2018年07月14日
散髪に行く
今どきあまり使わない日本語だろうが、僕はどうしても「散髪」と言ってしまう。
日系の散髪屋(これも使わん)に電話して「散髪の予約をお願いします」と日本語で言うと、受付の女性がくすっと笑った感じで元気よく「はい、分かりました!何時が宜しいですか?」としっかりフォローしてくれる。
この言葉に勇気づけられて、まだ俺みたいな未開発原人でも相手にしてくれるのだと思い、土曜日に車を走らせて髪を切りに行く。
当日お店に行くと5割程度の椅子が埋まっているが日本人は僕だけ。主な顧客は中國人や韓国人である。
働いているスタッフは全員が日本人で会話も英語しか出来ないのだが、中には日本語通訳を付けて来店する猛者もいる。
一人が髪を切ってる横で通訳が日本語で「あ、そこはこうして」とやってる。
そう言えば他の店でもこういう話はきいた事がある。
ある時店のオーナーが増える中国人顧客に対して中国人デザイナーを雇うかと思いよくカネを落としてくれる常連の中国人中年女性に聴いた。
すると彼女は即座に「ここで中国人を雇うなら私はもう来ないわね。」
オークランドでは日本人経営の美容室と言うのは、やはり一定の評価を得ていると感じた瞬間である。
tom_eastwind at 17:24│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌