2018年09月08日
桜
オークランドに桜が咲く時期になった。少しづつ気温も上がってきて今日は15度だ。
桜には色んな名前の種類があるとの事だが僕は桜を眺める時に「君の名は?」と聴くことはないし聴いても意味はない。
何故なら名前が何であれその美しさが素晴らしいわけで名前が素晴らしいわけじゃない。それは「ロミオとジュリエット」でも語られている。
桜は美しいから美しいのだ。
1900年代初頭日本から輸出された桜はニュージーランドに広がった。その美的感覚を共有出来る人々は桜の花の下で人種に関係なく花見を楽しむ。そこに集まる人は誰もが幸せだ。
僕はずいぶん古い家族旅行の記事で日本人が東北のお城の桜を楽しみ酒と料理で花見を楽しむ姿を書いた。
うちの子供達は屋台で焼きイカやおでんを食べながら「お父さん、日本って面白い習慣があるね」それは日本人にとってはごく普通な景色でも外国人であるうちの子供から観れば新鮮な出来事だったのだろう。
オークランドも間もなくコーンウォール公園で花見が始まる。ここ数年でやっと定着した花見であるが、これは誰もが幸せになり皆が持ち寄りのパーティなので、キーウィにとってもアジア人にとっても新しい文化の一つとして根付くだろう。
桜は美しい。桜の下で酒を飲み飯を食い、仲間がその意識を高める。
桜を送った日本からすれば十分にニュージーランドに平和貢献しているだろう。
tom_eastwind at 22:01│Comments(0)│
│諸行無常のビジネス日誌