2016年07月14日
ハゲタカ
昨夕の羽田行きの飛行機群が香港国際空港の滑走路に行列状態で40分遅れて出発。
香港国際空港の最近の遅延はよくあるようでシートベルトサインが付いた状態で「パソコン使っていいですよ」「映画も観られますよ」とアナウンス。香港経済圏の経済の行きおいは凄い。羽田に着いて結局東京のホテルにチェックインしたのはほぼ真夜中であった。
今朝は6時起床。ホテルのバフェットで朝食をとる。ここ1年くらいこの時間は外人ビジネスマンのパワーブレックファーストをよく見かける。景気良いんだなって実感する。
今日は朝9時にスーツに革靴でホテルを出発して都内でお客様と合流して国際税務や相続対応が出来る税理士事務所で第一回ミーティングなので朝食をしっかり食わねば頭も働かない。
10時からの会議では先方3名当方4名で全体像を把握してどのような方法が可能かを検討して発言。少しづつ全体像が見えてきたところで一旦持ち帰りにしてお互いの見えている全体像をすり合わせていく作業を行う。
抽象的な書き方だが要するに両国での相続納税を早いうちに行い親の収益資産を子供に移すことである。相続のポイントの一つに「親の収益資産を出来るだけ早く子供に渡す」がある。これを実行しているわけだ。
打ち合わせが終わりお客様と別れてホテルに戻りスーツと革靴のまま今度は自分の部屋で仕事だ。僕の場合朝履いた革靴を仕事途中で脱ぐと次に履けなくなるのだ。
メールチェックして急ぎで必要な部分はNZとチャットでやり取りして片付けてるともう次のお客様の個人面談である。さっさとパソコンを閉じて打ち合わせ場所に降りる。
今日のホテルは何時もより賑やかである。あちこちで日本人や外人ビジネスマンが打ち合わせをしている。これだけ観るとアベノミクスは上手くいってるように観えるだろう。
つまり蘇生装置に税金という空気を流し続けている間は心臓が死なないように、アベノミクスで市場にじゃぶじゃぶと流し込んだ資金がある限り東京も賑やかである。
そのじゃぶじゃぶカネを奪いに外国からハゲタカが日本に飛んできているのがよく分かる。
これならアベノミクスが正しいかどうかなんかの議論よりも今目の前にあるカネを掴めって事が正論になる。そのカネが国民の税金から来ているってのはどうでも良い事である。
その結果東京は街に活気がありそれが実態はどうなのかも関係ない話である。
地方の疲弊や月給20万円の人々の生活はハゲタカには関係ない。東京で奪うものを奪って自国の空に舞い戻るだけだ。