2014年09月30日

君、可愛いね!

Aucklandから日本に出張する際は通常は自宅からまっすぐ空港に向かう。平日の午前10時過ぎだと自宅から空港まで約40分。考えてみれば近いな。

 

そう言えば香港に住んでた頃はカイタック空港だったので自宅から会社に行く途中にいつも空港の下のトンネルをくぐって通ってた。空港までバスで15分、夜は自宅から眼下に見える空港から飛び立つ夜間フライトを見つつウイスキーを楽しんだものだ。まさに城さんのMr Lonelyの世界である。これも20代の方、是非検索を(昨日に引き続き歴史教育か?笑)。

 

でもってその前のクイーンズタウン時代。空港までは車で約10分、街なかのバスターミナルでとなり町の空港に飛行機が降りるのを見てからバスを出してお客様の出迎えをしてた。

 

更に更にその前の福岡時代は空港までタクシーで15分。これは福岡空港が板付飛行場と呼ばれてた時代から発着に便利な場所にあり、シティがどんどん拡大していつの間にか空港を飲み込んだ感じである。

 

振り返ってみればいつも空港の近くで生活してたなー。飛行機に乗るってのが抵抗がないのもそれが理由か?てゆーか、元々うちの母方の先祖は村上水軍であり船が飛行機に変わっただけで世界中あちこち行くのに興味が有るのも母方の血筋のせいか(笑)。

 

普段日本出張する時はキャセイ航空でAuckland空港出発時間が13:20なので会社に寄らずに自宅から空港に直行するのだが、今日は急ぎの仕事があり朝一番で会議を1時間やってから空港に向かう。

 

丁度昨日からサマータイムが始まり(これもどうでも良いが”Summer time Blues” Janis Joplin “Summer time”どちらも名曲ですよ、20代の方、是非検索して下さい、あははしつこいか笑)出発時間が1時間遅くなり14:20なので会議の時間を作ることが出来た。

 

会議をきっちりと1時間で終わらせて11:00にオフィスを出ようとするとキャセイ航空からケータイにメッセージ、飛行機が40分出発遅延との事。了解、じゃ会社で30分余分に仕事して空港に向かう。

 

いつもの駐車場に車を駐めて「今日も晴れだな」と思いつつ(というのもAuckland空港の駐車場は露天なので雨が降ったらどうするのよ、けどここ10年以上雨に降られた経験がないのが不思議)キャセイ航空の搭乗カウンターで搭乗券もらって荷物預けていつもの如くアタッシュケースのグリップに機内着と本を入れたソフトバッグのグリップを引っ掛けてラウンジに向かう。

 

空港ではカンタス航空のラウンジが使えるようになって幸運だ。NZ航空のラウンジはいつも芋洗い状態でゆっくりと仕事も出来ない。

 

それにしてもぼくはニュージーランドに住んでながらどれだけNZ航空を嫌いなのかと思うが、やはりあの組合体質がどうしても嫌いだ。上から目線で偉そうな物言いは絶対に是認出来ない。

 

気づかない人には気にならない空気だけど彼らの「自分たちは何もせずに既得権益の上に乗っかって何かあれば労働組合をネタに“俺たち労働組合員は権利を保障されている、働く時間と内容を出来るだけ押さえて給料と休暇だけは少しでもたくさんよこせ、あ、それから機内サービスなど暇つぶしにやってるだけだ、余計なボタン押すなよ”」的な空気が嫌いなのである。

 

勿論これは自分自身が労働運動をした上で身に付いた感覚であり、これはMac使いが頭にピストルを突きつけられない限りWindowsを使わないのと同様の感覚だろう。

 

一仕事終えて搭乗口に向かい飛行機に乗り込み機内服に着替えてとりあえず真保裕一の最近の単行本を開き、離陸して平行飛行になってから早速PCを立ち上げる。

 

するとそばを通りかかった乗務員に「可愛いね!」と日本語で言われた。香港でも日本文化は流行っており仕事で日本に行く機会の多い仕事なので日本人が連発する「可愛いね!」をそのまま覚えたのだろう。

 

最近PCMacBookAirに変えてから、正確に言えば筐体に貼ってるシールの事であり僕のことではない(苦笑)が仕事中でもよくネタになりありがたい。

 

けどまあぶすっとした顔で無視されるよりは余程ましであるから文句をいう話ではない、どっかの落語のひねくれオヤジじゃないが褒めてくれた乗務員に対して「おれのせいかよ」なんて言うつもりもない(苦笑)。

 

日本人は個人的にも国民的にも世界で好まれる人種だと思う。日本人は外国で生活って言うと大変な事だと思うけど、日本にこれからも住むことの方が大変な人にとっては、外国生活をするさいに個人的に好まれる人種はそれだけで高得点を上げているのだ。

 

それはAucklandでも同様であり隣の白人が引っ越した当初はぶすってしてたのにこちらが日本人だと分かると急に態度を変えてニコニコして「おー日本人だったのか、早く言えよ!」ってなる(笑)。

 

さあ、北半球で仕事開始だ。



tom_eastwind at 10:28│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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