2018年06月25日
恐怖の報酬
福岡で有名ブロガーが一般ブロガーに刺殺された。
http://blogos.com/article/306646/
これは強烈だな、今まではあくまでもお互いに「言い合い」をしていただけの仮想社会が現実社会に移動してリアル殺人事件を起こす。
加害者は引きこもりでありブロガーを殺しても金銭的に得られるものはない。失うものばかりなのに犯行に及んだ。
加害者は40代の引きこもりで「はてな」をやってた。彼は武器を用意してブロガーが会場から出てくるのを待ちながらどきどきしていただろう。相手が何も知らないんだから何時止めても誰もわからない。
なのにドキドキしながら待ち続け本人が出てくるとチンピラのように飛び出して相手の体のあちこちを刺し続けて刺された方はほぼ即死。
犯人はそこから3時間後に警察に出頭して逮捕されたが、逮捕されるまでの3時間はどんな気持ちだったろう。「もう、これでいいや。俺の人生もう終わり。」
どうなんだろうな、ネットと言う仮想世界でお互いを批評して時にはその批評があまりにきつくて現実世界で仕返しをする。
でもなー、これだと今後被害者側のネット記録を調べれば被害者を憎んでいた人を見つけ出せる。そうなると犯人確定、はいあなたの人生残りは悲惨なものよとなる。
実際には実世界で行動を起こすことの恐怖、犯罪に対する裁判の結果、そして何より「むしゃくしゃしてやった!」等と言っても、その行動から得るものはない。
どうせなら彼は言語能力を磨いて自分の得意分野にこのようなプロを引き釣りこんでネット社会でのみ戦う方が勝ち目があったのかも。
とにかく人を刺すなど「これ以上後戻り出来ない犯罪」を犯すほどの価値があったのかどうか、それは本人の価値観次第であるが、あったとしても今になって後悔すれば無意味である。