2018年07月19日

MS-13

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(CNN) 米ニューヨーク市ブルックリン区で、15歳の少年が集団に襲撃されて殺害される事件があり、当局は18日、この少年を人違いで殺害したとして、男12人を起訴したと発表した。

当局によると、殺害されたのはレサンドロ・グスマンフェリスさん(15)。対立するギャング集団のメンバーと間違われて6月20日に襲撃された。この様子が防犯カメラに映っており、当局は事件に関連して12人を殺人や共謀などの容疑で逮捕した。

捜査当局によると、12人はグループのリーダーとされる男の家に集まって、同じギャング集団内で対立するグループへの暴行を企てていたとされる。

犯行当日の夜、車4台に分乗した集団は、知人に会うために自宅を出たグスマンフェリスさんに遭遇。車を降りた集団に追いかけられたグスマンフェリスさんは、4ブロック離れた商店に逃げ込んだが、集団に店から引きずり出されて路上で暴行された。

男たちのうち5人は、ナイフやなたでグスマンフェリスさんの首や身体をめった刺しにした。

グスマンフェリスさんは重傷を負いながらも自力で病院へ駆け込もうとしたが、入り口前で倒れ、間もなく死亡した。

犯行後、ギャング集団はリーダーの家に戻って凶器を隠し、手に切り傷を負ったメンバーの手当てをしていた。

グスマンフェリスさんは、警察官を志望する若者を対象としたニューヨーク市警の体験プログラムに参加していた。市警は事件の数日後、グスマンフェリスさんを追悼する奨学金制度の創設を発表した。

http://news.livedoor.com/article/detail/15033108/

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このニュースを見る前に読んでた雑誌で、まさにこの系列の記事をやってた。ナタで相手を切り刻むと言えばMS-13だろう。

 

MS-131980年代に中米サルバドル出身者がロサンジェルスで創設し前進に入れ墨を行うことで一見しただけで凶暴と分かる。そして実際に凶暴で敵をナタやナイフで切り刻むのだ。

 

この組織は次第に拡大して現在はテキサス、ワシントン、ニューヨークに進出している。構成員は約1万人。

 

そしてこの組織の更にすごい点は逮捕されて刑務所に入ればそこで監獄内組織化して監獄の中からMS-13の現場構成員に指示を出すところだ。

 

米国では犯罪対策として取締強化や長期収監をするが塀の中にいようと関係なく外に指示を出す。米国の人口10万人あたりの収監者が730人で日本の55人と比べて大差がある。

 

第一今の日本の刑務所は老人が3食屋根付きアパートとして住む場所であり米国では入れ墨ばりばり入った現役マフィアが塀の中で他のマフィアと殺し合いをしながら外に指示を出している。

 

また無期懲役が100人のうち9人を占めており長期化すれば無期懲役はどんどん増えていく。

 

更にこの組織には上部団体があり、それがメキシカンマフィアである。FBIはメキシカンマフィアを「米国の非合法政府」と表現して塀の中で数百名の幹部がいて塀の外では全米で10万人を超すとも言われている。

 

そんなギャング団がニューヨークで今もナタをふるって人殺しをして逮捕して刑務所に入れても塀の中でまた仲間を作ってやばいことをするだけだ。

 

日本だと最近は暴対法が厳しくなり暴力団として食っていくのも大変で、かと言って「おれ、辞めます」なんて組長に言おうものなら何をされるか分からない。

 

それだったらコンビニ強盗して現金をすぐに家族に手渡しして自首して刑務所に入った方がよい。日本の刑務所なら米国の刑務所のようにやばくない。米国の刑務所は普通の人間が入る場所ではない。日本の刑務所はこれから普通の人が普通の生活をするために入る場所になるだろう。



tom_eastwind at 16:00│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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