2018年07月01日

北大路魯山人

中央公論社が昭和1020年後半に発行した「魯山人味道」は実に面白い。田螺に始まり猪や猿やその他野生動物まで食べる様子を実に美味しく語る。

 

魯山人は京都に生まれ自分を「東京人」と明確に区別しながら東京で生活をして料理談義を語る。そして時々東京人の舌の不味さを批判するが、その語りが真に面白い。

 

 

日本料理は京都で生まれ大阪で育ち東京出店で世界に知られるようになったがその真髄は京都にある。

 

これは食を語る日本人であれば読むべき一冊である。



tom_eastwind at 15:00│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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