2016年07月10日

西成と暴走族

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9日午後11時ごろ、大阪市西成区花園北1丁目の居酒屋前で、客の男性4〜5人と、付近の国道26号で暴走行為をしていた約100人のグループがトラブルになり、殴り合いの騒ぎとなった。3人が頭などにけがを負ったが、命に別条はない。


 西成署によると、バイクや車で走っていたグループに、居酒屋の客が「うるさい。カラオケが聞こえへん」と怒り、路上にあった自転車やごみを投げ付けたのが発端。グループの一部が反発し、数十人がもみ合う騒ぎになった。双方とも30〜40代が中心とみられる。

 現場にはパトカー20台ほどが駆け付け、一時交通規制をして騒然となった。西成署は双方から事情を聴き、傷害や暴行事件として捜査している。(共同)

http://www.nikkansports.com/general/news/1676161.html


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この記事を読んだら思わず笑ってしまった。どっちもあいも変わらず元気いいなー。


大阪の西成と言えば昭和の時代は西成暴動として有名な全国一の喧嘩賑やかな地域だった。日本全国から集まった日雇い労働者が宿と飯を求めて集まり朝のトラックでやってくる仕事師の日雇い仕事を奪い合った。


彼らは古い言葉で言えば無宿人だろう。前歴も住所も名前も必要のない人間が約1万人集まり大阪の最底辺の仕事を請け負っていたわけである。


ただし彼らは強い。失うものがないから強い。普段は大人しくしていても何か問題があれば団結して戦う。


昭和の時代は焼き討ちなど西成暴動が凄いことになり新聞を賑わした。


その彼らに対して今では死語となったような暴走族が出てくるとこれはもう大阪の漫才ですかという感じである。


但しこの地域は普通の人が普通に歩ける場所ではない。隣には飛田がある。なので現地感覚のない人が一人で踏み込むことは危険である。




tom_eastwind at 20:51│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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