2018年07月21日
読書のすすめ
教育と教養は別物である。教養は飯のタネにはならない。しかし教育以上に重要な人間としての要素である。
去年から今年にかけて国会でもりかけ問題や自衛隊日誌等などまさにオンパレードであったが財務省など優秀なキャリア官僚はほぼ東大卒の日本で一番の教育を受けているのである。
ところがこれだけ賢い連中が束になっているのに問題がどこにあるか掴めず野党の主張も国民の意見も全く理解せずバカなことをやってしまった。
つまりキャリア官僚は答のある問題には強いが問題がどこにあるか分からないと世間から外れた非常識な事をやってしまうわけだ。
そう、その原因は教養のなさである。毎日勉強で詰め込み暗記教育に全身全霊をかけるが、大学に入学するとそこで4年あるわけで世界や日本の歴史や哲学、文学等を真剣に学べばよかった、何故ならそこには問題がどこにあるか書いているからだ。
プラトンが国家論の中ではっきり言うように「哲学者が王になれ」「王が哲学を知らなければ学べ」である。
ところが教育には力を入れても教養の部分である「哲学」を学ばない。だから何が善なのか分からずに役所で皆で梟首会議をやってとんでもない結論を出すのである。
書類を隠してみたり改ざんしてみたり、後で追跡調査されればバレるような事はやばい、そんな事が東大卒の頭に浮かばなかったのだろうか?
但しそれは野党も同罪、毎日ヒステリックに騒ぐだけで国会の存在意義を全く無視している。エリート官僚も野党も全く教養のない変な国会の終わり方である。
tom_eastwind at 16:59│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌