもらえない。
そうそう、今作ってる企画にお魚ネットってのがある。日本の魚を市場で仕入れてオークランドまで空輸して個人用には日本人の家庭や業務用にはレストランに卸す仕事だ。クリーニングはまだ企画していないけど、このようなビジネス、今なら参入出来ますよ。
何てか、ホスピタリティがプロの日本で少しでも失敗すると鬼のように怒鳴りつけるクレーマーは本気で大嫌いだけど、どんな失敗も笑ってしまう街で生きていくのは、やはり日本人として生まれた宿命なのかなー、なんて思った今日でした(笑)。