2018年07月25日
後出しジャンケン
「投資家ビザでNZの永住権を取得しませんか?」
ニュージーランド移民局というのは何とも貞操観念のないものだし法的観念を全く無視している。
あのさ、普通誰かがビザを申請したらその時点での基準が適用される。申請してその時点での基準で審査されてそれでビザが発行されれば、ビザの延長であろうが条件変更であろうが「その時点」での基準が適用される。
あとになって新しい基準が出来たからと言ってそれを適用するのは「新しい基準が出来た時点より後」に新規でビザを申請する場合だけだ。
現在の移民局はまるで後出しジャンケンのようにどんどん基準を変えてくるが、それはどう観ても適法と言えない。
けど元々NZの法律が大陸法ではなく常識法なので、この点理解が難しいかもしれないが、少なくとも「落とすためだけの審査」で仕事を進めるのは如何なものか。
これには弁護士も相当に頭を痛めており、移民局に直接電話して担当者を呼ぶと「あ、その担当者、今は休暇中で戻ってくるのは2週間後よ」となり時間ばかり無駄に過ぎていく。
今後もNZのビザに関しては最終的に国籍取るまで安心出来ないぞ、くらいの気持ちでいたほうが良い。だって永住権は住む権利であり政府が剥奪しようと思えば何時でも出来るのだから。
tom_eastwind at 19:25│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌