2018年09月02日
ダイアモンド
デビアス社の戦略に引っかった世界中の女性はダイアモンドが素晴らしくて価値があると思いこんで男性からの求婚を受ける際にはダイアモンドの結婚指輪に何ヶ月分の給料をつぎ込むかって基準で判断した。
これが金であれば換金性があるがダイアモンドは市場が小さく更に買った時より必ず安く売られる。
なのに何故人々はダイアモンドを信じるのか?それがデビアス社の1930年代からの広告戦略であるしあの頃は見事に当たった。
しかしもっと綺麗に光る石(屈折率)は同様の原石でたくさんあるし安く手に入る。そしてダイアモンドにはどうしても「血のダイアモンド」の印象がある。自分が買ったダイアモンドがアフリカで不法労働者を使い彼らの血を流させてしまうことに何の疑問も感じないのだろうか。
ディカプリオが主人公のアフリカが舞台の映画でもダイアモンドが主題だったが、今あなた達が身に付けているダイアモンドには血の歴史が流れていることはご存知だろうか。
つまりダイアモンドには金ほどの市場交換価値はない。更にダイアモンドよりも光る石はある。そして貴方が今身に付けているダイアモンドは、もしかしたら誰かの血を吸っているのかもしれない。
そろそろダイアモンド信仰を止めて冷静に「宝飾品とはどうあるべきか?」を考えた方が良いのではないか。
tom_eastwind at 21:09│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌