2018年07月24日
憎悪
「人は自分に理解出来ないものを恐れるものよ、そして、自分たちが恐れているのを憎悪するんだわ」
ジョー・ネスポ「文庫本ザ・バット神話の殺人185ページ」に出てくる、何とも透明で分かりやすい言葉だ。
人は、貧すれば鈍すと言う。まさに情けない行動を取る。日本から原発避難して来て何とか当面のビザは取れたもののそこで働くのはプライドがあって嫌だ。だって周りに虐められて自分のプライドずたずたー。
そう、あなたに原発は理解出来ない。だからなんちゃら博士の記事を読んで自己判断で原発は危険と思い込み恐れて自己判断で日本から脱出した。
もう少し原発の仕組みを早い時期、つまり吹っ飛ぶ前に理解していれば、あれが水素爆発と分かるわけでどの程度の被害が出るか予測出来るわけだ。
でも今までは大店の店長みたく何の社会勉強もせず眼の前の仕事だけこなして「俺っていけてるだろ!がはは!」って家族に自慢するだけだった。
けどそういう彼らにはサリン事件もなかった早い時期からNZ生活をしている人間の感覚が分からない。早い時期から安全を得るために収入を犠牲にしても生きてる人々の感覚が。
「え?東京ではこれで通ってたぜ?」
威張ってんじゃねー、通らねえって。
ここは東京じゃない。日本人社会も小さなものだ。恥をかかされても生き残るのが移民だ。その覚悟はあるのか?
なのに日本人社会にいない日本人に同じ日本人と思い憎悪する。
全然キレイじゃねえ。
あなた達は「西洋社会」と言う理解出来ないものを東京の視点から観て恐れてそこに住む日本人を憎悪している。もう止めて日本に帰った方がいいよ。日本に帰ったら昔の知り合いに行くのは辛いだろうけど、日本語通じるし異国に残るよりはましだ。
tom_eastwind at 19:09│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌