2018年07月05日
ライター
火を付けるヤツではない、Writer、日本語で言えば「物書き」とでもするか。
とにかくインターネットや低俗雑誌では「自称」ライターが激増である。自分のことをそれでしか語れない。
例えば東京から福岡までの長距離バスの話を書くのは良いが根本的に良く読書をして有名な作者が旅紀行をどんな視点からどんな風に書いているかを読み込んで、それから自分の文体を作って欲しい。
いや、文体以前に明らかな旅先への知識不足が目立つ。博多には福岡市はあるが博多市は存在しない。バスのトランクも「何時ものと違う」のはあなたの生活範囲があまりに狭すぎるからだ。つまりあなたの観ている「何時もの」は世間では視野狭窄で認識不足とか常識不足というのだ。
それでいて「ライター」と自称するのは、それしかないからだ。大体において「アタクシ」が[オサレ]と書いた時点で子供の頃の日本語教育の酷さを感じさせる。
それは例えて言えばロンドン在住フリージャーナリストとかニューヨーク在住フリーカメラマンが「アタクシの外国生活」を「オサレ」に過ごしているというようなものだ。
一体誰がいくらで仕事を発注しているのか知らんが、ライターはまさに他に自分を表現する方法がない能力不足の目立ちたがり屋が他人に認めてもらいたいために付ける最後の肩書である。
tom_eastwind at 14:27│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌