2018年06月19日
積水ハウスから祇園辻利まで。
最近は豪州に進出する日系建設会社が急増している。積水ハウスではクイーンズランド州サンシャインコースト北部やるーんばびーちでウエスティンホテルを建設することが決まった。
運営はスターウッドがやるわけだが、それにしてもメルボルンでも大型ビルの建設が進んでおり、まるでバブルよもう一度!てか、建設会社からすると今回は日本政府の後押しもあるから「よっしゃ!もう一丁」なのだろう。
ただこれは現時点ではニュージーランドに波及はしていない。実はこの件で去年の今頃大手住宅建設会社に住宅開発の話を持っていったのだけど幹部会議で却下されたらしい、さすが日本企業、右へ倣え精神は徹底している。ちなみに建設方法、建築資材、日本人が得意とする地盤なども影響してたようだ。
そう言えば1980年代にシルバーコロンビア計画という経産省主導の豪州集団移住計画、今で言うリタイアメントビレッジ構想があった。日本の老齢化する人々を豪州の青空の下で楽しんでもらうって企画だったけど1年でポシャった。
これも表面上は受け入れ側からすれば「おいおい日本は老人まで輸出するのか?」とかいろんなケチがついたが、原因を追求すれば建設会社同士の根回しの失敗でどこも「や〜めた」となったのである。
建設会社に限らずNZでは最近日本のビールメーカーが酒店の棚を取るようになっている。
そう言えば「祇園ちじり」がまもなくシティに開店するようである。レストラン業界も狭い日本を飛び出して海外に出ることで従業員自体も誇りが持てるわけで、これで出店してしっかり売上を出してくれればいうことはない。
tom_eastwind at 05:52│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌