2015年10月25日
投資家ビザは売り物
今日のAucklandは晴天、風が涼しく空が青くランギトト島を見つつソファで過ごす。考え事。軌道に乗ったランドバンキング、そして今進みつつあるレストランファンド。5年後のAuckland日本人社会を考える。
これからは間違いなく日本人投資家ビザで永住権取得者が増える。何故なら日本の税法に問題があるからだ。そして彼らは従来の日本人会などの組織とは違ったきちんとした目的を持った集まりを作るだろう。NZでどのようなビジネスに投資すれば利益が出るのか、税金はどうなるのか?
投資家ビザは売り物である。
こんな事を書くと技能移民でNZ永住権を取得した人たちからは妬み攻撃だろうが、NZ政府の方針は明確だ。永住権をカネで売るのである。世界の金持ちを環境の良さでNZに集める。だからNZでは移民局はNZ政府の貿易局の下部組織なのだ。
そういうNZの現実を日本からの技能移民の人々は嫌がるが、それは殆どの場合自分が取得した時の苦労に比べてそんな簡単に永住権が取れるという妬みである。
NZの現実を理解しようとせず、すぐ自分の物差しで判断してそれがNZの国益に反しているとは考えない。「何でよ?私はこんなに苦労して永住権取ったのにー!」
あなたの永住権は技能移民であり労働者としての役割を期待しているのだが海外に向けた投資家ビザはNZの経済活性化の為に存在する。だからあなたの苦労はこのビザとは無関係、そこで文句を言うのは「何であの人ばかりモテるのよ?」と同じヒガミ話である。
この国では投資家ビザと言うのは政府が決めた売り物である。貴方が得た技能移民永住権とは全く違う世界のビザなのだ。それを自分と同様の「英語がー、職歴がー、年齢がー」と言っても関係ないのだ。
他人の生活など関係ない、そう考えて生きてける普通の人々には誰がビザを取ろうと関係ない話である。けれど暇人はとにかく他人のビザを聞きたがる。それによって何も得ることはないのに。
休日のひとりごと。