2017年12月24日
クリスマス・イブ
日本で生活していた1970年代頃のクリスマスイブとは、やはり山下達郎の“雨は夜更け過ぎに”で始まる「クリスマス・イブ」であった。
当時は僕のクリスマス・イブは毎年街中の喧騒を避けて行きつけの中洲北側の屋台や中洲3丁目のバーで一人で過ごすものであって、これが冬の年中行事と思ってたがニュージーランドに来ると真夏がクリスマスである。
実は1988年当時コロンビアレコードのカラオケマシンに入ってた山下達郎の「クリスマスイブ」の背景にオークランドのハーバーブリッジが映ってた事があって、友達たちと観ながら「えー!」ってびっくりしたものだ。
日本のお祭り好きは良い事で、お正月には神社、お盆にはお寺、クリスマスは教会、バレンタインもあり最近ではハロウィーンもあり、そのうちイースターも誰か仕掛けて来るのではないかと思う。
ただ僕が昔から祝わないのが他人から決められた祝日である。具体的にはクリスマス、お正月、自分の誕生日、どれも自分が決めたお祝いの日ではない。自分が努力してない日々がお祝いと言われてもピンと来ない。
一年365日あるうちの自分にとっての偶然の一日を祝えと言うが、そんな事言いだしたら僕には毎日が祝日である。
何故ならキリスト教で言えば夕食の時に家族が揃って「神様、今日も無事健康で一日過ごせました、有難うございます」と言うように、自分が努力して今日も生きた、それは神様のご加護ですって言った方が、まだ分かりやすい。だから毎日がお祝いである。
日本のクリスマスはお祭りだがNZではあくまでも宗教的儀式でありクリスマスイブに家族で食事をして教会に行き12月25日から一気に街から人がいなくなる。
今日は近くのショッピングモールでじゃがいもと人参と鶏肉買ってS&Bのクリームチキンシチューを作った。これ食べて古い映画を観ながらクリスマスイブを過ごす。明日からまた仕事だ。
何だ、何時もの一日だ。