2015年10月03日

時差ボケ

日本出張が多いと疲れませんかとよく聴かれるが、何故か疲れない。Aucklandから香港の飛行時間が11時間で香港から羽田が約4時間、1時間の乗り継ぎでも15時間なので一日の半分以上を移動及び空の上で過ごしていることになる。これがシンガポール経由だと最低でも19時間だ。

 

香港に到着してホテルにチェックインしてそのまま飲みに出ることもあるけど時差ボケもない。ちなみに時差が3時間だから時差ボケをしないのではなく元々ぼくの体内時計が自動的に現地時間に合うように設定されている。飛行機が到着するとその街の太陽の動きに体が調節するのだ。

 

15年ほど前だがバンクーバーに現地留学会社を経営してた時代は日本出張してその足で香港経由バンクーバーに移動。昼過ぎにバンクーバーに着くとそのままタクシーに乗って市内のオフィスに移動してスタッフと仕事をしてたものだ。夜はそのままスタッフと一緒に飯を食いに出るわけで移動時間24時間+現地滞在期間なので普通は疲れるはずなのだが、毎回同じことをやっても疲れない。

 

元々日本で仕事してた時も時差のある国に行くわけで当時も時差ボケはなかった。ないのが普通と思ってたからある時「時差ボケ」という言葉を聴いたが自分に関係ないので全然耳に残らなかった。

 

けど一般的には欧州や米国などの出張で時差ボケしてしまい仕事にならなかったって話もよく聴く。

 

時差ボケの原理は判明していないものの最近はバルケーという会社が脳内に光を当てることで時差ボケ解消をする機械を売ってるけど3万円、高いなー。

 

気合があれば時差ボケなんてなるわけないって普通に思ってた。周りが普通にそうだったので世間の状況を理解している暇はなかった。そっかー、時差ボケにならないから3万円得しているなー(笑)。

 

長距離飛行と時差については皆さん独自に対策をしていると思うが、助言になるかどうか分からないがまず第一は自分の体は自分で制御しているわけで、そうでない人は当然時差ボケになるだろう。

 

例えばお昼の12時になった「から」昼食を摂るとかが典型例であり学校や他人に教えられた生活手段や他人と違うことをしないってのが結果的に他人と同様に時差ボケが発生する原因だと思う。

 

自分の体は自分のもんだ、自分がいちばんよく分かっている。医者の診断はある意味統計学であり「このぼく」に効果があるかは別問題だ。学校の先生の判断なんてもっと馬鹿っぽい感情論だったりするのにいちいち相手にしてられるかっつーの。

 

自分で現地の時間を意識してその時間に体を合わせると体に指示をする、本来それで十分と思うのだがそうでなくしているのが「他人と同じことをする生活」を自分の体に強いてきたからではないか。

 

それから長距離飛行が疲れるって、よく考えて見れば空飛ぶ椅子に座ってるだけであり体力を使っているわけではない。疲れると思ってるから疲れるのだ。

 

僕がいつもやってるのは現地の時間を見ながら出発前と出発後すぐにアルコール調整(苦笑)することだ。飲めない人にはきつい話であるが、早い時間にさっさと飲んで寝てしまえば酒は催眠効果があるし到着した頃には頭がすっきりしている。香港行きはいつもこの手段を使っているので最大5時間の時差があるけど夜の街に繰り出していける(苦笑)。

 

それから機内ではあまり食事せず水分補給を中心にすることだろう。胃腸が活躍していると眠りの妨げになる。

 

最後は、ユニクロの部屋着への着替えかな。ぼくは座席に荷物を置くとまずユニクロの部屋着とスリッパを引っ張りだしてささっと着替える。こうなると体を強制するものがないからゆったり出来る。

 

これ、Aucklandから香港路線でやると結構白人から変な目で見られる。英国とNZを往復するであろう彼らからすれば飛行機はホテルのロビーや廊下と同じでそんなとこを寝巻きで歩くか!って感じなのだろう。そうやって躾けられた彼らは今更スーツを脱げず靴を脱げず窮屈な思いで11時間を過ごして思いっきり足が充血してるんだろう。

 

けどぼくは旅館文化で育った。機内は旅館であるから旅館のロビーで浴衣が当たり前である、そんなもん、いちいち他人の目を気にして自分が苦しい思いをする必要などあり得ない。

 

あなたはあなた、自分の体は自分で制御してみればどうだろう?

 

やはり助言にならんな(苦笑)。



tom_eastwind at 16:20│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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