2015年10月05日

The Sierge

最近日本人が外国で射殺されそれがイスラム国の仕業だと犯行声明が出た。バングラディシュはまだ中東じゃないよねって思ってたらこんなブログ記事が出てきた。

http://blogos.com/article/137367/

 

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イスラム国は910日までに、英字のインターネット機関誌「ダビク」の最新号で、米国主導のIS掃討作戦に加わる「連合国」の一員として日本を名指しし、イラクやシリアでの戦闘に参加できない支持者に「日本の外交使節をボスニアやマレーシア、インドネシアで狙え」などと呼び掛けていた。

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つまり中東のテロを世界に輸出して世界中を相手に殺人事件を広げるってわけだ。そこにこれから日本人も標的に入れる。それにしてもマレーシア、インドネシアって随分具体的だ。イスラム教徒の多い国では町中を歩く時も背中に鉄板入れて歩くようになりそうだがそれでも爆弾や自動小銃には負ける。

 

マレーシア、インドネシアはどちらもイスラム国家であるから過激な若者がISの影響を受けて「日本の外交使節」に自爆攻撃をかけたら防ぎようがない。そうなったら日本政府としてどう対応するのだろうか?マレーシアは日本人向けに長期滞在ビザを発行しているが、行った先の自分の家で夕日見てたら撃ち殺されたとか洒落にならんぞ。

 

マレーシアやインドネシアで「殺せ!」というのは誘拐の方が儲かるからだけど、誘拐しても自分たちの陣営まで運ぶ手段がないからだ。流石に両国とも警察がいるわけで主義に関係なく誘拐されたらすぐに警察は動く、ならば面倒くさいから撃ち殺してしまえとなるのは自然な流れである。

 

日本人が集まるアパートや村をまとめて襲うことも予測出来る。これなど2007年にジェイミー・フォックス主演の「キングダム」の冒頭を見れば分かる。あそこで殺されてるのは米国人、僕らは日本人だから関係ないと思えるのだろうか?

 

人質は不要なんだからとりあえず目の前で動く奴は全部殺す。焼きつくす。自分が死ねば天国行きのビザが発給されて、異教徒は地獄の永住権が発給される、但しこれは片道だ、ははは、地獄から出てくるな。

 

戦後70年の日本人を戦争から目を背けさせ平和ボケさせて現在があるわけで、これで次々と日本人がテロの対象となれば観光旅行自粛どころの騒ぎではない。

 

ただ、日本にいるから安全とはもう言えない。何故なら日本にもイスラム教信者がいるわけで、その数は10万人と言われているが正確ではない。もし日本で現在の生活に不満を抱える若者がいて彼らがイスラム国の影響を受けて「死んだら天国じゃー!」とばかりにイオンモールの混み合うフードコートでどっかーんと爆弾を吹き飛ばしたら?これが現実になり始めているような記事である。

 

日本人も日本の新聞やニュースばかり見てないで世界がどう対応しているかを勉強した方が良い。すでに米国ではISによる誘拐は身代金交渉にシフトしている。欧州は最初からだ。テロリストにカネを渡すと更に武器を買うわけで戦いは止まらない。

 

誰がほんとにISを動かしているのか?シリア情勢はそのままイスラエルまで繋がる中東の混沌である。そこにこれから日本がどっぷりと巻き込まれていく。右往左往している場合ではない。少なくとも正確な情報が分かれば対処のしようもある。ほんとに自分の身は自分で守らなくては、である。

 

タイトルはThe Siege  デンゼル・ワシントンとブルース・ウィリスが共演する、まさに都会のド・マンなかでテロが起こりそれが一部の宗教団体グループとなったら政府はどうするか?邦題は「マーシャル・ロー」。他人事な気持ちではなく自分がそこにいたらどうするかで観たほうが良い。



tom_eastwind at 17:11│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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