2016年07月28日
パンとサーカス
***
政府は来週まとめる新たな経済対策として、低所得者に対し、一人当たり1万5000円を給付する方針を決めました。
消費税増税に対する低所得者対策を巡っては、8%になったおととし4月から「簡素な給付措置」として一人当たり年間6000円が給付されています。政府は消費の落ち込みを防ぐため、消費税10%に引き上げる2019年10月までの2年半分の1万5000円を一括して給付する方針を固めました。
給付対象者は住民税が課税されていない約2200万人となります。また、年金を受け取る資格について、これまで25年間、必要だった加入期間を10年間に短縮することなども盛り込まれました。
一方、自民党税制調査会は、10年間で最大500万円を減税する「住宅ローン減税」について、2年半、延長する方針を決定しました。2021年12月末までに入居した人が対象です。これは、消費税の増税が2年半、先送りされたことに伴う措置で、自民党税調は近く、政府に対して要請する方針を確認しました。
***
「国民にパンを与えサーカス見学をさせれば政治は上手くいく」と古代の政治家が言った。
この場合のサーカスとはローマ時代に競技場でやってたような激しい競技であるが、現代で言えばまずオリンピックがある。それから野球にサッカー、携帯電話に潜り込むのもサーカスに当たるだろう。
安倍首相の運の好さは本当に大したものだと思う。2020年のオリンピック開催、
毎日起こる様々な事件、こういう事があるとアベノミクスがどうなってるかなんて一般国民には関係ない。
LINEがちゃんと繋がって仲間と一緒で政府が今回のようにパンとして1万5千円をくれるなら文句ない、よっしゃ政治は安倍首相に任せたとなる。つまり国民は食えて娯楽があれば政治に文句を言わないと言ってるのだ。
GPIF(年金機構)が5兆円損失しても自分の財布から現金が出たわけではないから痛みがない。なんとなく「あーそう、あ、友達からメッセージ来た、早く返信しなくちゃ」となる。
その資金は国民から強制的に年金として徴収して税金として好き勝手に遣い大赤字になって事務的に「年金削減します」と言ってるが「あんまり意味よく分からないし、あ、サッカーの試合始まる!」となる。
日本の政権運営が上手いのはほんと、このパンとサーカスを上手く使っているからだろう。安倍首相の運がよいというのは食わせるパンも見せるべきサーカスもあることだ。
但しそれは毎日の運営の話であり、では国家財政として見たらどうかとなれば国民への給付は本来あるべきよりも低いものしか提供出来ずそのことに国民は気づかない。
日本がまた不況に陥り始めても国民は慣れたものである。だってサイゼリアにランチに行けばゆっくりと座れて500円でハンバーグランチが食える。110円追加すればドリンクも付く。
安倍首相が声を大にして「2%経済成長!」とか「2020年までに財政基礎収支黒字化!」と言ってるが国民からすれば今日のパンとサーカスがあればそれで良いのだ。