2014年09月11日
言葉は言の葉だ。
人は一般的に頭が痛いとぶすっとした顔で「今日は頭が痛いんだよね、何か面白くないな」と言う、まるで頭が痛い事が問題であるかのように。そして自分の頭が痛い事が何か更に悪いことを予期させるような気持ちになるような言葉「全く今日は良くないよ」と言葉で言ったりする。
実はそれが原因で「単なる頭痛」があなたの人生の大事な今日の一日の幸せを壊している事に気づいてないのではないか?
人間である限り誰でも肉体を持っているわけで、だからその肉体が金属と衝突すれば怪我をするし毒物が体内に入れば病気にもなる。それが世間一般で言われている交通事故とか食中毒だ。
けれどそれは科学的化学的反応でありそれ以上のものではない。反応を更に問題にするのは実はネガティブ、否定的感情、マイナスイメージである。
僕はよく「人の望みは望めば叶う、強く望めば強く叶うし一生懸命望んで頑張れば絶対に叶う」と言ってる。
けどこれは逆に言えば自分に対して否定的な感情を持てば確実にその人は不幸になるという事だ。
人間には実在意識と潜在意識と、それを統一する神経系統の生活機能がある。実在意識とは毎日の生活で自分を実感することだ。風邪を引いたり交通事故に遭ったり。潜在意識は心のなかに潜む気持ちで何かの機会に表面に出てきて自分を楽しくさせたり暗くさせたりする。
実在意識と潜在意識の間を繋ぐのが神経系統である。人間の体にはたくさんの神経が通っており脳の指令を送ったり体の端っこ、例えば指の先が何か熱いものに触れた際に痛みを脳に送り脳が反射的に「指を引っ込めろ!」と指示を出す。
この、実在意識と潜在意識と神経系統に大きな影響を与えるのが実は言葉である。自分が口から出した言葉は発したその瞬間にそのまま現実になる。これが実在である。
そして実在はそのまま潜在意識に影響を与えて潜在意識の中にあるものを実在、つまり肉体や精神や環境に神経系統を経由してそのまま反映させてしまう。
例えばちょっとした風邪をひいた時に自分で自分をマイナスにするような発言、冒頭に書いたような「何か面白くない」とか「今日は良くない」なんて言葉にするとそれがそのまま肉体と精神に影響を与え、あなたの今日の一日を暗くさせて仕事もうまく行かず気持ちも落ち込み風邪以外の病気まで引き込んでしまいますますあなたを暗くさせるのだ。
これを中村天風の言葉なのかどうか分からないが「暗示の無条件同化」と言う。
それで幸せになれるわけがない。自分で自分を不幸に追い込んでいるのだからしょうもない。
だから雨の日にはその雨を慈雨と言おう。ああよかった、これで苗は育ちダムに水は溜まり庭の花も元気が出ると。
風邪を引いた時は気にせずに「よっしゃ、今日は休めって事だ。早く家に帰って昨日できなかった事をやろう」とか「おお、面白いではないか、風邪と俺とどっちが強いか戦ってみようじゃないか」とかもありだ。
交通事故に遭って怪我したら「おれって幸運!これだけの怪我で済んだ!」と喜ぼう。え?交通事故で死んだら?お、神様が呼んでるな「はいお疲れ様、君の人生試験は終わったよ」。よっしゃ、あの世で次の戦いだ。
実在で起こるどのような事象でも常に前向きに考えろ。最初は少しむずかしいかもしれないけど、そのうち自然に何にでも前向きに捉えることが出来るようになる。
え?そんなの大変だよ、面倒くさいよ?だったら君は不幸なままで良いのか?
本来の自分を不幸な自分から解放しろ!