2018年07月28日
集団責任と自己責任
全くもう、何の為にニュージーランドにやって来たのだ?
自分の人生は自分で責任取るから、こっちのやり方に干渉しないでくれってのが以前は主流だった。
しかしここ10年でやって来た人々や既に永住権取得している人々の中にも随分と集団責任が出てきた。
集団責任とは皆で責任を取ると言うことであり、逆に言えば誰も個人で責任を取らない。周囲と同じことを何も考えずにやってればいつの間にか集団が皆、顔を見合わせながらその場の空気で物事が決まってしまい結果的に大失敗になるがそれでも個人は責任を取らなくてよい。
小学校から連帯責任や集団責任で生きていた人々は自分で考えることをしない。周りの動くように動く。
第二次世界大戦でも個人責任を主張する者は追い出され、数の力で集団責任体制を作った。挙げ句に次々と現場に即していないニューギニア、ガダルカナル、果てはインパール作戦と、普通に考えれば子供でも分かることを「集団責任」ということで実行してしまい、後から聴くと「いや、あの場では言い出せなかった」と返ってくる。
つまり彼ら高級参謀がやってたのはKY競争であり現実的な戦略立案ではない。従って日本軍は負けるべくして負けた。これが集団責任の一番怖い点である。現実を見ず仲間内だけを見ていれば、ロジック武装した米国軍に勝つわけがない。
これと同じで現在のオークランドの30代日本人社会にも集団責任体制が作り上げられている感じがする。とにかく周りに聴く「これはどうなんすかね?」で次第に空気が出来上がって最後は無責任になってしまい、これでは何の為に移住してきたのか分からない人種が増えた。
移住の目的は様々だろうしオークランドに来ても飲み会などで社外の知り合いを増やすがそこにあるのが「日本と同様に仲間とつるみたい」「自分で考えたくない」であれば、それはそれで良いだろう。
しかし自己責任で生活して日本人とはつるまず自分の頭で考える人間を排除するのだけは止めてもらいたい。何故なら集団無責任体制とベタベタつるむのが嫌で日本を出てきた人々もいるのだから。